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前回のお話し 「落ち着かなければ。」思いっきり深呼吸をする。 12月の冷たい空気が鼻の奥…
ハナは堀君が自分の誘いに同意してくれた事に感激する一方で なぜ堀君を呼び止めたのか後悔…
「佐倉に渡したい物があって来たんだ。」 ハナの心臓はなかなか静かになってくれない。 堀君…
帰宅すると、ハナはぼんやりとしたまま ソファに寝転がった。 おばあちゃんは一息つく間もなく…
粉雪がちらつく中、ハナとおばあちゃんは来た道を引き返す。買い物袋は重たいけれど、予定して…
ハナは階段を駆け上がり、2階の自室へ飛び込んだ。 クローゼットにしまわれたワードローブを一…
おばあちゃんに頼まれた寝室の窓拭きを終え、 窓以外にも脚立を使い、ハナの背丈よりも頭二つ分ほど高い棚を拭いたり小物を整理し、床掃除もした。ハナは綺麗好きなところがある。ただ掃除をやる気になるエンジンがなかなかかからない。 おばあちゃんが進捗状況のチェックにやってきた。 おばあちゃんは少し驚いた顔をしながらも口には出さず、「すっかり綺麗になったわね。ハナありがとう。ハナはテキパキしているね。掃除がとっても上手だわ。」と褒めてくれた。 ハナはおばあちゃんの役に立てた事が嬉しくて
「今年のクリスマスも雑巾がけか。。」 小声でぼやきながら、ハナは力を込めて雑巾を絞る。 ポ…