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あなたと一緒に歩きたい。ブレインメンタル強化大全 読書感想文?

肉体的、精神的にも調子がよく、人間関係にも満たされ社会的にも充実した状態。それは、まさに「絶好調」というのがふさわしい。
出典:ブレインメンタル強化大全(樺沢紫苑/サンクチュアリ出版)

これからお伝えする内容は、書籍「ブレインメンタル強化大全」の純粋な読書感想文ではないことを、まずご了承いただきたい。

当初は気付きや感想、少し頑張って書評を、順序立てて書く予定だったが、どうもフォーマットに当てはまらない。原因は、予想外に早く行動から習慣化まで完了してしまったこと、それもたった3週間で私は大きく変化してしまったことにある。

なので実践録に近いだろうか、本書の内容を実行し、自身にどのような効果が現れたかを紹介していく。
お急ぎの方は目次から【実践】を、赤裸々な心情を吐露されても、読了まで約2500字=6分半を要しても大丈夫な方は、順番にお読みいただきたい。

動機

2020年8月中旬、漠然とした不安の中でただただ怯えていた私は、カウンセリングルームで1時間も泣き通していた。

つらいくるしいかなしいどうしたらいいかわからない一体いつから間違えてしまったんだろうどうしてもっとシンプルに生きられないんだろう何もできないできる気がしない明日なんか来なくていい誰とも関わりたくない何も信じられない私はいなくなってしまいたい。

そんな思いから逃れるように、毎日毎日延々と無料漫画やゲームにせっせと時間を費やしていた。空虚な娯楽で心を満たせるはずもなく、常に焦りや自己否定ばかりが募っていた。

日々は怠惰に流れる。ゲームのレベルが8000を超えた頃、私は薬物療法に戻るかどうか本気で悩んでいた。しかし持ち直したとして投薬が終了すれば再び苦しくなるだけなので、ためらう気持ちも多かった。

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もっと抜本的に変わりたい、今までと違う方法を試したい、何より苦しみから解放されたい。

8月末、著者である樺沢紫苑先生のYoutubeチャンネルを恩師から推薦された。詳しく検索すると9月に新刊発行とのことだった。
ダメでもともと...こうして私は「ブレインメンタル強化大全」を手に取った。

決意

新刊では「何をすべきか(TO DO)」が明確に、しかも圧倒的な質量で説明されていた。
また、読者への願い=樺沢先生が本書のゴールをどう定義しているかも明記されていた。

肉体的、精神的にも調子がよく、人間関係にも満たされ社会的にも充実した状態。それは、まさに「絶好調」というのがふさわしい。
「病気にならない」という消極的な健康を目指すのではなく、さらにその上の、気力、体力、人間関係など全て充実した「絶好調」「ウェルビーイング」を目指していただきたいのです。

絶好調、ウェルビーイング...新しい言葉と概念を知り、私の理想は書き換えられた。
全267ページの中で、自力で脳内のセロトニンを活性化する、朝散歩の章が特に気に入った。これで薬物療法に戻らなくてもいいかもしれないと、少し希望が持てた。

全部やってやろう、過去の自分や負の感情はそこそこに、ゲームだと思って全部クリアしてやろう。いっそ思い切って、今まで怖くて怖くて全然したことのない、自分の意見を公にするところまで、とことんやってやろうじゃないか。

この決意は、私の特性である完璧主義と自傷傾向も孕んでいたように思う。
そして私はTwitterのアカウントを開設し、実践記録を公開することにした。失敗しても何かの役に立つだろうと。

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※開設時の名前は「アウトプット練習帳」だったが、継続1週間を機に「倉敷怜」に改めた。なお自己紹介文は開設時より変更していない。

実践

効果は予想外に早く、しかも絶大な効力をもって現れ始めた。
9/10に開始、9/14に1日だけ絶好調を体感、9/17頃からメンタルが変化。
強調したいのは、わずか1週間でメンタルが変化しはじめたことである。

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まず、起点となる苦しいことがあったとして、
【従来なら】行為ではなく自分自身をずっと否定し続ける。
【最近では】そのまま受け取る、言葉通りに肯定する。

私にとっての最難関が、拍子抜けするくらい簡単にできるようになった。今までガチガチに握りしめて手放せなかった、自己否定や自罰傾向がたったの1週間でここまで軽減するとは、本気で驚いた。

なお具体的には、下記のような行動を実践している。

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(1)平均睡眠時間6時間1分33秒
(2)1日20分の早歩き(日中の移動でクリア)
(3)毎朝15分以上の散歩(出社時でクリア)
(4)3行ポジティブ日記
(5)Twitter上でのアウトプット

項目の少なさに驚く。健康意識のある方なら当然の規則正しい生活であり、そんなに難しいことはしてないじゃないかと。

しかしながら、組み合わせることで絶大な効果を生む。
大きい数をいきなり加算せずに、小さい数を乗算する。肩肘張らずに「できる範囲でやっていこう」など口ずさみながら、なだらかな坂の上を進み、気がついたら登頂してしまっていた。

結局、私が私を苛酷にしていただけだった。後は、やれば、できてしまったのだとしか言いようがない程に、私は新しい思考と習慣を身に付けた。

ついでに始めたTwitterも思いの外よかった。
苦しい中でも自己開示されている方々との出会いは、私を大いに励ました。
いつも「すごい!」「わかる」「大変だね...」と思いながら、いいねボタンを押している。

明朝

9月末、私はカウンセリングルームを訪れた。
ひとしきり報告すると、カウンセラーも内面の変化に驚愕していた。

彼女は、あなたが抱える複雑さとは豊かであることだ、と言った。
そこから発展して、なるほどシンプルな美しさと複雑な美しさは異なるものだ、と私は考えを巡らせた。

今時期だと秋の山のようなイメージだろうか。
遠目には立ち枯れていくように見えつつも、葉は色づき、草は萌え、まもなく訪れる冬を越すべく力を蓄えている。
老いも若きも平等に美しく、持ちつ持たれつの関係は複雑に繋がり、山全体を豊かに彩っている。

もし可能ならば目を閉じて、深呼吸しながら情景を想像してみてほしい。

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10月からカウンセリングの回数を減らす。
きっとこれからも厳しい冬は来るだろう。

しかし「ブレインメンタル強化大全」を読んで実際に行動し、「できる範囲でやっていこう」と唱えれば、今までとは違う形で共生ができると、私は私を信じたい。

ちなみに、Twitterで投稿している生活改善チャレンジは継続する。
今日まで実践したことは本書全体の3割にも満たないし、これからやってみようと思っている方や既に実践している方と、一緒に朝を歩きたい。

結論

私は今、自身やあなたがどうやって人生を絶好調にしていくのか、とても楽しみにしている。もう筆を置くが万感の思いを込めて一言だけ。

ここから先は君の目で確かめてほしい…!






謝辞:樺沢紫苑先生とサンクチュアリ出版様、Twitterでいいねをくださった方々、私を支え続けてくださった方々、ここまでお読みいただいた方に、心よりの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました!


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