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不育症検査まとめ⑥*内分泌系の異常

こんばんは(^ ^)クマです!

前回は、不育症の中の、主に染色体異常についてまとめていきました。

本日は、内分泌系の異常についてまとめていきます!

不育症に関する記事のまとめ最後になります!

前回のに比べると難しい内容ではないのでぜひ最後までご覧ください!


◎内分泌疾患が妊娠に影響するの?

妊娠の成立や維持において、様々な内分泌系が関与しているのです!

様々な内分泌系の作用により、妊娠や分娩を適切に調整しています。

よって、様々な内分泌異常が不育症に関わっていると言えます。



◎不育症の原因になりえるものは?

*甲状腺機能の異常

・甲状腺の機能亢進、低下ともに不育症の原因となりますが、どちらかというと、機能低下症の方が不育症に影響があると言われています。

・胎盤や絨毛という臓器ではステロイドというホルモンを作り出し、妊娠の維持や赤ちゃんの発達に必要なことにおいて調整してくれています。しかし、甲状腺機能低下により、ステロイドホルモンの代謝に異常をきたし、妊娠の維持や赤ちゃんの発達に影響を及ぼします。よって不妊症や不育症を引き起こしてしまいます。


*糖尿病

血糖値が高い状態が続くことで、酸化ストレスとなり、胎芽(赤ちゃんの素になるもの)や胎児細胞の成長に障害をきたします。

・血糖のコントロールが必要ですが、そのコントロールが悪いほど妊娠の予後が悪いと言われています。


◎不育症との関連が疑われているもの

*黄体機能不全

・黄体ホルモンであるプロゲステロン妊娠の維持に必須です。そのため、黄体機能不全の場合、不育症となってしまう恐れがあります。

・しかし、黄体ホルモンの補充が流産率を低下させるかについてはまだ研究段階です。

・不妊治療では黄体ホルモン補充を行っている病院が多いと思います。上記の通り、流産率を低下させるかに関しては研究段階ですが、黄体ホルモンの補充は行った方が安心です。

・黄体ホルモンの補充により、高温期を持続させたり、妊娠しやすい環境を整えてくれるので無駄ではないと思います。


*多嚢胞生卵巣症候群

・多嚢胞性卵巣症候群で起こる高アンドロゲン血症インスリン抵抗性子宮内膜の機能不全を引き起こします。



内分泌系に関してはこんな感じです。

基本的には、それぞれの疾患の治療コントロールを行っていくことが治療法と言えます。


本日も御閲覧いただき、ありがとうございました∩^ω^∩


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