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イライラや不眠症にカルシウム!残暑に爽やかなジェノバソース
こんにちは。
吉祥寺セラピストスクール スタッフのmomiです。
美容や健康を内側から叶えてくれるのに、とっても簡単!
いつもの食材で作れるのに、薬膳の知恵を取り入れて。
momi’s kitchenでは、そんないいとこどりのレシピを“動画”にして、分かりやすくお伝えしています。
皆さん、日々の生活でイライラすること、眠れないことはないでしょうか?イライラや不眠症のお悩みに対し、漢方薬では気持ちを鎮め安定させる生薬であるボレイ(牡蠣=カキの貝殻)やリュウコツ(竜骨=マンモスの骨)が使われます。この2つの生薬に共通するのはカルシムですが、手に入りにくいのが難点でもあります。
そこで今回は、カルシウム豊富で私たちにも身近な粉チーズを使って、大人にも子供にも人気のあるジェノバソースの作り方を動画でご紹介します。
今回使用する主な材料は次の通りです。
バジル 旬/夏(7月~9月)
原産地のインドでは神聖な植物とされ、古代ギリシャでは王宮にふさわしい香りといわれ古くから用いられてきました。
一般的に用いられるのは、光沢ある緑の葉をつけるスイートバジルですが、レモンバジル、ホーリーバジル、ブッシュバジルなど約150種類の栽培品種があります。
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栄養価や効能
食欲を促し、胃腸の働きをよくする効果もあります。ハーブティーとして食後に飲めば、胃もたれや胃酸過多をやわらげてくれます。
自律神経やホルモンの乱れからくるイライラを改善する働きがあります。
β-カロテン(6,300㎍)やビタミンEの他、カルシウム(240㎎)や鉄、マグネシウムなどのミネラルも豊富です(可食部100ℊ当たり)。
注意点
水に長くつけたり、傷がつくと黒く変色してしまいます。包丁で切ると風味が落ちるので、手でちぎって使うとよいでしょう。
乾燥に弱いので、早めにペーストにしたりオリーブオイルに入れて冷蔵庫保存がおすすめです。
妊娠中は多量の使用を避けましょう。
バジルは今の季節(夏)が旬ではありますが、手に入らなければシソでも代用可です。
シソ 旬/夏(6月~8月)
日本では最も古い野菜のひとつであり、平安時代以前から栽培化されたといわれ、咳止めの薬としても用いられていたそうです。
青ジソは、ビタミンやミネラルが豊富で、特にβ-カロテン(11,000㎍)とカルシウム(230㎎)の含有量が多いです(可食部100g当たり)。
特有の香り成分には、殺菌・解毒・防腐作用があるため、魚介類の中毒中和に役立つ。また、体を温めて冷えを取り除いたり、胃の働きを整える作用もある。花粉症やアトピー性皮膚などのアレルギー疾患にも効果があることもわかり、注目されています。
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松の実
松かさ(松ぼっくり)の中にある胚乳の薄皮を除いたものが市販されており、1cmほどの涙型をしています。松の実は中国では「仙人の食」とも言われる程、滋養強壮、老化防止によいとして扱われてきました。
主成分はリノール酸(抗酸化作用・老化防止)などの不飽和脂肪酸を多く含む脂質で、悪玉のコレステロールを低下させ、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。
「若返りビタミン」と言われるビタミンEを多く含みアンチエイジング効果が期待でき、関節炎や筋肉の痛みを鎮める作用も。肌に潤いを補い乾燥から守る他、食欲・便通の促進にも役立ちます。
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注意点
下痢傾向の人は避けた方がよいことも。酸化しやすいので、空気にさらされないよう密閉保存がおすすめです。
粉チーズ(パルメザンチーズ)
ナチュラルチーズの一種。イタリア原産の超硬質チーズで、おろして粉チーズとして使われるます。
少量でも高濃度のカルシウムを摂取することができます。牛乳でお腹がゴロゴロする人も安心して食べられるのは、嬉しいですね。
チーズに豊富なカルシウムには、神経を安定させてイライラを解消する働きがあります。骨粗鬆症予防や虫歯予防にも。
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注意点
食べ物からの摂りすぎはあまり心配ありませんが、サプリメントから過剰摂取すると、高カルシウム血症を引き起こす可能性があると言われますので、気をつけましょう。
レシピは次の通りです!
『ジェノバソース』
材料 パスタソースとして約3人分
● バジルの葉 22~23g(大1パック)
● 松の実 16g
● にんにく 5g(1/2かけ)
● 粉チーズ 6g(大さじ1)
● オリーブ油 42g(大さじ3+1/2)
● 塩 小さじ1/6
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作り方(調理時間 約10分)
バジルの葉は優しく洗い、水気をよくきり、キッチンペーパーで拭く。
松の実はフライパンで軽く炒る。
全ての材料をハンディブレンダーにかけ、滑らかなソース状になったら出来上がり。
食べ方 ~パスタにあえて(1人分)~
フライパンにジェノバソース大さじ1~1と1/2、茹でたフジッリ(70g~80g)、茹で湯大さじ1~2杯を合わせ、中火にかけて、ソースが全体になじむまで混ぜる。
※1cm角に切った長芋とズッキーニ各30gをフジッリが茹で上がる3分前に加えると、具だくさんで美味しい。(詳しくは動画ご参照)
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レシピのポイント
今回は、冷蔵庫にストックしておける粉チーズで不足しがちなカルシウムを補給しました。カルシウムは興奮や緊張を緩和してくれるので、イライラするときや神経過敏で眠れないときにも嬉しい食材ですね。
また、爽やかなバジルの香りで気持ちもすっきり。香りのよいものはストレスをやわらげると言われるので、怒りっぽくなっているときにもおススメです。
パスタはジェノバソースがよく絡むフジッリを使いますが、ペンネや普通のスパゲティでも大丈夫です。出来上がったソースは、パスタ以外にも、茹でたジャガイモやエビ、焼いたお肉や魚にもかけて使えます。
倍量作って冷蔵庫にストックしておけば、休日のご家族のお昼ごはんなどに、さっと活用することも可能です。冷蔵庫で1週間保存できますが、粉チーズが酸化し風味が落ちるため、なるべく早く食べるようにしましょう。
ハンディブレンダー(クッキングカッター)があれば簡単に作れますので、スーパーなどでバジルを見かけたらぜひお試しくださいね。
次回は、セビーチェのレシピ動画をご紹介する予定です!
ノンオイルでさっぱり食べられる魚介のマリネは、残暑厳しい時期にもおすすめです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
台風の季節でございますが、どうかご用心くださいね。