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成長の踊り場でトライすること3つ
成長って、ずっと右肩上がりに続けばいいですよね。学力にしても、仕事上の能力(成績)にしても、確かにぐんぐん伸びている実感のある時期はあるのですが、いつまでもそれが続くわけではありません。
どこかのタイミングで、「なにかをサボったわけではないのに、これまでのような成果が出ない」という現象にぶち当たります。
はじめは、なんか調子が悪い、くらいの感覚でも、やがてその成果の出ない状態が続くと、頑張っているのにうまくいかない気持ちになってしんどくなるものです。
そんな「成長の踊り場」の状態にある部下メンバーのマネジメントを失敗した私の体験から、やった方がいいかなと思うことをまとめてみました。
「知っているけどやっていない」をやってみる
自分のやり方というものは、自分にとって心地の良いものなので、なかなか大きく変えることは難しいです。まして、成果が出ているのであれば、積極的に変える理由もありません。
よく会社では、成功事例共有会のようなものが、いろんな組織で開かれていますが、そのノウハウを素直に試す人ってごく少数に限られますよね。きっと、それだけ自分のやり方を変えるのって難しいことなんだと思います。
でも、成果が思うように出ていなくて、このまま今のやり方を続けても好転するイメージが湧かない、というところまで追い込まれていたら。
きっと、成果が出ていた頃に比べると、よっぽど自分のやり方を変えることに抵抗がないはずです。
そして、いざ自分のやり方を変えるときには、何を取り入れるかも重要なポイントです。
おすすめしたいのは、「知っているけど、まだ試したことがない」ということです。何も知らないことをゼロから学びにいく必要はなくて、いま知っているもののなかから試すものを決めましょう。
ゼロから学ぶことは決して悪いことではないですが、学ぶ時間をかけるぶん成果を出すまで時間がかかることと、学んでいるだけで前に進んでいると錯覚してしまうことがネックです。
基礎的な行動をやり続ける
なかには、いままでのやり方を全て投げうって、まっさらゼロからやり直したいと考える人がいます。もしかしたら、広い意味では転職もこれに当たりますね。
ただこれまでの全部が間違いだったわけではないのです。すぐに成果は出なくても、やるべきことをやり続けることでしか蓄えられない力というものもあります。
何を基礎的な行動と捉えるかはそれぞれですが、もし転職エージェントなら、面談数、紹介求人数、応募数などはぶらさずに一定数をキープしたいところです。
「時間がかかるものだ」と割り切る
私はここの視点がなくて失敗しました。とはいえ、毎月の売上成績を追いかけていれば、「成長の踊り場だね」なんて悠長なことは言ってられず、いかに早急にメンバーに成果を出させるかしか私には考えられませんでした。
でも0歳児の子育てをしていて思いますが、結局時間が解決することってものすごく多いです。0歳児なら生きてるだけで筋力がついていきますから、筋力がつけば首もすわるし寝返りもするし。
だから、時間がかかると割り切ることに加えて、成長の踊り場を抜け出し始めたときに爆発的な勢いで成果を出す準備をしているんだ、という考えを持つこともおすすめです。
苦しんだ経験を後になって振り返って語るとき、「なんとなく、いつのまにか抜け出した」だけだったらさびしいと思うんです。
成長の踊り場でトライしたことは、いつか誰かに「苦しい時はこんなことをしてみた」と伝えられる財産になりますね。
余談ですが、私の部下メンバーはやる気も素養もあって一時は成果を出してたのに、成長の踊り場で半年ほど苦しんだのちに退職してしまいました。
ただ嬉しいことに、その後1,2年ほどで出戻りしてきて、今ではバリバリ成果を出して活躍してくれているのが救いです。