日本で最初の経済対策
日本で最初の経済対策は、古事記に記載がある。
「民のかまど」の逸話である。
また同じ仁徳天皇は、日本書紀ではこのように仰せている。
なお日本書紀によると、税の取り立てを止めた3年後、無事に煙が立ち上っているのを確認した後も、さらに3年間減税を続けたという。課税が再開されたときには、すっかり豊かになった民が率先して力を合わせて新しい宮殿を建設したということだ。
仁徳天皇の治世は諸説あるが4世紀頃だから、実に1700年も前のことである。その時代に、減税という経済対策を施している。わが国には、こんな伝統があるのだ。
何とかして今の財務官僚に聞かせたい歴史である。