未経験の部活の顧問を、試行錯誤でやってみた結果。【後編】
前回の記事はこちらです↓↓
今回は、実践しながら見つけたことを中心に書いていきます(^^)
■見つけた、面白くなるコツ
指導しながら、生徒の反応が良かった声かけや練習形式を紹介します。
・いいショットは褒める。
「ナイスショット!」はもちろんのこと、
「今のめっちゃええやん。年に3回しか打てんやつや!」
「惜しい!ボール1個!いい感じやな~!」
「どうした、今日。えらい調子いいな。」
など、面白い(?)声かけをしています(笑)。
賑やかにテニスをしたいのもあるんですよね(笑)。
褒められると嬉しいようで、笑顔になってくれます。
さらに具体的に褒めると、もっと良くて、
「今のはコースが良かった!。あそこは取るのが精一杯なとこだよね。」
「フォームがいいね。上半身のひねりをうまく使えているよ。」
「準備が早く!その調子!」
等々、行っています。これはある程度、その競技の見方が分かっていないと出来ないかなとは思います。
私もまだまだ硬式に関しては知識が浅いので、継続して勉強していきたいと思っています。
・悪いショットは少し煽る(笑)。
これはサッカー部の顧問の先生から技を盗みました。
「そんなもんか~!?やれるだろ~!」
「昨日の勢いはどこいった~?」
「あっれ、そんなもん??!」
などの声かけを、やや微笑みながらやっています(笑)。
生徒の心に悔しさが残り、やる気があがっているのを感じます。
具体的なアドバイスも練習が一通りおわったあと、悩んでいそうなタイミングで行います。
ラケット面の動かし方やフォームの修正などが、主な助言です。
素人なので、もろにソフトテニスの教え方ではありますが(笑)。
・ラスト1周はミスなしで打てるまで、練習が終わらない。
これも非常に盛り上がります。
ミスできないと、たった1人で練習することになってしまうので、緊張感があります。
もちろん最後の1人はみんなで応援します。
ミスなく終わることで気持ちよく、次の練習につなげていきたいところです。
・ラリー形式の練習は、勝ち残り戦にする。
基礎練習ばかりだと飽きます。
授業でいう、楽しい活動に当てはまる部分が、テニスでいうと「ラリー練習」です。
やはりボールの打ち合いが楽しいからです。
勝ち残り戦にして、負けた方が腹筋10回などのペナルティを課すと、面白くなります。
■バックハンドの習得の難しさ…。
ソフトテニスのバックハンドと、硬式テニスのバックハンドはかなり違います。
ソフトテニスあがりの生徒に、どう教えるか、とても苦労してるところです。
でた結論が、少しグリップをイースタン気味(セミウエスタン)に持って、打ち方を変えない、でした。
両手バックハンドが理想ではありますが、習得までに時間がかかりすぎます。
1年経ってもうまく打ててないです。
たった2年2か月しか部活が出来ない中で、それは非常にもったいない。
悩んだ挙句、出会ったのがガスケ選手でした。
彼のバックハンドの打ち方は、一番ソフトテニスに近いです。
これなら行けるかもしれないと想い、
いっそのこと、ソフトテニスの打ち方をベースに、セミウエスタンくらいのグリップで打った方が良いのではないかと考えました。
こちらの方がごちゃごちゃ考えず、すっきり打てる生徒が多かったので、その指導でいこうと思っています。
ただ、手打ちだと片手な分、肘に負担がかかります。
上半身のひねりと、腰の回転を使って打つよう声かけをしているところです。
でも、バックハンドの高い打点が非常に難しいですね…やはり。
ここは今でも悩んでいます。
車いすテニスの国枝選手は、高い打点のバックハンドが非常に上手なので、そこを参考にしたいとは思っています。
硬式経験の方でアドバイスがあれば、教えてください💦。
■まとめ
以上、これまでいろいろ試した成果を書いてみました。
部活動が楽しくなるような声かけなどは、どの競技でも一緒なのかなとやっていて思います。
専門競技を担当するに越したことはないのですが、それ以外の可能性も充分にあり得ます。
ここの仕組みは変えた方が良いとは思っているのですが(^_^;)
ただ、任された仕事は全うしなくてはなりません。
いろんな競技の練習メニューがYouTubeなどで見れるようになったらいいなと感じているところです。
見て頂き、ありがとうございました(^^)
教育のこと、授業をしている倫理や政治経済のこと、熊本の良いところ…。 記事の幅が多岐に渡りますが、それはシンプルに「多くの人の人生を豊かにしたい!」という想いから!。参考となる記事になるようコツコツ書いていきます(^^)/