進振りがあるから東大には行くな! 進振りがないから京大には行くな! (東大/京大の違いを進路選択システムの観点から考える)
こんにちは、東大京大ナビです。
あなたは東大の「進振り」システムをご存知ですか?「進振り」(正式には進学選択)は二年前期までの成績をもとに、二年後期以降の進学学科を決めるシステムで、教養科目や専門入門科目を受講したうえで進路を決められるというメリットがある反面、レベルの高い東大内で大して興味もない教養科目で点数競争をしなければならないため、デメリットも大きいと言われています。
国内で大学入学後の進路選択の幅が東大ほど大きい大学は少なく(東大以外で「進振り」をやると、一部の学部学科に低成績学生が溜まってしまい悲惨なことになってしまうから、とも言われている)、京大は他の大学と同じく、大学入学時点で学部学科を決めて入学することになります。
そこで今回は東大/京大の違いを進路選択システムに着目して、様々な観点から考えてみようと思います。
①東大が学部学科に分かれるのは正確には三年からだが、事実上二年後期から。
まず多くの方が勘違いしているのは、東大の専門科目の始まるタイミングです。「二年生までの成績で三年生以降の学部学科が決まり、三年生から専門科目が始まるので、専門教育は二年間だけ。」といった誤認が多いです。
実際には二年前期までの成績で三年生以降の学部学科が決まり(内定)、二年後期から(所属は教養学部のまま)専門科目が始まります。
進振りに参加できる単位要件と、三年生に上がれる(学部学科に配属できる)単位要件が異なるために、このようなルールになっている模様です。つまり専門教育は二年半受けられます。
②京大は他の学部学科に行けない割に、東大並みに専門科目が始まるのが遅い
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