見出し画像

頸椎ヘルニアで歯医者に通えなくなった経験談

頸椎ヘルニアとは首の部分の椎間板から飛び出したヘルニアが神経を圧迫することで、首、肩、腕などの痛みやしびれを訴える疾患です。
レントゲン等々を見つつ医師から説明された内容から、私の場合はおそらくストレートネック(スマホ首)が起因する悪化ではなかろうかと。

とは言っても、パソコンユーザーなんでスマホはたまにしか使ってません。

元々腰痛もちだったんで、腰がつらくて悪い姿勢でパソコンを使っていたりしたのですが、それが原因で肩だったり首だったりも悪くなりました。因果ですね。


で、数年前にさかのぼるのですが。

歯の治療中に突然、左ヒジの上あたりに激痛が走りました

意味が分かりませんでした。
理由がわからないので歯科医に説明もできず、歯を削られてる最中も左ヒジらへんの激痛に耐えながらの治療となりました。
今思い出しても地獄でしたね。あれは。

そんなことが2度3度あった後にようやく気づくわけです。
「もしかして、首を後ろに反った時に痛くなるのではないか?」と。
そこそこの痛みなら即座に把握できたんでしょうが、激痛だったがゆえにそこに気づくのさえ時間がかかりました。
ちなみに歯科医には言ったんですよ。「治療がはじまると左ヒジの上あたりに激痛が走るんですけど。なんでなんですかね?」と。
その医師には「訳の分からんことを言うな」って顔をされました。


被せものが着けられた後に「この際ですから他も治療しませんか?」と言われましたが、無視してそれ以降は通院しませんでした

この後すぐに整形外科に行っていればよかったんですが。
歯の治療に行かなくなったことで首を反る機会がなくなり、痛くなることを忘れてしまったわけです。

そして夏が過ぎ、徐々に肌寒くなってきた頃、再びヒジの上らへんに激痛が訪れました。

痛くて「寝られん、寝られん」と思いつつ、ヒジの上らへんにテープ剤を貼り、なんとか一晩が過ぎ翌朝ようやく気づくわけです。「ああ、首が原因のやつだ」と。

こうなるともはや起きてるときは1日中痛いので、整形外科に直行。

「ヒジの上らへんに激痛? 原因はいくつか考えられるが・・・」などと悠長に話す医師に対し、「たぶん首と思います。首のレントゲンを撮ってください」と説得して・・・結果、頸椎ヘルニアと診断されました。

そして、「数年前に良い薬が出たんですよ」と自慢げな医師から、タリージェ錠5mgと消炎・鎮痛剤が処方されたんですが痛みは全然取れず。
「この薬、私には合ってないのかも」と話したら、その医師は顔を真っ赤にして、「タリージェはそういった類の薬じゃありません! 量を増やしていけばどこかのタイミングで必ず痛みが取れるものなんです!」と詰められ、タリージェ錠5mgを1日1回から1日2回に増やされたんですがまだ痛みは取れず。
結局、タリージェ錠10mgを1日2回に増量したところで、ようやく前より痛みが弱くなってきたので、その量を1か月半キープして全く痛みを感じなくなったところから、タリージェ錠5mgを朝に1錠&タリージェ錠10mgを夕に1錠に減量した処方を受け、「全然痛くないんで通院はもういいのでは?」と言ってみたものの、次回予約を入れさせられた上でタリージェ錠5mgを1日2回の処方を受け、その次にタリージェ錠5mgを1日1回の処方を受け、ようやく通院終了となったわけです。


整形外科に通っている間に、実は歯の調子も悪くなってました。
しかし前回のことがあったので、激痛への恐怖があり行けませんでした。


タリージェ錠を服用し始めてから、痛みが弱まりだすまでに約1か月半、痛みがほぼ無くなるまでに2か月半以上が経過。さらに通院終了まで4か月もかかってしまったこの時の状況は、今思うと失敗談と言えます。

重い腰痛で整骨院に通った経験もありますが、痛みが無くなるまでの期間は大体同じくらいでした。
ヘルニアなりが近くを通る神経に当たり、神経を繰り返し刺激して炎症を起こし、神経が「痛いぞ!」と暴れる状況(=比喩表現)になるまで放置することがいけないんだろうなというのが、今現在の私の所感です。


今回このことを記事にしようと思った理由は、今年の5~6月にも右ヒジの上あたりが痛い時期があったからです。
今年は雨の日が多いこともあって、寒暖差が大きく前日比で大きく寒くなった日の夜中に「痛っ」ってなりました。寝ぼけていたんでヒジの上あたりにテープ剤を貼って寝るという相変わらずのミスはしてしまいましたが。
翌朝からは短めのストールのようなものに使い捨てカイロを包んで首の後ろを温める生活をスタートさせました。
たまにジワ~っと痛くなる状況で整形外科(前回とは別のとこ)に通院し、「頸椎ヘルニアと診断されたものの、投薬ナシ」で経過観察となりました。


現在は1日に1回あるかないか、忘れたころに薄っすらと鈍い痛みが訪れることはあるものの日常生活に問題なしです。頸椎ヘルニアを軽い症状だけでくぐり抜けられた今回の経験は、自分にとってはデカイです。


参考:
パソコンやスマホの長時間使用などで起こるとされるストレートネック(スマホ首)の人は巻き肩を併発している人が多く、巻き肩が肩や首の痛みにもつながるようです。

「巻き肩」でネット検索すると、自分でできるストレッチなどを紹介している方もいらっしゃるので参考にされることをオススメします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?