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言語化が上手な人の言葉は人の心に残る
【メモの魔力 / 前田裕二】
◼︎ 対象を自分自身に向けることで自分とは何かが見えてくる
◼︎ 自分をよく知って何かに熱中している人こそ多くの共感を集める人になる、すなわち価値を持つ
◼︎ 自分が何に喜びを覚えるのか、何を幸せと思うのかが明確になってこそ大きな推進力を持つことが出来る
◼︎ 想いの強い人は強い
◼︎ 志が高い、夢がある、熱意があるなど強力な軸を持ったある種人間的な人こそが力強く前に進み社会に大きな変化をもたらす
◼︎ メモやノートは記憶をさせる第2の脳 (外付けのハードディスクとしてあとで検索できる)
◼︎ 価値のある本質的思考は、コピーではなく創造、代替可能物ではなく代替不可能物、クリエイティブで新たな知的生産につながる思考や自分にしか思いつかないような代替不可性の高い思考
◼︎ memoという単語はラテン語のmeminiが語源で記憶しているという意味
◼︎ 単純に起きたことや見聞きしたことだけを書き写すのではなく、新しいアイデアや付加価値を自ら生み出すことを強く意識してメモを書く
◼︎ 感情には返報性がある
(返報性: 相手に何か借りを作るとお返しをしなくてはいけないと感じる人間の性向)
◼︎ しっかりとメモを取るには構造化は必要条件であり、上手にメモが取れるようになってきたなら、それは構造化が上手くなっている証拠
◼︎ 構造化能力: 議論の全体像が常に俯瞰で見られて、今どの話題をどんな目的で(何に向かって)、どこまで話しているのかということをなるべく瞬時に把握する力
◼︎ 言語化能力: 曖昧な感覚や概念を言葉に出来るようにする
◼︎ “すごい” “やばい” といった簡単な形容詞で片付けてしまったり、通り過ぎてしまったりしている感動は、何がすごくてやばいのかここを一歩ニ歩踏み込んで考える癖をつける
◼︎ 言語化の過程で思考はどんどん深くなる
◼︎ 人の脳は空欄を見ると埋めなくてはならないと言う強力な潜在意識を持つ
◼︎ 左脳はファクト、右脳はクリエイティブ
◼︎ 世界を抽出した気づきから、きちんとアクションに転用することを通じて自分の日々、人生が変わっていく
◼︎ メモにはいつ書いたかという時間情報は後で振り返ったときにとても重要な為、書く癖をつける
◼︎ 話がうまいと感じる人と会話していると会話それぞれにタイトルを勝手につけている
(ex. それは〇〇ということですね。〇〇についての話ですね )
◼︎ 話し上手は聞き上手
◼︎ 話のタイトルさえあればパッと人に伝えやすく、相手の記憶にも残る
◼︎ あらゆる具体事象に対して「どんな?(特徴)」「なぜ?(理由)」と問うことを癖にしていく
◼︎ 物事を時間をかけて考えれば全てはシンプルな言葉、すなわち通常概念に落とし込める
◼︎ 世の中でうまくいっているものや、自分が素直にいいと感じるものを見たときに、素通りせずにキャッチして抽象化してみる
◼︎ 海外を一人旅して事業アイディアを生む起業家は多い
◼︎ メモを取るには、言語化のスキルが大前提として必要である(あらゆる現象や思いを紙の上で言葉にしなくてはいけない為)
◼︎ 言語化が上手な人の言葉は人の心に残る
◼︎ “何を言うか” 以上に、”誰が言うか” を指針に誰かの主張に耳を傾けるかどうか決めるため、大きな実績を持ち得ない個人がどれだけ良いことを言ってもなかなか相手に届かない
◼︎ 面白い表現を見つけたら、自分の心がどう揺れ動くのか観察してみる (自分が発信側にたった時によりクリエイティブの言語を発信することができる)
◼︎ 離れた場所からフラットかつ客観的に自分を見つめる「離見」を意識することが抽象化において大切 (意識せずにメモしていると「我見」自分の目線や主観に偏りがちになる)
◼︎ AI時代において、機械に代替えできないような人間らしい生き方をしている人、そして人の中にある ”感情” そのものに価値が集まるようになる
◼︎ 情報が溢れていて、混沌としている時代において迷っていない人は最強
◼︎ お金あるなしに関係なく、やりたいことが明確な人が1番幸せ
◼︎ 本来は矛盾するような言葉同士をくっつけると人の心に ”?” の間でインパクトを与えられる
◼︎ アナロジー: 意味無関係なものの間に何らかの共通点を見つけて結びつける思考法
◼︎ 刺さる言葉のストックが表現を洗練させる
◼︎ 自分の感性に引っかかる言葉を1つでも多く書き留めておく
◼︎ 人に影響与えている人たちの語彙は、多くの場合洗練されている (そういう言葉を自分の中に取り込んでいくことで、自分の表現もどんどん磨かれていく)
◼︎ 自分自身のことを深く知ると不思議と自然に自信を持てるようになる
◼︎ 自分の至らぬところがわかるからこそ、成長がある
◼︎ 軸がないと自分を揺さぶってくる事象が起きたときに毎回揺れ動いてしまう
