「TOKYO TREE TREK」とパカル王の「生命の樹」
KIN60(8・太陽)は、古代マヤの偉大な王パカルの誕生日として知られる日。日付に関する詳細は一つ前の【パカルの特別な13日(★)で満たされた調波15】に書いてあるのでここでは省略するが、今回は王が眠っていた石棺の蓋にあるレリーフについて少し書いておこうと思う。
その有名なレリーフには十字形の「生命の樹」が刻まれていて、『図説・マヤ文字事典』では以下のような説明がなされている。
”そこには亡き王とマヤの宇宙観がびっしり描き込まれ、パカル王は「生命の樹」(または「世界樹」)のそばに配されている。生命の樹はマヤの宗教の中心的要素のひとつで、天と地、そして冥界を結ぶ軸と考えられていた。”
また、パレンケとの繋がりがより明確に表現されている銀河ツール『テレクトノン』のマニュアルでは、以下のようにも書かれている。
”石棺の箱の蓋は、「預言を語る石」を示す。パカル・ヴォタンは、天と地をつなぐクシャン・スウムという神秘の知恵の樹を見つめながら、テレクトノン、すべての預言の母の上に横になっている。”
つまり、この「生命の樹(神秘の知恵の樹)」は、マヤの宇宙観と直結するとても重要なファクターなのである。それ故、今日のオンライン天真体道瞑想クラスでは、この「生命の樹」のイメージを用いて太陽と一体化する瞑想を行った。
興味深い事に、今日、そういう瞑想をしようと思っていたら、以前からこの瞑想クラスに参加して下さっている香織さん&ルーカスさんご夫妻から当日申込みがあった。彼らは『PAPER SKY』という素敵な旅行雑誌を制作していて、実は、ひと月ほど前に贈って下さっていたリニューアル号の特集は「TOKYO TREE TREK」。
ちょうど緊急事態宣言も解かれ、都内の樹々を巡るのにぴったりな緑の季節でもあるので、パカル王の「生命の樹」と絡めて、今日、この雑誌についてもブログに書こうと思っていたのだ。
まさにテレパシックなコミュニケーションを実感した瞬間だったが、『テレクトノン』マニュアルの冒頭には「テレクトノンは光の剣であり、13の月・28日の暦を日ごとに開示することで明らかにされる、テレパシー・テクノロジーである」と書いてあるので、それに相応しい日に相応しい出来事が起きたとも言える。
そういえば、昨年から「時のからだ塾」に参加されている香織さん(KIN197)は、縁あって『テレクトノン』キットも手にされている。訳あってしばらく瞑想クラスに参加できかったとの事だったが、KIN60の回にシンクロして復活してしまうところが何とも素晴らしい。
リニューアルされた『PAPER SKY』は、装いが新たになっただけでなく、内容もより充実した印象で、特集「TOKYO TREE TREK(=TTT )」には、知られざる巨樹が沢山掲載されていて、眺めているだけで癒されてしまうパワーがある。せっかくルートも詳細に記されているので、近いうちに、実際に巨樹を巡ってみたいとも思う。写真であれだけ感じるものがあるのなら、現場ではもっと面白い体験ができるに違いない。
ところで、Tはアルファベットで20番目なので、TTTは20×3=60=KIN60=8アハウ=パカル王でもある。それに、パレンケ遺跡のあちこちにある「風(イク)」の紋章も「T」字だ。この雑誌について書こう、書こうと思いながらひと月近く経過してしまっていたが、こういう繋がりが見えると「今日でよかったのかもしれない」とも思えて来る。
銀河暦ユーザーとしては、リニューアル号が「#62」(通巻62号)であった事にもグッと来てしまった。何故なら、2013年に行われた伊勢の式年遷宮が第62回で、KIN62も「10・風」だからだ。それは、『ドリームスペル(13の月の暦)』『テレクトノン』を含む全銀河ツールの目標点が2013年だったことや、パレンケが「風(イク)」と深く関係する事とも繋がっている。
ページを捲ると、また別な驚きもあった。何と『13の月の暦』が縁で20年ほど前に出会った杉山開智くんの記事があったのだ。しかも、美味しそうなピザと共に掲載されている文章を読むと、ちょうど『PAPER SKY』が届いた日から260日前に書いたブログ【三十一文字を生み出す5と7の秘密】の内容(金星会合周期と黄金比の話)とも被っていた。
加えて、私達は金星会合周期の特別バージョンであるヴィーナス・トランジット(2004.6.8)に二子玉川に引っ越して来て、そのピッタリ260日後に、行きつけのトラットリアが二子玉川に誕生したことを、『PAPER SKY』到着とほぼ同時期に配信したメルマガ「驚きは魂のごちそう」に書いたばかりでもあった。
そして、このブログを書いている途中で、もう一度、表紙を捲ると、カフカの「Paths are made by walking」という言葉が目に飛び込んできた。それで、プラハにあるカフカの生家を訪れた記憶が蘇って、ブログの過去記事検索をかけてみたら、6年前に書いた【トルナトーレ&モリコーネ】がヒット。何と、そのブログの冒頭は以下の通りであった。
”『鑑定士と顔の無い依頼人』(原題:The Best Offer)を観たのは、ちょうど一週間前、満月のKIN197「赤い月の地球」(G5/15)だった。『13の月の暦』提唱者の一人、ロイディーンの71才の誕生日でもあったこの日(確かカール・コールマンの誕生日でもある)、私達は、下高井戸シネマで午前中の1回だけ上映されていたその映画を観に行った。”
KIN197は香織さんの誕生キンで、ロイディーン(KIN22=9・風=ボロン・イク)は71の誕生日だったその日の翌日KIN198に銀河の帰還している。この完璧すぎる一致度は、一連の出来事全てが銀河からのメッセージであることを示しているかのようだ。何しろそのブログには、カフカ(KIN11)がホゼと同じ誕生キンで、彼が住んでいた22番の家についても書いてあるのだ。
最後に、再びパカル王の「生命の樹」に戻って、この話を締めたいと思う。「生命の樹」に関する解説文に共通していた要素は「天と地をつなぐ(結ぶ)」であった。
今日、高橋徹さん(KIN104)から届いた『純情(すなお)に生きる 稀代の教育者 丸山敏雄』の冒頭には、「天上天下唯我一人大川の源にゐてつきぬ真清水」(丸山敏雄歌集『天地』より)という言葉が記されていて、天真体道とその創始者の青木先生(KIN245)について書いた拙著のタイトルも『天地人々ワレ一体』である。当然、瞑想クラスの内容はこの本と完全に直結している。
丸山敏雄氏は倫理研究所の創立者で、ホゼ&ロイディーンが1997年の来日時(時間の法則に関する世界会議の準備と実施)に日本に長期滞在できたのは、この倫理研究所の客員研究員というポジションにあったからであった。つまり、倫理研究所のサポートなしには世界会議は開催できなかったのである。
そして、高橋徹氏は、言うまでもなく日本に「13の月の暦」を根付かせた大恩人である。徹さんの存在なしに、私たちは「13の月の暦」を語ることはできない。「生命の樹」に思いを馳せながら、この流れ、源を忘れないようにしたい。(D)
スペクトルの月27日 8・太陽(KIN60)
★6/15(月)20:00~22:00 オンライン+録画(*6/18まで)
【TS】スペシャルクラス 「テレクトノン」と「パカルの特別な日」
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