あちこち連れて行ったけれど
5月8日の日曜日は母の日でした。
近所の花屋さんも色とりどりのカーネーションで溢れていて、
おや あれは 先程すれ違った6歳くらいの女の子とお父さん、二人で手をつないで楽しそうにスキップしていると思ったら 目的地はここだったのですね。
女の子がカーネーションを1本、嬉しそうに手に持って、またスキップして二人で帰るのでしょうか?
こんな光景を見ると とても嬉しくなります。
そして 誰もが同じように幸せであればいいのにと思います。
さて 私の母、何度かnoteに書いていますが、数年前に入院して手術、その後 リハビリという闘病生活を経て、今は在宅で介護中、
80代半ばに差し掛かった高齢者です。
こうして在宅で介護しているというと、親孝行で偉いとか、さぞかし仲良し母娘なのでしょうと リップサービスだとは思いますが、そういう類のことを言われます。
が、私は大して親孝行でもなく、母とは険悪の仲ではないけれども、特別仲良しでもなく、もしかしたら今が一番いい関係かもしれません。
母が元気な頃は あー言えばこー言う母なので、よく喧嘩していました。
が、今は母は認知症もあって言葉がポンポン出てこないので、もうブーブー文句を言わなくなりましたから。
母の認知症が始まったのが70歳を過ぎてからなのですが、運良く進行は穏やかで、暴力や徘徊などの問題行動はありませんでした。
数年前に入院したのが お産以外で初めての入院で、身体も健康でしたので、それなら元気で歩けるうちに、一緒にあちこち出かける機会を持とうと思いました。
そんなにポンポン旅行には行かれなくても、美術館や水族館、お花見や、ちょっとした外食など、母が楽しい、嬉しいと感じることをすれば認知症の進行も緩やかになるかなと思ったのです。
母は迷惑をかけたくないからというのもあったと思いますが、最初のうちは私に頼るのをかなり嫌がっていました。
けれども出かければ楽しいし、嬉しそうにニコニコしている母を見ると私も嬉しくなり、そんなことを続けているうちに互いに信頼関係のようなもの?が出来てきたような、
認知症は進んでいくけれども、関係はよくなるという、何だか不思議だなぁと感じたのを覚えています。
そして こうして私が母をあちこちに連れて行っていると思っていたけれど、
実は母が私を あちこち連れてきてくれたのでは?と。
良いか悪いかは別として、母が元気で健康で問題なければ、私は特に母と頻繁に出かけたりすることはなかったと思うのです。
母も自分の友人達とよく出かけていたので、私がいなくても 充分に楽しく過ごしていたはずです。
そんなことを ぼんやりと思いながら母の日のおやつは Sof'の富良野メロン です。
アイスって何でこんなに美味しいのでしょう。
母も嬉しそうに食べていました。
高齢者にとっては、本物のメロンよりも食べやすく美味しいのでフレーバーアイスは有り難いのです。
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
まだ肌寒い日も多いようですので、どうぞ気をつけてお過ごし下さい。
よい毎日でありますように (^_^)
5月9日に こちらの嬉しい知らせが届きました。
読んで下さった皆さま、スキをつけて下さった皆さま、どうもありがとうございます。
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