プロ野球ライター風文章トレード編
プロ野球関連のネット記事を読んでいると「おまえら、それ、本気で言うとんのけ?」という内容のものも多い。なかには専門家みたいな書き振りで的外れなことを書いている記事もある。あんな記事を書いてどこかしらから金を貰っとるんかと思うと、なかなか美味しい仕事やないかと思わざるを得ない。そこで、あの人たちのマネをしてプロ野球の記事を書いてみたい。ひょっとしたらオレのこの記事を読んで、こいつのほうが面白いからこいつに任せてみようということになるかもしれない。というわけで、プロ野球ライター風文章第二弾。※今回、下の※以下で800字です。
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プロ野球はトレード期限が迫っている。各チームの事情を展望しながら、期限ギリギリの最適なトレードを探ってみたい。
まずトレード要因として名前が挙がっているのがヤクルトの村上宗隆だ。昨シーズンの三冠王も前半はWBCの影響もあってか不振が続く。新しい環境に身を置くことで殻を破れるかもしれない。慢性的先発投手不足を抱えるヤクルトである。ここは巨人の菅野智之との大型トレードはどうだろう。前半戦を借金で終えた巨人にとっても村上獲得は打線の起爆剤になるにちがいない。松田宣浩を二塁手起用するくらい柔軟な原監督のことだから二塁手・村上が見られるかもしれない。
昨年から積極的にトレードを成功させている中日も、先日、高松渡とのトレードで西武の川越誠司を獲得したばかりだが、後半の躍進のためにはさらなる血の入れ替えが必要だろう。ズバリ即戦力の獲得である。ここはおもいきって将来性の高い根尾昂を放出し、村上獲得で戦力のダブついた巨人から松田宣浩、長野久義、丸佳浩の三人を獲得するのはどうだろう。盛りを過ぎたとはいえ全員が優勝争いの経験をもつ百戦錬磨の試合巧者であるし、立浪監督の大好きな戦う目をしている選手ばかりだ。低迷するチームを押し上げてくれるに違いない。根尾だけで三人釣れないのであれば、この際、ビシエドと大島洋平をセットにすればいいだろう。
いっぽうパ・リーグで低迷する西武では水面下で山川穂高のトレードが現実味を帯びてきている。いまやダークなイメージの付いた選手を抱えられるのは巨人しかない。松田、長野、丸の三人を中日に放出した巨人は大砲不足で有る。山川が入れば、三人の穴を埋めて余りある活躍をみせるに違いない。穴を埋めるといえば坂本だが、二塁に松田を起用する柔軟性を持つ原監督なら不振の続く坂本の代わりに遊撃手として山川を起用することも考えられる。村上山川の二遊間コンビで上位進出を狙いたい。
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