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本屋でぱらぱらとめくった本の一節が頭から離れない月曜日
満月みたいなお皿を買った日曜日に立ち寄った小さな本屋さんで出会った本の一節が、1日経ったというのに頭から離れない。
結局その本は買わずに、安達茉莉子さんの「私の生活改善運動」のほうを買った。
私の生活改善運動、今わたしが考えていることのど真ん中をどストレートに打ち抜いているような内容で、「そうなの、そうなの!」と頷きが止まらない。
わたしの買う本の内容は、その時のわたしの考えていることにリンクしがちだ、いつも。
読書は勢いだと思う。
積読がたくさんあるので大きな声で言えないけれど、やっぱり買ったその瞬間に読み始めるのがよいなと思う。
特に心の中と選ぶ本がリンクしがちなわたしは、絶対にそう。
1週間前に選んだ本が1週間後の自分に必要とは限らないし、
読みたい欲のピークは絶対に、本を選んだその瞬間。
本屋さんで見つけられなかった本をインターネットで購入して、届くまでの間にピークだった読みたい欲が右肩下がりになっていく。
結果、いまだに読み始めていない、という本が結構ある。
昨日買った、「私の生活改善運動」は早く読みたすぎて電車の中で7割ほど読んだ。
日曜日とか休日に、ぽかぽかの日を浴びながらそんなに人が乗っていない電車で読書をするってなんて気持ちいいんだ、と毎回思ってしまう。
混んでる電車を避けたいがためにJRを避けたりもするほど。
買った本。買わなかった本。
ある一文にとても惹かれたのに、買わなかったことで読みたい欲が跳ね上がってしまった。
きっと次あの本を見かけたら絶対に買ってしまう。
本はやっぱりタイミングだ。
次にまた、たまたま出会って、その時も読みたくて、そして買ったのなら、それはベストタイミングなのだろう。