![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64024511/rectangle_large_type_2_3f9ac4284e4135617fd015628fc6e78b.png?width=1200)
まずは金魚の3倍集中する
スマホが世の中に浸透してから、人の集中力低下は甚だしい。
最近読んだ本によると、金魚の集中力持続時間9秒に対して、人は平均8秒なのだとか。(むしろ金魚の集中力測定方法に興味がある)
スマホのネット接続状況が遅いことに我慢できず、画面タップ後は3秒以内にリンク先のページが表示されないとそのページを離れる人が大半ともあったし、たしかに自分自身も身に覚えがある。
「蒸らしが待てません。」
コーヒー教室でときどきもらうお悩み相談。
結論からいうと、金魚を超えるしかない。
コーヒーを淹れる最初の手順として、粉全体にお湯をかけて30秒待つ「蒸らし」。
20秒でもいいし、40秒でもいい。
とにかく最初に約30秒待った後、お湯を注いで出来上がるのがドリップコーヒーだ。
蒸らしを行わずに淹れる方法もあるけれど、それには専用の器具だったり、知識だったり、技術だったりが必要なのでやはりまず、30秒の蒸らしから始めてほしい。
ドリップコーヒーの最初に蒸らしをしないと味が出ない。
30秒待てないために、淹れたコーヒーを全然楽しめないのは非常にもったいない。
極端なことをいえば、どうか最初の30秒だけ集中してほしい。
「おいしくなってください、おいしくなってください、…」と10回ぐらい唱えてもいい。
そのあとは適当でいい。
よくないけどそれぐらい最初が肝心。
他者と自分を比べることはネガティブしか生み出さないし、本来比べるべきなのは過去の自分自身であるべきだ。
けれど、ドリップコーヒーにおいては、金魚の3倍はがんばってほしい。
ようやく秋のような冬のような、ホットコーヒーシーズンの始まり。
おいしいコーヒーを淹れるための第一歩がきちんとできているか、ときどき振り返ってみては?
cafe旅人の木での日々のことを書いています。
フォロー、いいね、頂けるとうれしいです。
______________________________
【お店の案内】
オンラインショップにて自家焙煎コーヒーを販売しています。