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不妊治療の未来
こんばんは(^ ^)クマです!
今日は不妊治療が今後どのように発展していくのかについてお話していきます。
◎子宮移植
なんらかの影響で子宮を摘出してしまった人にとって、妊娠や出産は諦めなければならないものですよね。
しかし、子宮を移植することができたら諦めざるを得なかったことが可能になるかもしれません。
代理母は妊娠・出産までを全て代理母になってくれた人が背負わなければなりません。妊娠期間の10ヵ月間は自分の生活も制限されますし、出産時は誰だあれ命がけです。
そういった問題も、もし子宮移植が可能になれば解消できるかもしれません。
では実際の子宮移植はどこまで技術が進んでいるのでしょうか?
子宮移植は、動物実験がなされていますが、子宮移植の技術的な問題点や免疫学的拒絶の克服など解決しなればいけない問題が山積みです。
子宮以外の他の臓器を移植する時にも同様の問題があります。しかし、子宮は生命維持に必要な臓器ではないこと、移植した子宮で妊娠が維持されなければならないことなど、他臓器に比べると研究を進めていくのに難易度が高いようです。
実際、2000年にサウジアラビアで生きた人同士での子宮移植が行われましたが失敗に終わっています。2011年には脳死になった方から子宮提供を受け移植が行われていますがこちらも失敗に終わっています。
2014年に行われた子宮移植では世界で初めて正児が誕生しました。2016年時点では5例の出産が報告されているようです。
医学的技術が進歩しても未だに多くの出産報告がないのが現状です。
◎配偶子造成
精子提供や卵子提供では、夫婦の遺伝子ではないものを使用しなければなりません。
もし配偶子造成が可能になれば、夫婦の遺伝子を使って妊娠することができるかもしれません。
ESCは再生医療への応用が期待されている胚性幹細胞というものです。このESCの発見や、記憶に新しい山中伸弥博士によるiPSC(人工多能性幹細胞)の作製は将来的な配偶子造成の可能性を示唆しています。
マウスの実験ではiPSCからの造成精子や卵子を使って子が得られています。
これが今後ヒトにも応用されれば原因不明の不妊の解決策になるかもしれません。
ただ、クローンなど倫理的な問題も出てきてしまうため、ヒトES細胞の作製を認めない国があるのも現状です。
現時点ではまだ様々な問題はありますが、技術が進めば不妊治療分野においてももっと結果の出る治療法が生まれるかもしれません。
良い技術が医療へと応用され、不妊以外にも難治性の病気の治療法の発見などにつながってくれたらいいなと期待しています。
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