疲れたら動く
たくさん動くとたくさんエネルギーを使い疲れます。
体が回復を欲するからです。
疲れることにより動くことをやめさせ、
体力を回復することができます。
現代人の多くは疲労を感じていますが、
これは多くの場合、たくさん動き続けたことによる疲労ではありません。
精神的な疲労でむしろ体を動かすことによって解決することが多いです。
今回は動くことによる回復について考えていきます。
私たちの疲れは精神的に負荷がかかっているため起きます。
それは自分が自分を罰する気持ちが強すぎるからです。
こうでなくてはならないという信念が強すぎるとそこからそれた時に、自分に辛く当たってしまいます。
自分に矢印を向け 人生をよりよく向上させていくために役立てることはとても有意義な行いですが、
一方で 自分に矢印を向け自分を責めてしまうことは 精神的な疲労を大きくします。
疲れるのが悪いということではありませんが 程度が大事です。
精神が疲れすぎたことによって他のことが何も手につかなくなってしまえば 幸せに過ごすことは難しくなるでしょう。
もちろん そのように自分を痛めつけてでも精神的に負荷をかける時期というのは必要なのかもしれませんが、時間を区切ってすべきです。
自分に矢印傷ついたとしても 内省することは重要ですがあくまでも人生を向上させるというところに帰結させる必要があります。
いたずらに自分を責めることは 単なる自傷行為で変わりません。
自分に矢印を向け自分を責め続けることをやめたくてもやめられない場合どうしたらいいでしょうか?
この1つの解決策として運動することです。
運動をすると、悩みや不安 恐怖 など ネガティブな感情を感じる暇もないくらいに体に意識を向け売ることができます。
裏を返すと 悩みや不安 恐怖 などを感じている時は暇なのです。
脳には注意制御機能という機能があって、
何かしらに注意を向けるようになっています。
周りの環境があまりにも安全だと、
その注意の対象は自分に向きます。
注意制御機能というのは 身の危険を感じることを探す機能ですから、ネガティブなものを探すとも 言い換えられます。
動いて体が疲れることによって怪我や疲労 など また 外で運動する場合 周囲の危険などに意識が向きますが、
あまり動かないと それらの注意制御機能は自分の内側に向くことになります。
内側にむくと、
注意制御機能は自分の中から危険なもの ネガティブなものを探そうとします。
結果自分のネガティブな感情を増大させ精神的な疲労を募らせることになるのです。
ですから 自分の注意制御機能を外側に向ける必要があります。
外側に向けるために外で体を動かせば、
注意を外に向けなければ生き残れませんから、
おのずと自分の内側に注意が向くことをやめることができます。
注意が自分の内側に向くことによる、
疲労は運動して体が疲れる 疲労 よりも大きいものになります。
運動した後の疲労はすっきりとした気持ちの良い 疲労ですが、精神的な疲労は慢性的であり 回復もしづらいです。
運動をすれば一瞬 疲れることによって その後の回復は効率が良いものになります。
疲れを感じていてもさらに一旦体を追い込むことで、その流れを断ち切ることができるのです。
仕事が忙しい時 人間関係に悩みを感じている時 時間がないと感じている時、
それらの状況にストレスを感じて 精神的に疲労を感じると思います。
そんな時はあえてない時間をさらに削り 運動をしてみることが解決策になるかもしれません。
回復の質が上がり、
スッキリと明日を始めることができるでしょう。
参考
吉濱ツトム『アセンションパラレル』