クロミッドの副作用はどのように影響する?
こんばんは(^^)クマです!
不妊治療では最も多く使用されているであろうクロミッドですが、すごくいい薬ではある反面、副作用も存在します。
クロミッドの副作用としてよく言われているのが
・頚管粘液の減少
・子宮内膜の菲薄化
です。
クロミッドによる排卵率は80%とかなり高いのですが妊娠率は30〜40%ほどとあまり高くはありません。
この原因が、上記で挙げたような副作用ではないかと言われています。
ある研究では妊娠成立に必要な子宮内膜の厚みは6mm以上と報告しています。
また、別の研究では移植周期において、子宮内膜が8mm未満の場合、有意に妊娠率が低く、9〜13mmの時に妊娠率が高かったと報告しています。
頚管粘液の減少は膣から子宮内への精子の侵入を障害し、妊娠率の低下を招きます。
しかし、これに関しては人工授精を行うことで克服できる副作用であるともいえます。
よって、タイミング法の場合は気にした方がいい副作用ですが、それ以外の治療法の場合は頚管粘液減少は特に気にしなくていいものと言えます。
では、子宮内膜の菲薄化はどのように防いでいけばいいかです。
体外受精の場合、凍結胚移植だと採卵から移植までの時間を空けることができるので、クロミッドの効果が減ってきたところで移植すれば問題ありません。
ホルモン補充をしながら移植する場合も、ホルモン剤の効果で内膜は厚くなるはずなのでそれもクリアできるところでしょう。
問題は一般不妊治療で使用する時です。
一般不妊治療においては内膜を厚くさせるホルモン剤の使用は行いませんので自力で厚くなってくれるのを待ちます。
もし、中々厚くならない場合、クロミッドの使用について考えていかなければなりません。
別の薬剤に変えてみるのか、排卵させることに重きを置くのか、、、そこは主治医と相談しながら決めましょう。
一般的に、副作用のことなどを考えるとクロミッドを6ヶ月以上使用することは勧められていません。
子宮内膜の状態を確認してつつ、必要であれば薬の変更や休薬を視野に入れる必要性が出てくるでしょう。
以上で今日の内容は終わりです。
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