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おぢB


ここ最近寝つきが悪い。
2万近くした枕も合わないし、マットレスも合わず最悪のコンディションの中睡眠を続けていたら肩が死んだため、半年ぶりのマッサージに行こうと思い立った。

深夜3時に思い立ったため、最寄りの整体の中で一番値段が安いところを予約してまた気絶した。

翌日6日連続の勤務最終日を迎えほぼ死にかけてる状態でマップを見ながら予約した店へ向かった。

見慣れた31の向かいにあるとマップは行っていたが到着の文字を見た時戦慄した。


これって、、、、、、、、よくあるいわゆる大人系のやばい店じゃないか??????

2階という表示があったのでやたら傾斜のある階段を登った。肩が痛いはずなのに、足があんなに重かったのは久しぶりであった。


扉を開けると、あきらかにやばそうな激スモールボイスおじさんAと、なぜインナー着ないのってくらい乳首が立っているおじさんBがいた。

2人の衝撃で気づかなかったが靴を脱いで顔を上げた時目の前に猫とウサギがいた。

猫………??
私の声が店内で一番デカかった。

激スモールボイスおぢAが
「猫いるけど□△…✖︎…??」

なんて??と言おうとしたがこの世にいる猫は全て正義なので、大丈夫ですとだけ伝えた。
何が大丈夫だったのだろう。

店内は謎の青ライトと懐メロ(女性歌手のみ)が流れていた。

受付のところに謎のソファがありそこへ座るよう言われた。

何か飲むかと聞かれたが、こう言う時は大体睡眠薬か媚薬が入っていることを私は知っている。

私の思春期知識を舐めるなよ。

「大丈夫です!」と伝えたが実際喉はカラカラであった。ここから1時間私に待つ施術ってどんなものなんだろう。


謎のソファで20分も待たされ私ができることは猫を触ることしかなかった。


大人しく待っているとおぢBが現れカウンセリングが始まった。
私が勤めたことは、明るいバカでいることだった。目線がどうしても胸に集中してしまうアホな思考を正しながら話した。
やたらハキハキボイスで喋ることくらいしかその場の雰囲気に呑まれない方法はなかった。

ついに施術室へ案内された。ジーパンを履いて行ったので着替えられますか?と聞かれたが指さされたのが謎にくすんだ気味の悪い短パンだったので断った。

施術が始まったがなぜか部屋の中が異様な匂いに包まれて私の平凡ライフもここで終わりかと悲しくなったりもした。

うつ伏せの状態で何も見えないが何かをカチカチ教えてるおぢBによるマッサージが始まった。


結果としては60分コースなのに70分もガチの整体が行われた。

なんやねん。

疑って悪かったおぢBとただただ自分の浅はかな思考を悔いるしか私にはできなかった。

施術を無事終え、猫にさよならの一撫でを行い店を後にした。

施術の結果はどうだったかと言うと押す力が強すぎたのか次の日私はもみ返しとやらで逆に肩が痛くなったと言う残念な結果に終わった。

ありがとうおぢA、おぢB、そして猫。あとうさぎ。
次はないと思うけどあの異様な雰囲気の店でこれからも頑張ってくれ。


ひさしぶりにくだらないことが書けて満足である。


ではまた。

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