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結局大事なのは自分がどうするかだ、という話。

私には少しの間、
近所の私立の学校で掃除の仕事をしている時期がありました。

イギリスの学生は
日本のように
自分たちで自分の教室を掃除しません。

掃除を仕事にしている人たちが
トイレや教室、廊下、体育館、職員室、すべてを掃除します。

公立の学校であっても同じです。

その職場でのことなのですが、
私たちの掃除チームの一人、
ガーナ人男性がとんでもない
遅刻、無断欠席魔でした。


同僚たちは
彼の分の掃除も
時間内にしなくてはいけない羽目になるので
怒っていました。

彼に対して
文句も言うし、注意もします。

でも、彼の行動は全く変わりませんでした。
というより悪化しました。

そんな時に私は、
過去の経験から、

怒っても仕方ないよな、

と思っていました。


なぜなら、

人は変えようとしても変わらないからです。

私たちには
誰かが不快な行動をやめてくれない時、

・その人が変わらないことを受け入れて付き合いを続ける。

・自分から去る。

という2つの選択肢だけしかありません。


私には以前、アルコール依存症が家族にいた経験があります。

そういった経験がある方ならわかると思いますが、
相手を変えようとする行動や思いは、


最悪の悪循環を引き起こします。

本人ですらコントロールできない行動を、
周りがコントロールしようとすると、

お互いに
裏切られたと感じたり、
責められたと感じたり、
否定されたと感じたりして、

お互いにストレスを掛け合い、

関係性が泥沼化し、


どんどん相手の行動が
悪化していくパターンがほとんどです。


とはいえ、

家族であったり
親密な関係であると、

行動を受け入れるか、
去るかの選択肢しかないと
頭では分かっていても、

どうしても

相手に対しての期待が捨てきれなかったり、
自分から相手のもとを去ることが
不甲斐なく思えたりするものです。


相手をコントロールしようとしない。
離れるか、受け入れるかしかない。

とはいっても、
それがどうしても実行できない。


そういう時は
往々にして、


自分の中の「こうすべきだ」というルールを
見直す機会です。



そのルールとは、
Spiritual Anatomy®では、
マインドセットと言われています。

マインドセットとは、

私たちが子どもの頃に育った環境の中で、

「こうすべきだ」と
いつかのタイミングで信じ込み、

それを守らないとうまく社会で生きていけないんだ、
と思い込んでいるものです。

マインドセットは
自分に課しているるルールなので、

私たちの自由な生き方を制限しています。

そして、目の前で
誰かがそのルールを無視した行動をしていると
とても不快になります。


私は
掃除の職場での彼に
全く期待してなかったので

怒りの何も感じませんでした。



しかし

アルコール依存症が家族にいたときは、
何年も本当に苦しみ、
酷い泥沼にはまりこみ、
血を吐きそうな経験をしました。



相手を変えようとしない、

そして

受け入れるか、
去るか、

の選択肢しか自分にはないと理解すること。

そして、
それが難しいときは、
自分の思い込みを見直す。


これは、
パートナーに不倫された人や
配偶者が借金をする場合などにも
参考になると思います。


つまり、

自分はどうするか
ということだけ考えればいいということ。

これは、
私が
とても辛いときに天から教えてもらった
大事なレッスンでした。


言い換えると、
健康的な境界線を引く

とも言えます。


そして、
自分が変われば相手も変わる

という言葉が意味している本当の意味だと思います。


あの人が
もっとこうしてくれたら私は苦しまなくてすむのに。


そう思ったときは
自分のマインドが
自分の生き方をどのように制限しているのか
見つけるチャンスだと言えます。


辛い時ですが、

ピンチはチャンスだと思って、
矢印を自分に向け、
もっと楽な人生に自分を解き放すと

もっと軽やかな未来が迎えてくれますよ。


Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
pcsession@cocorocollege.com








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