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「痛み」のお話~タイプ別解消法~

こんこや🌿
大気の状態が不安定で、体調にも影響が出やすいこのごろですね…!

本日は「痛み」についてのお話です。

痛みとひとくちに言っても、色々な痛みがありますよね。
それぞれのドーシャ(エネルギー)が増えすぎることによってどんな痛みがでるのかお伝えしていきましょう。
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https://www.youtube.com/watch?v=jkLxvLKI7eg&t=408s

ドーシャ(エネルギー、体質)別痛みの出方

ヴァータ性の痛み

ヴァータの痛みは関節痛や神経痛、コリとなって現れます。
乾燥の性質があるヴァータが体内で増えすぎると、関節を潤滑に動かす潤いも減っていってしまいます。そのため、加齢での関節痛が起きやすくなってきます。
また、加齢以外でもヴァータ体質の方、忙しすぎる方、秋冬はヴァータが増えやすく関節に痛みが出やすくなります。
さらに、風は動性のエネルギー。これが増えすぎ体内の循環が乱れると神経痛(頭痛含む)、血行不良によるコリなどとなって表れてきます。

ピッタ性の痛み

ピッタの痛みは主に「炎症」として出てきます。
ピッタは炎のエネルギー。その名の通り、痛い部位に熱を感じることも。筋肉痛、皮膚炎、肌荒れ、胃腸炎などが出やすい炎症として挙げられます。
怪我の場合もその部位に「ピッタ」のエネルギーが増えていると考えます。
夏の暑さ、怒り、闘争心、運動のし過ぎ、辛い物や酸っぱすぎるものを食べることはピッタのエネルギーを増やしすぎてしまうので注意が必要です。

カパ性の痛み

カパ性の痛みは「つまる」ことによって引き起こされる痛みです。
鼻やのどの腫れを伴わない痛み(腫れ(炎症)がある場合、カパと同時にピッタの増えすぎも考えられます)、むくみによる痛みなどです。
運動不足、食べ過ぎ、眠りすぎ、甘い物のとりすぎはカパを増やしてしまうので気を付けましょう。

タイプ別解消の仕方

どんな痛みが出るかわかったところで、タイプ別の解消方法をお伝えしていきましょう。

ヴァータ性の痛み

冷えと乾燥の性質があるので、「潤す」「温める」ことを心掛けます。
・白湯やハーブティーで温めながら水分補給をする
・冷たい物を避ける
・肉や魚を食べる(生は✖)
・良質な油をとる(ギーやごま油、ひまし油など/直接飲む、飲み物に入れる、炒め物にするなど)ナッツも◎
・痛い部位にオイルをすりこむ(マッサージ用ごま油がおすすめ、オイルに、バジル、ミント、ジュニパーなどのアロマオイルを入れるのもおすすめ/アロマオイルはものによって皮膚に刺激がある場合がありますので、説明書をよく見てね)
・湯船につかる
・自然な甘みのあるものを食べる(おすすめはデーツ、イチジク)

また、忙しすぎる、しゃべりすぎる、長距離の移動、など「動くこと」によってヴァータのエネルギーが増えてしまいますので、意識して「休息」をとるようにしましょう。特にヴァータ体質の方は動くのが大好きなので、あらかじめ「お休みする日」を決めておくのも有効です。

ピッタ性の痛み

熱をもつ性質のため「冷ます」「熱くしすぎない」ことを心掛けます。気を付けたいのは「冷たい飲食」は巡りが悪くなり熱が逃げにくくなるので✖ということです!
・ミントティーを飲む(ぬるめ)
・アロエやローズヒップが入ったローションで体を潤す
・揚げ物、辛い物を控える
・深呼吸をする(可能であればシータリー呼吸を取り入れる)
・ホットミルク(ぬるめ)にひとさじのターメリックを混ぜて飲む
・頭に冷たいシャワーをかける(鎖骨より下にはかけない)
・頭皮マッサージをする
・長湯は避ける
・長時間画面を見ない
・痛い場所にギーとターメリックを混ぜたものを塗る(服につくと黄色くなり落ちなくなるので注意!)

またお日様にあたりすぎたり、スポーツやゲームなどの対人戦に熱中しすぎると頭に熱がこもっていきます。炎症が出ているときはこれらをなるべく避うけまく循環を促し、熱を散らしていきましょう。急性の怪我や筋肉痛の場合は部位のアイシングが有効です。

カパ性の痛み

冷たく重たい性質を持つため「動かす」「温める」ことを心掛けます。カパ体質の方は基本的に体が丈夫なので痛みが出にくいタイプでもあります。
・毎日少しでもいいので体を動かす(散歩、筋トレなどなんでも!)
・スパイスで刺激を取り入れる(サマハンティーがおすすめ)
・油分をとりすぎない
・甘い物を食べ過ぎない
・熱めのお風呂にさっとはいる
・早寝早起きをする
・お昼寝は避ける(ハードな運動時や病気の際、妊婦や子供はこの限りでありません)

カパ体質のかたは元来おっとりで動くのがあまり好きじゃない方も多いですが、「だるおも~」な時ほど動いた方がすっきりします!
ただし「点」で出る痛み、局所的な痛みがある場合は怪我の可能性があるので注意です。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
アーユルヴェーダではすべての不調にドーシャ(エネルギー)の乱れが関係していると考えます。
自身の痛みが「どこからくるのか?」をじっくり観察し、対処、また痛みがでない体を作っていきましょう🌿
東洋医学に分類される「アーユルヴェーダ」の効果は西洋医学と比べゆっくりです。日頃からの習慣が大切です🌸

我慢できない痛みや、痛みが慢性化する場合、病気や大きな怪我の場合がありますので、速やかに病院へ~!!!(対処医療は西洋医学がやはり強いです、度合いによって東洋、西洋どちらの医学も使っていきましょう)

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