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「御馳走」といって何を思い浮かべるか、というところにその人の人となりとか生き方のようなも…
2021年も残すところ僅かとなった。余命幾許もないかもしれないというのに、しょうもない賃労働…
鉄道に纏わる随筆を集めたもの。腹を立てたことばかりを書いたものではない。個々の作品の元に…
本書は内田百閒の随筆集として最初のものだそうだ。初版は昭和8年10月に三笠書房より刊行され…
生き物を飼ったことがない。子供の頃は生き物が嫌いだった。怖かった。犬猫も虫も爬虫類も魚も…
どうでもいいことなのだが、『第一』と『第二』に収載されているものの初出はいずれも「小説新潮」だ。『第一』は昭和27年6月に、『第二』は昭和28年12月に三笠書房から刊行されたものが文庫化されている。『第三』に収載されている六篇の初出は二篇が「文藝春秋」、二篇が「週刊読売」、一篇が「国鉄」で一篇が書き下ろしだ。言われてみれば、書き下ろしの「隧道の白百合」だけが話の展開の時系列が前後している。 『第一』から『第三』までを通じ、ほぼ全編がほぼ健康な状態での話なのだが、「白百合」だ
本でも映画でも続き物というのは難しいと思う。受け手の側はどうしても既読・既視聴の印象の残…