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不妊治療をする時に甲状腺機能の検査って必要?
こんばんは(^^)クマです!
今日は甲状腺ホルモンの検査についてです。
不妊治療を始めようと病院へ行くと様々な検査をしていくと思いますが、その中に甲状腺機能の検査が入っていると思います。
たまに、その検査必要ですか?と聞かれることがありますが、もちろん必要な検査です。
では、なぜ必要なのかについてお話していきます。
◎甲状腺機能低下は不妊症に関係する
甲状腺疾患の既往や家族歴がない方でも検査をすると甲状腺機能亢進症は1.3%にみられ、甲状腺機能低下症は4.6%にみられます。
特に甲状腺機能低下症は不妊に関係していると言われています。
不妊原因の中でも排卵障害に深く関わりがあると言われていて、甲状腺機能低下している方は排卵しにくい傾向にあることが分かっています。
◎治療するとどうなる
甲状腺ホルモンを安定させるために薬を内服することで妊娠率などにも変化が見られます。
ある文献では、甲状腺の治療をすることで、体外受精周期において、良好胚獲得数の増加や着床率の改善が有意に認められたと報告されています。
また、流産率の低下や生児獲得率の改善も有意に認められています。
◎甲状腺のホルモン値に以上が見つかった時は
甲状腺ホルモンの採血は基本、初診時に取ることが多いですが、病院によって採血する時期は様々です。
もし、検査により異常が見つかった場合、甲状腺専門の病院でしっかり診てもらうことになると思います。
数値がすごく悪かった場合、甲状腺専門の医師の指示により不妊治療は数値が安定するまでは中止と指示を受けることもあります。
ただ、そこまで数値が悪くなければ基本的には不妊治療と同時進行での治療になると思います。
しっかり検査を行い、必要時には専門病院での治療をしていきましょう。
甲状腺の機能も不妊症、不育症に関わりますので、もしも通っている病院で検査してもらえなさそうであれば別の病院で検査をしてみるのもありかもしれませんね。
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