卵巣予備能を低下させずにチョコレート嚢腫を摘出できるの?
こんばんは(^^)クマです!
昨日の記事ではチョコレート嚢腫と不妊についてまとめていきました。
そこでもお伝えしたことですが、チョコレート嚢腫摘出術後は卵巣予備能(AMH)が低下してしまいます。
元々AMHが低い方の場合、不妊治療を優先させるかチョコレート嚢腫の治療を優先させるか悩みますよね、、、
もしAMHを低下させずに摘出することができれば嬉しいですよね!
今日はその可能性についてお伝えしていこうと思います!
◎チョコレート嚢腫を摘出するとなぜAMHが低下する?
卵巣チョコレート嚢腫は、腹膜にできた子宮内膜症病変に卵巣がくっついてしまい、その付着した部分に溜まった血液が卵巣皮質に侵入してくることで生じます。
嚢腫を摘出する時に卵巣皮質を一緒に剥ぎ取ることでAMHが低下してしまうと言われています。
また、嚢腫を剥ぎ取った面の出血を抑えるために機械を使って凝固止血すると、熱損傷をきたしてしまうため、それもAMH低下の原因になると言われています。
◎AMHを低下させないような手術とは
チョコレート嚢腫摘出時、嚢腫と卵巣の正常部分の境界をしっかり見分け、正しいところで剥ぎ取ると、不要な卵巣皮質剥奪を防ぐことができます。それと共に血管へのダメージも回避できます。
ただし、嚢腫の周りの癒着が強い場合ら卵巣皮質も剥離されてしまうことがあるので難しいこともあります。
先程もお伝えした止血の方法ですが、チョコレート嚢腫剥離面を縫って止血する方法や、止血剤を使った方法だと術後のAMH低下をやや防止することができるというデータもあるようです。
こんなところでしょうか?
自分で出来ることというよりは医師の腕を信じるしか無さそうですが、、、
こういったことを知っているだけでだいぶチョコレート嚢腫の治療へのハードルが下がるのではないかと思います。
主治医と相談しながら方針を決めて、後悔のない選択をしましょう!
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