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卒業まで不妊治療施設に通う意味
こんばんは(^ ^)クマです!
不妊治療施設で働いていると、たまに妊娠した途端に通わなくなってしまう方もいらっしゃいます、、、
それって本当はすごく危ないこと。
そこで今日はなぜ卒業まで不妊治療施設に通わないといけないのかについてお話していきます。
◎不妊治療施設の卒業時期
不妊治療をして妊娠した方は、いずれは産科へ紹介していきます。
しかし、妊娠してからも数週間は通っていただく必要があります。
病院によっても卒業の時期は様々ですが、
一般不妊治療で妊娠した場合は8週台くらいまで
体外受精で妊娠した場合は10週前後くらいまで
通院することが多いと思います。
◎卒業まで通う意味
妊娠検査で陽性反応が出ても胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が見えないこともあります。その場合は、化学的妊娠や子宮外妊娠が考えられます。
化学的妊娠とは、着床しかけたところで受精卵の成長がストップしてしまったことを意味します。
子宮外妊娠とは、子宮以外のところに受精卵が着床してしまうことです。卵管などに着床し、それが育つことで卵管を破裂させてしまったりと危険な状態に陥ることもあります。
これらは自分自身では判断できないため、しっかり通院し、経過をみていく必要があります。
また、妊娠初期は流産が多い時期です。胎嚢まで確認できたの心拍が確認できないことや、心拍が見えていたのに途中でストップしてしまうことも多いです。
流産になる場合、自然に排出されることもありますが、排出までに時間がかかることもあります。
なかなか自然排出しない場合、手術により除去する必要性も出てきます。
そう言った時に、不妊治療施設で経過を追っていれば対応がスムーズです。
◎ホルモン剤を使用する意味
体外受精で妊娠した方は、エストロゲン製剤(エストラーナテープ など)やプロゲステロン製剤(ウトロゲスタンなどの膣剤)を使用している場合が多いと思います。
こう言ったホルモン剤は妊娠の意地に関わっています。
妊娠週数が進むと胎盤などからホルモンを分泌することができますが、妊娠初期はまだ胎盤ができていないためホルモン分泌が不十分です。
ですので、薬剤により補うことが大切です。
妊娠前からホルモン補充を行っていた場合、早い段階で薬をやめると急激にホルモン値が下がってしまい、流産の原因にもなり非常に危ないです。
なので、自分自身の判断で薬剤をやめず、医師の指示通り使いましょう!
つわり等がひどくなると通院も大変かと思いますが、
卒業まで通うことには意味があります。
医師から卒業して大丈夫!と言われるまではしっかり通いましょう!
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