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不育症:頸管無力症

こんばんは(^ ^)クマです!

今日も不育症についてお話ししていきますが、今日は頸管無力症についてのお話です。


◎頸管とは

頸管とは子宮の出口部分です。妊娠中にはこの長さなどを測定して、早産気味なのか、そろそろお産が近いのかなどを見ていきます。


◎頸管無力症とは

頸管に力がないことつまり赤ちゃんが出てきやすい状態にあることを意味します。

妊娠16週以降に見られる習慣流早産の原因の一つです。

早産や流産の症状である出血や子宮収縮は伴わないにも関わらず子宮の出口が広がってしまう状態です。

原因は先天的な組織の異常や、出産歴がある方だと、出産時よ頸管裂傷が原因になります。


治療法として、妊娠初期であれば頸管部分を縛ることにより流産や早産を防止していきます。



◎頸管無力症の診断

妊娠前の診断はあまりされていないが、強いて言えば、医療器具が抵抗なく子宮口内に入るかによって診断します。しかし、妊娠前の診断は正確ではないため、妊娠後に診断していく場合がほとんどです。

妊娠後は細かく子宮頸管の長さや子宮口の開大などを見ていき診断していきます。



◎リスクが高いケース

頸管無力症の危険因子としては、子宮頸管の手術歴(頸がんなどにより円錐切除した場合など)、妊娠初期〜中期の自然・人工流産の既往、子宮形態異常、早産歴などがあります。

上記の危険因子がある場合、早産リスクや低出生体重児のリスク、新生児死亡のリスクが増加するとの研究データが出ています。


治療法は、先でもお伝えしたように、子宮頸管を縛るくらいしか有効なものはありません。もし、子宮収縮を伴うようなら張り止めの薬や安静も必要になってきます。



今回の内容は以上です。

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