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薄毛の原因を強敵かザコか見極めて戦う

 ゲームでも漫画でも、ラスボスを倒すにはそれなりに戦い方があります。自分のレベルを上げて効率よく攻撃し、疲労回復もしくは新しい力で状況を変えたりします。

 これから人類最大の敵ともいえる薄毛と戦うには、適当にちょこちょこ育毛剤ふりかけたってなかなか効果は出せません。
「塵も積もれば山となる」で例えるなら、できるだけ大きな塵を積みましょう。
 そして、できるだけ長く戦えることも条件になると思います。
 例えば、いくら効果的だと言っても毎月お給料が20万円の人が5万円の育毛剤を購入しても持続できません。より効果的で長く続けられる、自分にあった戦い方を選択する必要があります。

憎むべき敵、ターゲットを絞る


 薄毛の原因は色々聞きますが、結局何から始めたらよいのかわかりませんので、まずは、薄毛になっていく根拠を探すところからやってみましょう。


 まず僕が考えたのは、薄毛の人が少なかったと言われる明治時代と、現代の薄毛理由の比較をしてみました。

 明治時代に関する薄毛記録を見つけましたが、そんなに大勢ではないようだったので、その時代の理由が現在爆発的に広がる薄毛原因と一致することは極めて少ないと考えたからです。

 もちろんこれは推測ですが、それが絶対ではなくても、導き出したものの中に髪が成長できるヒントがあるかもしれません。
 明治時代から続く薄毛はどうしようもなくとも、現代ならではの状況なら、改善の見込みがありそうです。

  ちなみに、明治時代の薄毛はご隠居された老人や 女性の生え際が薄くなることでした。これはいつも髪を引っ張って日本髪を結うせいだろうと言われています。

 
 さて。明治と今。
一体何が違うのでしょうか?

 一旦、それぞれの時代の薄毛理由を思いつく限り挙げてみて、今現在の薄毛になると思われる理由から、明治時代と共通するものを消してみました。 

《明治時代の薄毛理由》

遺伝/髪結い/漆/時代背景/男性ホルモン/几帳面な性格/栄養不足/加齢/整髪油

《現代の薄毛理由》

遺伝/ストレス/時代背景/シャンプー/食生活の欧米化/男性ホルモン/運動不足/睡眠不足/几帳面な性格/栄養不足/加齢

 こうして、昔も現代も薄毛になってしまうような どうしようもない要因に囚われることなく、現代ならではの薄毛要素が5つ残りました。

・シャンプー
・食生活の欧米化
・ストレス
・運動不足
・睡眠不足


 なんてことだ。 僕がずっと憎んできた「遺伝」が、いきなり消えてしまった。
 あと、ストレスは当時からあったと思いますが、「ストレス」という言葉はデジタルの時代になって生まれたと聞いたことがありますので、よくわからないものは消していません。

 

 現代の薄毛人口が爆発的に増えているのには、きっとこの5つの中の何かが影響しているはず!

 この5つを「ハイ、改善!」とするのは不可能ですが、少しずつ改善努力ができるものはないか わがままに一人ディベートしてみます。
 

改善できるものに優先順序をつける


 先程の消去法で残った薄毛理由を、自分の性格や環境から鑑みて改善しやすいか、難しいかを考えてみます。

●運動不足

 僕は趣味も多い方だし、楽しいことも寝ることも大好きなので、ストレス・睡眠不足についてなら、スケジュールさえ調整できたらマイブームだとしても取り組めそうだ。
 特に元々運動部だったし、運動不足対策は楽しめそうかな。

●食生活 

 お恥ずかしい話ですが、僕は料理を全くしたことがなく、食べているだけなので、食生活の改善については到底言える立場ではありません。

●シャンプー

 シャンプーは僕の「癒しタイム」。改善できないこともないけどお金がかかりそうだし、そもそも、どう改善すれば良いのか全くわからない。


 さて、改めまして。

 僕は僕の「敵」を設定しました。「5大強敵」というわけではなく、それぞれ強さがあることがわかりました。 

・絶対に倒せない強敵  『食生活の欧米化』

・よくわからない敵   『シャンプー』

・どうにかできそうな敵A 『ストレス』

・どうにかできそうな敵B 『睡眠不足』

・マイブームさえ起こればザコ敵 『運動不足』

 こういう風に位置づけてみると、闇雲に何かを試すよりも随分頭の中が整理されますよね。

「どうして今こういう行動を取っているのか」
「何をした方が良いのか」
「何をしない方が良いのか」

  そういう薄毛対策のための行動には、自分なりに「○○だから」という根拠を持っていると戦いやすいと思います。

 この結果から、自分にとっての薄毛の戦いは、まず運動不足対策をしながら育毛剤を使っていくことが楽に始められる手段だとわかりました。

 
 ただし、僕はこの敵を消滅させようと思っていません。

 戦うけど、全否定では何も得られないからです。
 たくさんの俗説でも「火の無い所に煙は立たぬ」。といったように根拠があったのだと思います。

 例えば、実践した結果「ハゲと運動不足は まったく関係なかった!騙された!」ではなく、仮に今の時点では関係なかったとしても、

「何かの環境下で運動不足になるとハゲるかも知れない」

と、いうことにしておいて次の対策をしていきます。

 こうしていくと、その後関係ないタイミングで「運動不足」というキーワードが出た時に点と点が線で繋がる場合があります。
 このような経験が多かったです。

 敵を全否定しない事とは言うなれば、それは「敵を認める」という、
まさにゲームでも漫画でも僕の好きなパターン。
 これが自分の性格に合った自分なりのラスボスの戦い方でした。

 僕は薄毛という敵の強さを認めた中にこそ、発毛のヒントを見つけました。

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