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HPVワクチン

こんばんは(^ ^)クマです!

先日、HPVワクチンで子宮頸癌のリスクが5割低下したと言うニュースをみたので、HPVワクチンについて少し紹介していきます。


◎HPVとは

HPVはヒトパピローマウイルスのことです。このウイルスは子宮頸癌の原因になると言われています。

HPVは性的接触により子宮頸部に感染します。男性にも女性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は、一生に一度は感染機会があるといわれています。

HPVに感染しても、90%の人は免疫の力でウイルスが自然に排除されます。しかし10%の人ではHPV感染が長期間持続します。自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。



◎HPVワクチンの安全性について

HPVワクチンは10年ほど前、小学校6年生から高校1年生を対象に積極的な接種を開始し、定期接種が望ましいとされていました。

しかし、2013年にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛みがHPVワクチン接種後に見られました。その副反応の発生頻度等がより明らかになったことから国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとされました。



◎HPVワクチンで子宮頸がんリスク5割低下

HPVのワクチンは副作用があると避けられていましたが、先日のニュースで「HPVワクチンで子宮頸がんリスク5割低下」と報道されました。

スウェーデンの研究チームによると、子宮頸(けい)がんなどを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンを接種すると、子宮頸がんになるリスクが5割低下することが分かったとのこと。17歳未満で接種すると、リスクは9割も低下したそうです。

下記は毎日新聞の抜粋です。

研究チームはスウェーデンの住民登録などを用い、2006~17年に10~30歳だった女性167万人余りを追跡調査した。同国では07年に13~17歳の女性を対象として四つのウイルスの型に有効なワクチンの接種プログラムを開始している。同ワクチンは3回接種だが、1回でも接種した人を接種群とした。子宮頸がんの診断は同国のがん登録データを用いた。接種群約53万人、非接種群約115万人のうち、対象期間中に子宮頸がんと診断されたのは、接種群で19人、非接種群で538人だった。調査対象者の年齢など条件の違いを調整した10万人当たりの発生件数は、接種群で47人、非接種群で94人と2倍の開きがあった。接種以外の要因の影響を統計的に取り除き、接種時期を17歳未満と17~30歳に分けて分析すると、17歳未満で接種した場合は子宮頸がんのリスクが88%低下。17~30歳の接種の場合は53%低下した。研究チームは「接種によりウイルス感染やがんの前段階のリスクが減ることはわかっていたが、今回子宮頸がんのリスクが減ることも明らかになった。より若い年齢で接種すると効果は高い」とまとめている。



◎まとめ

あまり知られていないかもしれませんが子宮頸癌によって年間2800人もの方が亡くなっています。

正しい時期にワクチン接種を行うことができれば、子宮頸癌は予防できる癌です。ワクチン接種年齢は小学6年から高校1年と若い世代なので、接種することに抵抗がある親御さんも多いかもしれませんが、予防できるものはしていけたらと思います。

正しい知識をつけ、過度に怖がらずワクチン接種を前向きに検討していただきたいと考えています。



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