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内服薬で卵胞発育しない時はどうしたらいいの

こんばんは(^^)クマです!

今日は低用量漸増法についてお話していきます。

一般不妊治療の方を対象としたお話になってしまいますがお付き合いください。


皆さんは不妊治療をしていく際、クロミッドやフェマーラなど内服薬を使って卵胞発育を行っていると思います。

卵胞がなかなか育たない場合には内服薬の量を増やしていくと思いますが、

それでも育たない場合はどうするのか、、、

その時に使うのが低用量漸増法という治療法です。


低用量漸増法では自己注射にて発育をさせていくことになります。

病院によっては毎日通院し、病院で注射をするというところもあるかもしれません。


自己注射を行う場合、基本的には使い方が簡単なペンタイプの注射器を使うと思います。


では低用量漸増法とはどういう方法か説明していきます。



低用量漸増法とは、hMG製剤やFSH製剤の投与開始量を50〜75単位の少量から始め、連日注射を行う方法です。

長期間低用量を維持して一定ずつ増量していきます。

卵胞発育自体はゆっくりですが、時間をかけてゆっくり薬の投与量を上げていくので、沢山卵胞が育ってしまうリスクを低下させることができます。

PCOSの方は内服薬が効きにくく、注射で育てようとすると複数育ってしまい、OHSSなどの副作用が起こりやすくなります。

ですので、そういった方にはおすすめな治療法です。


卵胞が複数育った場合、タイミング法や人工授精はキャンセルになってしまうので、低用量漸増法ではそういったリスクも回避しやすいです。


連日の注射を少し長い期間やらなければならないという欠点はありますが、安全性が高い治療法です。


最初は自己注射が怖いと思いますが、ペンタイプの注射は痛みがすごく少ないものなので、あまり怖がらずにやってほしいなと思います。

自己注射に関しては以前の記事で書いていますのでそちらを参考にしてみてください!




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クマ@助産師*不妊治療専門
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