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原因を排除すればいいとかじゃない

相変わらず今日もうまく眠れなくて、暗闇で目を瞑ったまま考え事をしていた。

一つ腑に落ちないことがあり、目を開け記事を書く。










私はセクハラ上司のおかげで適応障害となり、休職中である。
休職したての頃は、原因を深く事情聴取されたり、上司からこまめに連絡が来たり、必要以上に干渉されたり、心配されたり、それはそれは、それはそれはストレスだった。

その頃に言われた一言がある。

「病んでしまった原因がなくなると不思議なくらいに一気に元気になるよ」

これ。










それを言ってきた上司も、数年前、うつ病の噂が出ていて勤務中も寝てしまっている姿を何度か見たことがある。元々精神疾患を持っていた私からすると実はかなり心配はしていた。

だけどその上司には、俺もあなたと同じような経験があるけど、病んだ対象のものが物理的に消えると元気になったから大丈夫という言葉たちが、やけにストレスだった。

私を心配しての一言が、頭がおかしくなっている時にそれを言われても、復帰を焦らされているだけの気持ちになったからだ。

そして休職してもうすぐ半年が経つ今、セクハラ上司は別店舗に異動になってくれたものの個人的な症状はいまいち回復しない。いまだに苦しい。











何が言いたいかというと、傷は一生もんだということ。

原因を排除すれば元気になったとしても、あの時の積み重なった言葉にすらできない嫌な出来事、記憶として残っていなくても体験してきたからこそ深層心理に住み着くあの出来事。それら全てが今後の私を形成していく、囚われていく、苦しませていく。

なんて理不尽なんだ。

人の優しさでさえ、マイナスに受け取ってさらに自分を苦しめる。周りに不快感を与えて独りになる。あまりにも負の連鎖が過ぎる。













うまく、この出来事を心の底からポジティブに変換して、過去の自分も未来の自分も信用して生きていけるようになりたい。ただそれだけ。

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