◼︎ 夢を紙に書くと、現実になると言う話は引き寄せの法則や、書くことによってRAS(網様賦体活系)という脳のフィルターが作動するという理由がある
◼︎ 夢の思考を深めていけるのは、具体的な言葉があるからである
◼︎ ふんわりとしてつかみどころのない願いを持っているだけでは、よほどの強運がない限り夢は自分から近づいて来ない
◼︎ 言語化の過程で、抽象的な夢を具体化したり、また抽象化してみたりして自分の夢にまつわる言葉群があらゆる抽象度でどんどん磨かれていく
◼︎ どうして流れ星を見て願いを唱えると夢が叶うのかその理由は流れ星を見た一瞬ですら瞬間的に言葉が出てくるくらいの強烈な夢の思いを持っているから、片時も忘れずずっと願っているからである
◼︎ 想いは強ければ強いほど、行動への反映率が上がる、行動こそが夢が手に届く場所に連れて行ってくれる
◼︎ 言葉にすることによって、仲間や共感者、サポーターが自分が向かいたいと思っている正しい方向に導いてくれる可能性が高くなる
◼︎ 自分の言葉が誰かの潜在意識に大きな影響与える可能性、つまり言霊の力を考えるとネガティブな事はなるべく言わないようにしようと思えるようになる
◼︎ なるべくポジティブで愛情込めた言葉を発することによって、自分に関わってくれた人ご縁をいただいた人の幸せが少しでも増えたらいいなと思って生きる
◼︎ 想いの言語化は、その絵が思い浮かぶくらい想像し切らないといけない (頭でぼんやりと思うだけではなく、目で具体的に見た映像のようにありありと想い浮かぶくらいまで)
◼︎ 夢に優先度をつける
◼︎ モチベーションの2類型
トップダウン型: 目標、ゴールをきちんと決めてそこから逆算して日々の行動を決める
(※価値観の軸との関連度が重要度を決める)
ボトムアップ型: 目の前の面白そうなことに飛びつくことで日々の行動が決まっていく
(※ワクワクするかどうかが重要度決める)
◼︎ 夢を確実に叶えるためにとるべき行動の細分化を行う
◼︎ 努力しているのに夢が叶わないではなくて、やるべきことが具体化できていないから、夢が叶わないということに気づくことも大事
◼︎ 「同じレベルで実績を出している人はいないか?」「自分に近い夢を叶えた人はいないか?」と考えて見渡して勉強する
◼︎ 目標とする人が成功するまでにやったことを全て羅列してみて、その中で自分が参考にできることを真似する
◼︎ スマートという有名なフレームワークにものさしを当てておけば、しっかり叶う可能性が高いボールを持つことができる
S: Specific 具体的である
M: Measurable 測定可能である
(※ゴールを定量可能な状態に落とすとアクションが具体化しやすく、夢が叶う確率が一気に上がる)
A: Achevable 達成可能である
R: Related 関連性がある
(※自分のコンパスや価値観の軸にちゃんと関連しているかどうか、自分の幸せの軸と全く関係のない夢を叶ようとしても幸せにはなれない)
T: Time 時間の制約がある
(※いつまでにやるかいつやること言う時間の制約があって、初めてスケジュールが立てられる)
◼︎ ストーリーを語る際はエピソードを可能な限り具体的に話す(固有名詞や会話の内容を織り交ぜ、その時の情景が聞き手にもありありと浮かぶように話す、具体的な情報の方が記憶に残る)
◼︎ 具体的なエピソードを話すときに気をつけることは、”要するに何を伝えたいのか” を先に提示すること
◼︎ 聞き手は多くの場合エピソードから始まるとこれどこで終わるのか、何の話が始まったのか、どこで着地するのか、と無意識に感じている、聞き手を不安にさせてはいけない
◼︎ 重要なメッセージを伝える前に質問をして5秒、10秒とその場に応じた適切な間を置くと聴衆に深く考えさせたり、アテンションを引きつけたりすることが出来る
◼︎ 着地点が見えている状態で、具体的なエピソードを話すと聞く側のストレスを大幅に軽減される
◼︎ 夢を叶えるためには、協力者の存在が必要不可欠、協力者が増えれば、当然夢に到達できる可能性が1人の時よりも高くなり、多くの人を巻き込んでいることで、自分自身にやらざるを得ないというプレッシャーをかけることもできる
◼︎ 未来において、何がアイディアにつながるか、今判断がつかなくても、少しでも多くのアイディアの種をインプットしていくことが重要
◼︎ 習慣化するためには、最初は大きな努力が必要かもしれないが、習慣になってしまえばそれが当たり前になるため、そこからは努力が必要なくなる
◼︎ 無限の選択肢の中で、自分の人生の幸せを最大化するものが一体何なのか考えてみる
◼︎ 過去のどの情報が重要になるかなんて実際に未来にならなければ判断できない
◼︎ 人生は時間をどう使ったかの結果でしかない
◼︎ 時間をどう使うかというところで、自分の人生の勝算につながる選択をすべき
【2024年5月 2/3冊目】