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コルセットで腰痛の「根本」は改善しません【ただしその場しのぎには有効です】

こんにちは、くどちんです。
今回は腰痛対策のお話です。腰痛対策と言えば「コルセット」というイメージがありませんか?実際に腰痛対策としてコルセットを利用している人も多いかなと思います。今回はそんな「コルセット」の使い方を僕なりの解釈でお話しますね。

・腰痛があってコルセットをしてます。あまり着けすぎない方が良いのは知っているけど、再発が怖くてなかなか手放せません。どうしたら良いでしょうか?

こんなお悩みにお答えしますね。

コルセットで腰痛は治りません!【水面下でトレーニングをしよう】

いつもの通り結論から言いますね。
コルセットで腰痛は治らないので、再発の不安を解消するならば「改善に向けたトレーニング」をしましょうね?です。以上!笑

今回のお悩みは、僕が病院で働いていた時によく聞かれた悩みです。そんな患者さんに「何か自分でケアとかしていますか?」と聞くと「いや、何も」という回答が実に多かったんですよ。

腰痛は、一時的な炎症であれば時間経過と共に治っていく事はありますが、それは「根本的な問題解決がされた」とは言えません。どんなケース(交通事故などの外傷は除く)であっても、腰痛が発生した時点で何かしら根本的な原因が存在するわけで、その原因の改善に向けた行動というのはしなければならないと僕は考えています。

コルセットは「腰痛を治療するもの」ではありません。
先ほどもお話ししましたが、コルセットによって腰痛が治ったのはおそらく「一時的に炎症が治まったから」です。腰痛を発生させる「動き」が改善したからではありません。

まずここを抑えておきましょう!

不安を解消するには「行動」あるのみです!!

そもそもコルセットの役割とは?【あくまでサポーター!(補助)です】

ここで、そもそものコルセットの役割について改めて抑えておきましょう。
コルセットは「サポーター」なんて言い方もされますよね。つまり「サポーター」なんです笑。えっと「補助してくれる人」ってことですね!

お腹周りにおいて、本来は筋肉がするべき役割を「サポート」するのがコルセットの役割です。または、動く事で患部に刺激が入らないように、患部周囲を「固定する」役割もあります。
このように腰痛のある人が、コルセットをすることで腰痛が緩和するのはコルセットが「サポート」してくれているおかげなんですね!(治療してくれているわけではない事に注意)。

【注意】依存すると弱くなる【末路をご紹介】

そんな、着けるだけで腰痛を緩和してくれる魔法のようなコルセットなのですが、コルセットは「依存性」を含んでいます。そしてその依存の先には「悲惨な事態」が待ち受けています。

コルセットを四六時中かつ長期間ずっと着け続けていると、身体(筋肉)はコルセットに依存するようになっていきます。
この例えが正しいかはわからないですが、面倒見の良い女性のヒモになる男みたいな感じでしょうか笑

その結果として、お腹や腰回りの筋肉はどんどん落ちていき、さらにコルセットが必要な身体になってしまい負のスパイラルに入り込んでしまう恐れがあるんですね・・・・。

昔、長年コルセットを着けて生活していた患者さんの話を聞いた事があるんですが(たしか先輩の患者さん)、もう腹筋も何もペラペラに弱っていたそうなんです。寝た状態から自分で起き上がることもできないくらいに弱っていたそう。もうそこまで弱ってしまうと、手が付けられないです。たしか、結果としてコルセットを着けて生活しましょう、という事になっていた気がします。もうその人はコルセットなしの人生はあり得ないでしょう。

これがコルセットに依存し続けた末路です。。。

こうはなりたくないですよね?
ならないためには、早めに根本的な問題と向き合って「行動」していく事が大切です!

大丈夫!これをお読みのあなたはもう「行動」してるので!笑

こんなコルセットの使い方はどうですか?

恐怖の一面を突きつけてしまいましたが、じゃあずっと着けてるのがダメなら、コルセットはどんな時に着けたらいいの?という疑問が湧いてきたかと思います。僕が提案する方法はこの2つ。

・腰が痛い時に使用する。
・腰が痛くなる状況の時のみする(例えば仕事中に腰が痛いなら仕事中のみ使用する)

こんな感じです。つまり必要な時だけ使用する、という事です。
痛みが出ない動きというのは、基本的には身体にとって(その時点では)問題のない動きになるので、そういった時にコルセットをする必要はありません。

十分手が足りてるのに「なんか手伝いますよ!」と言われても「いや、大丈夫だよ」ってなりますよね?笑。それと同じです。逆に、コルセットに仕事を任せてしまうから、筋力が落ちてしまう可能性があります。
そう考えると、必要な時だけコルセットを使ってあげるのが良い使い方なのかなと僕は思います。

いかがでしょうか?

※ただし、腰の手術後などで医師の判断で常時コルセット着用を義務付けられている場合は除きます。

【まとめ】不安の解消には「行動」あるのみです!【コルセットに依存しない身体を目指そう!】

最後にまとめます。

・腰痛があってコルセットをしてます。あまり着けすぎない方が良いのは知っているけど、再発が怖くてなかなか手放せません。どうしたら良いでしょうか?
→僕の回答:コルセットの使い時を考えながら、再発防止に向けた「トレーニング」をしましょう!

やはり、不安を打ち消すには「正しい情報」「行動」だけなんですね。
この2つがないから、不安は消えないんだと思います。情報は僕の方でも発信しますので、必要なところだけ受信して頂ければと思います。

ちなみに「意見を聞きに行く」というのも立派な「行動」なので、もし自分で考えても良くわからない!という方は専門家に相談しましょ♪

その場で欲求を満たしてくれるものは、どうしても依存しがちです。
コルセットも含めてですが「その場しのぎ」には有効です。否定はしません。仕事の都合でどうしてもやらなければいけない事はあると思います。そんな時は、迷わずコルセットを使ってあげましょう。

ですが、不必要な時は外し、並行して根本から身体を変えるトレーニングをすることで、徐々にコルセットが「不要」な身体になると思います!

どこかでも言いましたが、我々は「押さえ付けられる」のは好きではないですからね笑

コルセットのない自由な身体を目指しましょ♪

でわ。


サポートありがとうございます!とっても嬉しいです!!絶対に目標を達成します!!!!