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夏休みとおじいちゃんと貯金箱

お盆が過ぎて、だんだんと秋へ季節が向かいます。

子どもの夏休みの宿題、親の立場からみたら、大きく2つに分類できると思います。

1つは、子ども自身がしないとダメなワークや漢字の書き取り等。(代わりにできないもの。)もう1つは、ポスターや工作や自由研究等、親がサポートしてあげることが可能なもの。とはいっても…どこまで、サポートするのかは悩ましいな…と思います。

私はできるだけ子ども達の自主性に任せておきたいのだけど…だんだん夏休みも後半に。

それで…まず、宿題の『アイディア貯金箱』をどうするのか?
いつ作るのか?必要な材料は?そして、ママの手伝いはいるのか?を子ども達に尋ねました。

子ども達、各々がどういう貯金箱を作りたいかイメージみたいなものがあり…ひとまず、紙に書いてもらいました。


今回は次男のことを中心にnoteを綴ります。
というのも…、小2の次男の貯金箱にすごく時間とエネルギーを取られています…

次男は、とあるゲームに出てくるパックンフラワー(食虫植物みたいなもの)の口からお金を入れる貯金箱を作りたい!材料は、紙粘土がいい!と言います。

だけど…次男の書いたイメージ図を見ると…
紙粘土だと重さからの耐久性に不安があるように思います。

ひとまず、…茎にペットボトル、花には、紙皿、せっかくだから100均で購入して、鉢とグリーンを使うのはどうかと交渉。

手軽に、よりリアルな感じに作れそうです♪

左)簡潔すぎる次男のイメージ図
右)使う材料を次男に交渉しがら私が書いた図


材料の調達を無事に済ませ、作業に。

とはいえ…
思っていたよりも…なかなか作業工程が大変で…

目には見えない部分に…鉢の上の緑の芝の部分とパックンフラワーを支えるだけの強度をもった仕組みが必要なようです…

😲!!

そうだ!おじいちゃん!!

我が家には工作が得意なおじいちゃん(私からみたら舅)がいました!!

子どもの宿題、なるべく本人がすることが大事とはいえ…できない部分は親が子どもの要望を聞きながら作業する…外部委託みたいな感じの現在、その外部委託先は…私に拘る必要はなく…、むしろ得意な舅の方が…よさそうです。

というわけで…

舅は在宅酸素療法中です。チューブで鼻から酸素を摂取しています。

舅の多大な助力により…

今日はここまで完成!!

明日する作業は…

□葉っぱやトゲを茎につける作業
□紙粘土で作った人と星を絵の具で塗って貼る作業

まだまだ、完成までは時間がかかりそうです。

そして、次男より、このアイディア貯金箱の宿題は、小学校を通してコンクールに出すものだから…SNSの公開はこれから先の完成品はNGというご指摘が…。
(我が家はSNSに発信する際は、子どもであっても確認するスタイルです。)

そうそう…
私がnoteに記したかったのは、立派なアイディア貯金箱を次男が作っているよという話ではなくて…

自分が作りたいものを、発案、打ち合わせ、材料の吟味(もちろん予算も考慮)、製作(本人だけではなく一部外部委託)という流れが、商品開発の過程みたいで…なにげない子どもの工作(宿題)だけど、その要素は、大人になっても活かせることだなぁ、面白いなぁと思ったのでした。

子どものときの体験や遊びの中に、学びって、いっぱいあって、意識しなくてもその中で、大人になって役立つ生きる力が身につくのだなと感じました。

そのことを私自身が忘れないためにもnoteにしたいなぁと。

アイディア貯金箱等の子どもの夏休みの宿題、めんどくさいとか思わずに、子どもが頑張るのを見守ったり、サポートすることは大切だなぁと。また、やってみないと、その行動の意味や良さを理解しないまま終わることもあったのかなぁと。

そういう感想を私は持ちました。


次男は、自分のイメージに近い形で…そして、家族皆が協力してくれている様子がすごく嬉しいようです。(実は…花の部分に白い丸にシールを切るのは長男が乱入手伝ってくれました。材料の買い物は夫の協力も。)


いつか

子ども達が大人になったとき、
今日のことを覚えているのかしら…

我が家では当たり前のことだけど…
肺の病気があって、在宅酸素療法をしているおじいちゃんに、敢えて、色々頼み事をすることを。

子育てと介護が重なるダブルケアをしていますと私は口にするけれど…
そのダブルケアの中で、介護が必要な舅も、子育ての心強い仲間であり…
子ども達も、介護が必要な舅にとって、生きがいである大切な存在。

私や夫が頑張るだけではなく、舅も、子ども達も、皆が1つのチームみたいに、お互いの多様な状態を認め合いながら、協力して生活している我が家。ときに、ケンカしたり、もめたりもするし、大変なときもあるけれど…ダブルケアというこの家族の在り方も、幸せかもしれない…幸せだよね。

そう思ったのでした。



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