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人目を気にしない訓練をするために、ブックカバーをかけないでいる

頭痛が続いたのでMRIの予約を入れた。

当日受付を済ませ、読みかけの本をカバンから取り出した時のこと。

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※写真はMRI後に撮ったもの

“DIE WITH ZERO”

鮮やかな青に、貼りついた黄色。警告を与えるかのような原色on原色。

帯には直訳の “ゼロで死ね”

大きい病院のロビーで読むにはふさわしくない。気がする。読みかけのタイミングが悪い。


内容は、老後のためにひたすら貯め続けるのではなく、今だからこそ出来る経験のためにお金を使おうというもの。


よりよく生きるためのヒントをくれるという意味では、ここで読むのにふさわしくもある。気がする。


それでも、タイトルだけを見ると病院で読むにはインパクトがありすぎた。

本はタイトルで判断されがちだ。

そっとカバンの中に戻した。




ここで本題。

ブックカバーをかける派だったら、こんなことは考えもしなかったと思う

昔は必ずしていたけれど、今は何冊か同時進行で読むことがあり、基本的にカバーはしない。それぞれの本にカバーがされてると、どれがどの本なのか瞬時に判断できないから。


以前、外国人の友達に、なんで日本人はみんなカバーをつけてるの?
エッチな本でも読んでるの?

と聞かれたことがあった。


全員が官能小説を読んでるわけではないだろうけれど、エッチな描写がある本を読んでいる可能性はあるから、内容を知っている人にそれを読んでる自分の頭の中を想像されるのが恥ずかしくてカバーをするのかもしれない。

とは答えなかったけれど、そういうこともある。と思う。小説なんかは。


また、個人的な悩みを解決する目的で本を読んでいる場合、その悩みを知られたくないというのもある。

自己啓発だったり、対人関係の本だったり、こんな仕事辞めてやる!みたいなタイトルの本だったり。


つまり、読んでいる本に、自分の姿が投影されているような気がしてしまうのではないか。


そして、周りの目を気にしやすい私は、外で読む時もあえてカバーをしないようにしている。
それは、人にどう思われても気にしない訓練をするためだったりする。

みんな、どんな気持ちでカバーをしてたりしてなかったりするんだろう。



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