飲食店でロボットを設置する時に必要な準備ってどんなこと?
こんにちは。
徐々に寒さも増して、厚手のコートが必要な時期になりましたが、Lanky Porterは今日も頑張っています。実はLanky Porterは0℃までであれば問題なく動作が可能ですが氷点下になると、たとえコートを着せたとしても動くことができなくなってしまいます・・・。
そんな冗談というか、スペック上の細かい話は置いておいて、今回は実際に配膳ロボットを店舗に設置するにあたって必要な準備事項について、ざっくりとお話ししたいと思います。ロボット活用をご検討の方はぜひ参考程度にご覧いただけると嬉しい限りです。
Lanky Porterを設置するときに設定すること、確認すること
近年、ますます多くの飲食店で見かける機会も増えてきた配膳ロボット。どのお店でもロボットがさも当然のようにスタッフの一員として動いているかと思いますが、円滑な動作には細かい設定が必要になります。
「細かい設定」と聞くとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、設置の各種作業はスタッフにお任せください。営業スタッフがお伺いした際に概ねの情報はお聞きしますが、ロボット設置、設定に際してどのような準備が必要なのか、以下に一例を挙げたいと思います。
①導線
ロボットがどの道を走行するか?
走行ルートに関して、一方通行や双方向の通行、通行禁止などの項目の設定ができますので、ご希望をスタッフにお伝えください。どの道を通らせれば良いか不明な場合は、営業・設置スタッフにご相談ください。既存の店舗オペレーションを確認した上で、最適なルートをご提案いたします。
②通路幅
Lanky Porterが走行するには75cm程度の通路幅を推奨しており、最小でも65cm程度の幅が必要になります。営業スタッフがお伺いする際に設置可否の項目として通路幅の確認をいたしますが、これからの導入を検討中の方はお店の広さと本情報を照らし合わせて、ぜひ確認してみてください。
開店前のお店で十分な通路幅がある場合でも、お客様が着席すると足りなくなってしまうケースもあります。可能な範囲で全体のレイアウトを調整していただく可能性もありますので、ご心配な方は営業スタッフにお気軽にお問い合わせください。
③テーブル番号
一般的には既に割り振られたテーブル番号が存在しているかと思います。既存のテーブル番号に合わせてロボットが向かうポイントを登録しますので、これまでのオペレーションに慣れていらっしゃる店舗スタッフの方も混乱なくお使いいただけるかと思います。
④テーブルに到着した際のロボットの向きや位置
こちらは設置スタッフが細かく設定を行うポイントの1つ。
というのも、ほとんどのケースにおいて、配膳ロボットを導入することで、来店されるお客様はご自身でお料理を受け取るお手間が発生します。
この時になるべくお客様にとって受け取りやすいように、またお料理の視認性や周辺テーブルとの間隔なども考慮した上で到着時の向きを設定します。
⑤配送速度と帰還速度
Lanky Porterでは各店舗ごとに合わせて最適な速度設定が可能です。設定できる速度の幅は秒速0.3m〜1.2mの間。具体的には、ドリンクやスープ類の配送頻度が多いお店では少し遅めの速度設定に、一方で定食類が中心のお店ではより効率的に配膳を行うために速めに設定するなどの調整が可能です。
さらにキッチンやパントリーから配膳に向かう際の「配送速度」と、配膳が完了して戻ってくる際の「帰還速度」に関しても、それぞれで個別に設定が可能です。そのため、お料理の配送途中である行きは安全性を重視して遅く、逆に何も配送していないことが想定される帰還時には効率性を重視して速めに設定することができます。
その他にも区間ごとの速度の調整や、加速/ブレーキのかかり具合などに至るまで細部の設定が可能なため、どんなものの配送頻度が高いのか、人の往来は多いのか、見通しの悪いエリアはあるのかなどを考慮した上で、スタッフが最適な設定をさせていただきます。
⑥待機地点
ロボットが動作を開始する地点になります。配膳であればいわゆるお料理の上がってくるデシャップの位置、下げ膳であればホール付近、案内であれば入口の近くなど、ご利用する機能によって変わります。それぞれの機能ごとに待機地点の設置は可能ですので、スタッフにご相談いただければと思います。
⑦充電場所
営業終了後に充電するためにロボットを保管する場所になります。Lanky Porterのサイズは、約50cm×53cmありますので、置いて邪魔にならない、且つコンセントが近くにある場所を確保してください。
ざっくりではありますが、以上が実際の設置の際の確認事項と設定項目になります。細かい部分はスタッフが対応いたしますので、ロボットの導入にハードルを感じている方も是非ご安心頂ければと思います。
ロボットにどんな事を期待しているか?
今回は細かい設定内容についてのご紹介をいたしましたが、最も大切なのは、Lanky Porterのご利用の目的を明確にしておくことです。
どれだけご希望に沿った設置内容だったとしても、ロボット導入によって実現したい目的と設置の内容が異なっていると意味がありません。
業務効率化、負荷軽減、コスト削減など目的は様々かと思いますが、目指すべき目標の達成に向けて、当社スタッフも一緒に取り組ませて頂きますので、ぜひお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
この記事が参加している募集
私たちの『ロボットを通して様々な思い』や『皆さんにお知らせしたいこと』を積極的にnoteで発信しています。サポートのつもりで、”スキ”や”フォロー”、”シェア”などをして頂けたら飛んで喜びます!さらに”コメント”を頂けたら私たちの励みになりますので宜しくお願いいたします!