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卵管に異常があまた時は②

こんばんは(^ ^)クマです!

昨日は卵管に異常があった時の治療法についてお話しました。

今日はその治療法の選択の仕方についてお伝えしていきます。


◎卵管通過障害の治療

卵管造影検査や通水検査により卵管の通過性が障害されている場合の治療法は、カテーテル治療が第一選択となります。

かつては開腹手術による治療法が第一選択となっていましたが、医療技術の進歩からカテーテル治療が主流になりました。

開腹手術だと手術の傷口の癒着などの問題や、回復に時間がかかる、治療の成績に関しても著名な向上が得られないことなどがネックになっていました。

しかしカテーテル治療の場合、傷口が小さいため癒着や回復の遅れの心配はありませんし、治療効果も有効なものとなっています!



◎卵管周囲の病変に対する治療

卵管の検査によって卵管周囲の病変があった場合、治療法の第一選択は腹腔鏡手術です。

卵管周囲の病変としては卵管采癒着(卵子が取り込まれるような部分の癒着)や卵巣の腫瘤、子宮筋腫による卵管の延長などがあります。ここに挙げたものは腹腔鏡手術の適応になります。

簡単に言うと、癒着を剥がしたり、腫瘤を取り除いたりするのに腹腔鏡手術が適応になります。



◎卵管留水症の治療

卵管につまりが生じた場合、卵管液が貯留してしまい卵管が拡張してしまいます。これを卵管留水症と言います。

この卵管留水症に対しては腹腔鏡手術や卵管開口術が第一選択となります。

炎症が広がり癒着が卵管周囲にも起こる可能性が高いので、その場合は剥離術も同時に行っていきます。

ただ、卵管留水症は手術をしても卵管が薄くなったりしてしまっている場合、それは回復することがないので妊娠率が良くなる確率は高くありません。

なので、1番有効な方法としては卵管を手術で取り除き、体外受精を行なっていくことです。



少し難しい話も出てきましたが今日の内容は以上になります。

明日は卵管留水症についてお話できればと思っています。

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