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からだとメンタルよわい族のための休職、退職時の手続きまとめ2022年

みんな~~~~
今日も生きててえらいぞ~~~~~~!!!
(開幕クソデカ大声)

なんか最近観測範囲内でも数名ほど休職したり検討したりしているので、休職→退職を2回経験を生かしてその際にやってよかった手続きをまとめました。

なお、各手続きは自治体によっては違うので、「制度の名前 住んでる市町村の名前」で事前に必要書類を調べておくとベストです。
(マジで体弱ってる時って調べものもできないけど二度手間や損をしないためにも必要書類だけでも調べておくれ……)

あと各種手続きでかかりつけ医の診断書が必要になるんだけど、平均5000円ぐらいするからお金おろしてから病院にもらいに行くんだよ。なんでこんな紙切れが……ってなるけど医者が出した診断書の法的パワーはすさまじいので辛抱してほしい。

以下に記載するのはあくまで黒井がやった手続きなので、他にもいい制度あるよ!ここ間違ってるよ!っていう場合はこっそり教えてください。

もうだめだ!休もう!休職だ!となった時の手続き


大前提:心療内科やメンクリの初診を済ませておく

ここがほんとうにハードル高いのでここだけ頑張って欲しい……!

コロちゃんのせいで心療内科やメンクリまじで患者増えてるので
動けなくなる前に初診は済ませておくんだ。

本当に無理!希死念慮に呑み込まれる!な時は
「夜間休日精神科緊急医療機関案内窓口」だぞい


休職までのフローの一例


これまでに2回休職経験したんですけど、おおまかな流れは以下が一般的なのかなと思います。

■引継ぎしない場合

有給なりで休みもらって病院行く
→診断書もらう
→即日総務などに電話で事情説明をする
→翌日から休職

上記の方法はやったことあるけど復職する気があるならおすすめしない手段です。私の場合は比較的切羽詰まった状況だったので診断が降りた翌日開始で休職期間を設定してもらい、病院の前で総務に電話しました。(この時電話に出た総務の人と仲がよかったのも運がよかったです)

■引継ぎする場合
上長と総務に相談
→引継ぎスケジュールと休職開始期間のすり合わせ
→業務の引継ぎ
→社内メンバーへの周知(任意)
→開始期間が決まったらかかりつけ医に診断書もらう
→引継ぎ終わったら診断書提出して休職へ

引継ぎしてる余裕も上司の理解もねぇ!って時以外はこちらをおすすめします。黒井は引継ぎしたのに休職中に普通に業務に関するチャット飛んできてキレそうになったので、余力あれば休職期間中に連絡しなくてもいいレベルまで引継ぎしてください。

傷病手当について

休職していると会社から給与は出ないけど、傷病で休んでから4日目以降は国から給与の6割が傷病手当として支給されます。(有給は換算されないので注意。欠勤の場合のみです)ただ休職した実績期間から計算されるので、休職開始から1か月後とかに申請することになったりする。(毎月申請か休職期間終わりにまとめて申請かは総務と相談して決めれたりする。書類はめんどうだけど毎月申請の方が定期的な収入があるのでメンタル的には楽ではある)

申請の流れとしては以下

会社からもらった申請書を記入して会社に提出
(かかりつけ医記入欄もあるので病院に行く必要がある)
→会社から各種保健会社に提出
→審査
→審査OKなら申請期間分の金額を指定の口座へ支給

会社に提出してから支給まで結構時間かかるので休職前に2か月分の蓄えがあるとベター。しかも初回審査時は結構時間かかる(黒井は休職開始から1か月のタイミングで提出してそこから更に1か月ぐらいかかった)

なお、申請書は毎月申請なら毎月同じこと書かされるので、初回申請時の書類を書き終わった段階で一式コピーして記入見本としてとっておくと後々楽。

休職中の社会保険料とかについて

実は休職中だろうと年金や市民税は待ってくれない。
会社によるけど傷病手当金から天引きしてくれるとこと、毎月会社指定の口座に振り込むパターンがあります。


休職すると今後のキャリアに影響が出るのでは?

結論から言うと今のところそう感じたことはないです。
休職期間も在籍扱いにはなるので、書類上はわからないですし、面接で休職してたと言わなければ相手には分かりません。
(調べればわかるかもですがその辺は総務の仕事領域になると思うので割愛します)
ただし、よく体調を崩すなどの配慮してほしいことがあれば伝える必要はあります。それを隠して入社して大変なのはあなたなので。


もうだめだ~~~退職してやるぞ~~~

だいたいの会社は自己都合で退職させてくるので以下の手続きをしてくださいという一例です。

大前提:事前に心療内科やメンクリで初診をしておく
→退職する
(もらえるなら退職証明書を最終出社日に発行してもらうよう事前に伝えておく)
→退職日の翌日に退職証明書、マイナンバーカードや身分証明書、保険証、年金手帳、実印などを持って役所
→年金と健康保険料と家賃の減免手続き(諸々条件あるので役所で聞こう)
→離職票が届いたらハロワへ(だいたい退職日から2週間後に届く)
→ハロワで「特定理由離職者」の書類もらう
→心療内科やメンクリなどのかかりつけ医に書類を書いてもらう
→ハロワで失業手当の手続きする
→失業手当の説明会に出る
余力があれば職業訓練校の手続きする

ちなみに市民税は減免できるか分からない……多分できるんだろうけど私は相談に行ったら2カ月分の支払いを半分にして1ヶ月ごと払うことになった。ちがうそうじゃない。

ここでの注意点

・年金、保険料、家賃減免手続きは離職票か退職証明書が必要なので
ハロワに提出する前に行く
・退職日当日はまだ社保や厚生年金の扱いなので国民年金や国民健康保険の手続きができない
(これは自治体によるかもしれない)
・年金の免減はたとえ扶養に入ってなくても配偶者がいると通らない
(うちの市だけかもなのでこれは役所で聞いておくれ)
・ハロワの「特定理由離職者」の書類は職員に言わないと出てこない

「特定理由離職者」って?

