ほんの少しの気遣い
嬉しいニュースよりも、圧倒的に悲しいニュースが多い世の中です。
そんな世界を私達は毎日、生きています。
在宅で介護中の高齢の母、定期的に病院へ行って、主治医の先生に様子を診てもらいます。
ありがたいことに、特に今すぐどうこうという病はありませんが、
たまーに採血検査をしたり、ものすごーくたまーにCT検査をしたりします。
車椅子に乗せて連れて行くのですが、とても親切にしてもらえます。
大体、病院というものは、いつも混んでいて、予約してあっても 時間が押せ押せになって、待ち時間が長くなります。
今はコロナ対策で、どの病院も同じだと思いますが、椅子は一人分空けて座るようになっています。
しかし混んでいると座れない人も出てきます。
何かしらの病で来ているわけですから普通は座って待ちたいところです。
私は母の付き添いで来ているので、病ではないし 若くはありませんが、
まだ高齢者ではないし元気なので、別に座らずとも大丈夫です。
それで母の車椅子の後ろに立っていたりするわけです。
すると大概、ここに座りますか?と、声をかけてくれる人が出てきます。
車椅子の母がいるので、椅子の前に広いスペースがある、そういう場所に座っている人たちです。
全員が私よりも年上の方なので、お礼だけ言いいます。
そんな時、車椅子の母と私のことを見てくれている人達がいるんだなぁと とても嬉しく、ありがたいなと思います。
以前、秋にインフルエンザのワクチン接種に母を連れて行った時も、受付を済ませて、
ちょっと主治医の先生のところへと車椅子を押したら、
「インフルエンザは、こちらですよ。」と、私に声をかけてくださった方がいました。
私が間違えて、違うところへ行くと気遣ってくれたのですね。
その時も、見てくれているんだと、とてもありがたいと思いました。
病院内では、ほとんど全員が優しいのだと思います。
自分が病にかかっていると、他の人の辛い気持ちが分かるからかもしれません。
他者に対する気遣い、思いやり、優しさをとても強く感じます。
病院の外、普通の娑婆の世界では、まぁ全てがそういうわけではないですよね。
優しい人もいるし、そうではない人もいます。
結構な 殺伐とした世の中です。
病院に来ている人は、何らかの病があって体調が良くなくて弱っています。
病院の外の通常の世界では、一見、ものすごく元気で 全く具合が悪そうに見えない人でも、
楽しそうにしている人でも、もしかしたら本当は体調が良くないかも知れません。
たとえば松葉杖をついていたり、車椅子に乗っていたり、大きく包帯をしていたりと、
見て具合が悪いと分かれば、視覚化されていれば簡単なのですが、
ニコニコよく笑う人でも、本当は心で大泣きしているかもしれません。
ほんの少しの気遣い、思いやり、いつも忘れずにいようと思います。
心の中は見えないのですから。
ものすごく深刻に意識しなくてもいいんです。
常套句ですが、心の片隅に優しさを ちゃんと持っていようと思います。
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
このまま梅雨に入ってしまうの?というくらい雨模様の日が続きますが、皆さまも無事に元気に。
よい毎日でありますように (^_^)
5月9日に こちらの嬉しい知らせが届きました。
読んで下さった皆さま、スキをつけて下さった皆さま、どうもありがとうございます。
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