オートエスノグラフィとプロセス
パンドラの箱とは何か。
私にとっては、トラウマの原体験が詰まった箱、のことである。自分で開けたり閉めたり出来なかったし、今でも上手くは出来ない。
しかし、開いた時に、その中から何かを取り出して、それに対して、何なのかを整理すると、そのトラウマをある意味で解消できる。
この作業は、プロセスワークと呼ばれる。
だから、自分の生い立ちを分析的に書くことは、ある種のプロセスワークである。
オートエスノグラフィとプロセスワークの関連を明確にするのは必須だろう。
また、トラウマの箱を胸の奥底にしまったまま、その存在に気がつくことも出来ない時、その箱の存在自体や中身に、アクセスするのを可能にするのは、人の人生を聞くこと、つまりインタビューである。
そういう観点から、インタビューとは何かを再考していこうと思う。
以上、アタシの覚書。