診断書と特定理由離職者の書類と離職票をハロワに出せば会社都合退職扱いになれる手続きです。
給付制限期間3ヶ月なしで失業手当もらえるようになるし、条件によっては3ヶ月しかもらえない失業手当の期間が延びる。私が前にハロワ行った時はコロナの特別措置で給付制限期間が3ヶ月から1ヶ月に短縮されてたけど、手当がもらえる期間が延びるのは大変助かる制度です。

ちなみに失業手当の期間が延びる分、再就職手当がもらえるタイミングに猶予ができるし、運が良ければ再就職手当で結構いい額が出る。でも1番の優先は自分の体調回復ですよ。

障害者手帳について

診断が降りてから半年以降も疾患が続くなら申請できる制度。早めに心療内科なりメンクリ行けって言うのはこのため。かかりつけ医に障害者手帳申請用の書類を書いてもらって役所で手続きするのが主な流れ。(病院に書類が用意されていることが多いが、かかりつけ医に聞いてみてほしい)
あと申請が通ったら役所に手帳を受け取りに行くんだけど、証明写真が必要になるので早めに撮っておくと吉。

障害者手帳持っていることは別に周りに言わなければバレないし、障害者雇用を絶対使わないといけない訳ではない(実際黒井もクローズで働いてる)

ただ年末調整の書類には手帳持ってる旨を書かなきゃ障害者控除されないので、総務には知られる可能性はあります。
流石に年末調整で知った情報を言いふらす総務がいる会社はヤバすぎるけど、年末調整せずに自分で確定申告する手もある。ただし市民税の通知で経理や総務に知られる可能性もある。これも特別徴収じゃなくて普通徴収(給料から天引きではなく自分で支払う)に切り替えることで回避可能。

障害者手帳持ってると障害者控除が使えたり、公共交通機関が無料になったり、商業施設で障害者料金で入れたりするけど、それ以外でお金がかかる&そんなに外出できないのでプラスマイナスゼロどころかマイナスなのが所感です。
あと国に基礎疾患持ちって認識されてるのでコロナワクチンとか早めにお知らせが来ました。(これは自治体によります)

デメリットとしては後々ローンが組めなくなったり、保険に入れなくなることぐらいだと感じてます。(黒井の今までの経験だけだと)

なお障害者年金は黒井は使ってないのでここでは割愛しますが障害者手帳の等級=障害者年金の等級ではないので気をつけてください。

ちなみにちゃんと年金払ってないと(減免や免除は別)場合によっては障害者年金や遺族年金もらえなくなるからちゃんと払うか払えないなら役所へGO

そのほかの制度について


自立支援医療とか医療費控除とかの話です。

何はともあれお金や税金の心配で心病むよりも、色んな制度使って心配をなくしていこうね。後ろめたい気持ちもあるかもだけどこれは権利なので。

自立支援医療制度とは

めちゃくちゃざっくり言うとかかりつけの心療内科やメンクリ、処方箋薬局の医療費が1割負担&月の上限額を超えたら免除になる制度。
かかりつけ医に「自立支援医療制度使いたいです」って相談して、診断書と保険証を持って役所に行くと申請用紙もらえるんで記入して申請という感じです。
地味に医療費かかるので知っていて無駄ではない制度です。

医療費控除

これもざっくり言うと年間の医療費が10万超えたらその分控除しますよって制度。確定申告の時に年間こんだけ医療費かかったぜ!って申請します。年間10万円超えてなくても所得に応じて計算されて控除の対象になったりするので、めっちゃ通院した年はしておくとよいです。

まとめ

ひとまず黒井の経験談を元にまとめてみました。
紹介している9割は国の制度なので、このnoteはお守り替わりにして詳しくは役所など各部署に聞くのが1番だぞ。コロちゃんのせいで色々特定措置やってるので。

特に読まなくていい独り言

在籍扱いになってて追加人員雇えないから産休とかとらないでねとかハラスメントスレスレ(もはやアウト)なこと言ってきた上司もいましたが、躁うつ病で休職入ったら即行で派遣を雇ってました。
ひどい言い方ですが会社にとって社員ってそんなものです。あなたが今後の人生に影響が出るレベルで体を壊しても、基本的には会社は責任持ってくれません。自分が休んだら仕事がまわらない……なんてことはないです。あなたの体調を優先してください。

住宅ローンの相談の時にパワハラで退職したと言ったらFPの人に裁判起こして賠償金請求してみては?とか過激なこと言われたこともありますが、まずそこまでの気力がないんですよね………

あとこれは完全に愚痴なんだけど、失業手当が収入に換算されないのは大変助かるんだけど、扶養に入れるかどうかには換算されるんだよな………ここまでは全然分かるんだけど扶養に入れないのに配偶者いると年金は減免されない……………コノヤロウ………

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黒井澪
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