見出し画像

我が子に障がいがあるのか事前に知りたいですか?

こんばんは(^^)クマです!


今日は出生前診断についてのお話です。

誰でも、我が子は健康で障がいがなく生まれてきてほしいと願っていると思います。しかし、中には生まれ持って障がいがある赤ちゃんもいます。

事前に障がいがあるか調べられるならあなたは知りたいですか?

出生前診断は障がいの有無を生まれる前に調べる検査です。


先日、ニュースで、出生前診断を認可の受けていない病院で実施していたと言っていました。しかもそんな施設が135施設もあったようです、、、

出生前診断は、危険を伴うものだったり、精神的にも負担のかかる検査なので、認可を受けた病院できちんと受けた方がいいのですが…


まずは出生前診断について知っていくことから始めましょう!


◎出生前診断とは

全ての赤ちゃんのうち3〜5%はなんらかの異常を持っていると言われています。

出生前診断は、お腹の中の赤ちゃんに異常がないかを判断するために、妊娠中に行う検査です。

妊娠9〜18週くらいの間に行い、染色体異常がないか、先天性の病気がないか調べます。

出生前診断にもいくつか種類があります。今日はその中でも一般的な4つの検査について紹介していきます。



◎主な4つの出生前診断

*超音波検査

これが最も一般的な検査で痛みなどは伴わない簡単な検査です。

エコーにより、赤ちゃんの首の後ろのむくみを測定していきます。首の後ろのむくみは、赤ちゃんの染色体異常の確率が上昇する所見とされています。

超音波検査では他にも、赤ちゃんの全体的な発達各臓器の大きさが正常に発育しているか、各臓器の働きが正常か調べることができます。

しかし、赤ちゃんの向きや位置によっても見え方が変わったりして、異常があってもわからないこともあります。

よって、超音波による診断には限界があり、絶対確実とは言えません。

費用は2〜3万円です。


*母体血清マーカー

ママの血液検査を行い、血中のホルモンやタンパク質などの濃度を調べる方法です。ママ自身の採血で検査できるため、危険を伴いにくい検査です。

具体的には、トリプルマーカーテストとクアトロテストの2種類があります。クアトロテストはよく実施される検査なので、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

クアトロ検査によって、ダウン症、18トリソミー、開放性神経管奇形がわかります

この検査は妊娠15〜17週頃に行える検査です。15週未満では行えません

この検査結果は確率でしか出ないため、正確な診断を望む場合には羊水検査が必要になります。

費用は2〜3万円です。


*羊水検査

羊水に含まれる赤ちゃんの皮膚の細胞をとって、染色体異常や先天性の病気などを調べる検査です。

この検査によって、ダウン症、13トリソミー、18トリソミー、ターナー症候群、クラインフェルター症候群、染色体の転座や欠損、開放性神経管奇形などを調べることができます。

赤ちゃんに染色体異常があるかどうかを調べるための確定診断として実施さレます。

この検査は16〜17週で行われる検査です。

ママのお腹に針をさして羊水を採取するので、リスクの大きい検査です。羊水検査により赤ちゃんが流産してしまう可能性もあり、1000人に1〜3人は流産してしまうとのデータもあります。

費用は約10万円です。


*絨毛検査

胎盤のもととなる絨毛組織を採取し、細胞を調べる検査です。

この検査も染色体異常を調べる検査です。

10〜13週で実施する検査です。

この検査も確定診断として実施され、採血による検査とは違い、結果は確実なものとされています。羊水検査よりも早い時期に結果が出る遺伝子検査に向いているのがメリットです。

しかし、この検査もお腹に針をさしますので、危険を伴います。羊水検査と比べると流産の原因が10倍も高くなると言われています。

費用は約10〜20万円です。



◎検査のメリットとデメリット

出生前診断を行うことで、お腹の中の赤ちゃんの状態を事前に知ることができるので、前もって心の準備ができたり、治療可能な異常を早期に発見できたりとメリットもたくさんあります。

しかし、デメリットも出てきます。

上記でも書いていますが、羊水検査や絨毛検査では流産の可能性がある危険を伴う検査です。検査結果の精度も割と低めで、100%正確な検査ではありません。障がいがあるかもしれないと言われていたが生んだら全く何もなかったというケースもあります。

また、精神的、金銭的負担もかなり大きいです。検査を受けてから結果が出るまで2週間近くかかるものもあります。その間の不安は計り知れません。

また、もし検査によって障がいがあるとわかった場合、生むのか、諦めるのかという命の選別にもなってしまうような選択をしなくてはいけなくなります。


出生前診断はリスクもありますし、精神的負担はかなり大きなものになります。受けるのか受けないのかはご夫婦、ご家族でよく検討することが重要です。

また、実施する場合には必ず、認可の受けている病院で検査を行いましょう!熟練の医師や専門のカウンセラーがいる病院の方が何かと安心です!


検査を受けようかなと悩まれている方は是非、一度専門のカウンセラーに話を聞いてみるといいでしょう。



本日もご閲覧いただきありがとうございました(^ ^)

スキやフォロー励みになります!

これからも役立つ情報を発信できるように頑張ります∩^ω^∩














いいなと思ったら応援しよう!

クマ@助産師*不妊治療専門
サポートして頂けるとすごく嬉しいです(^ ^) レベルアップできるよう、参考書等にあてさせていただきます!

この記事が参加している募集