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子宮筋腫合併の妊娠にはどんなリスクがあるの?
こんばんは(^ ^)クマです!
今日は婦人科系疾患を持っている方が妊娠した時のリスクについてお伝えしていきます。
◎子宮筋腫
子宮筋腫がある方って結構多いと思います。病院で働いていても割と多いなぁと感じます。
妊娠に子宮筋腫が合併する頻度は0.45〜3.1%と言われています。
子宮筋腫や子宮内膜症は女性ホルモンが関与することから、高齢出産が増えたことに伴い合併頻度が高くなっているのが現状です。
また、不妊治療などの技術の発展による妊娠率の上昇もその原因の一つと言われています。
子宮筋腫を合併していても多くの場合は無症状で経過しますが、子宮筋腫の部位や大きさ、数によっては様々な影響を及ぼす可能性があります。
症状の発生頻度が高いものとしては
切迫流産17.1〜25.9%
切迫早産16.3〜39.9%
前期破水7.3%
早産9.3〜20%
となっています。
上記のものは子宮筋腫が5cm以上ある時に出現しやすく、筋腫と胎盤が接していると胎盤が剥がれやすくなってしまうので常位胎盤早期剥離が起こりやすかったり、血流があまり良くないので流産や早産のリスクが増してしまいます。また、産後の出血も増える傾向にあります。
粘膜下筋腫や筋層内筋腫では子宮内腔の変形や狭窄に伴う疼痛、胎児の発育不良などを引き起こします。
上記に挙げたもの以外にも、胎児奇形、子宮内胎児死亡、低置胎盤や前置胎盤、癒着胎盤などの胎盤位置や付着異常なども妊娠への影響として挙げられます。
子宮筋腫があると上記のようなリスクが伴います。
手術適応でなければ問題ないことが多いですが、手術適応の方は早めに取り除き、いい状態での妊娠を図っていきましょう!
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