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【初心者向け】コンサルタントの読書術 本レビュー。ビジネス書の選び方についての内容含む【要約ブログ】
この記事は5分で読めます。📚
今回の記事も自身のアウトプットという目的でのnoteです。
新入時からこれまででざっと130冊読んできた中から、参考になったなという書籍に関するメモをぱらぱら見返しながら紹介記事を書いてまいります。(月1冊ペースなので大したことありませんが、、)
本日は最近Kindleで拝読した「コンサルタントの読書術」のレビューです。もっと早く読んでおけばよかった。。
コンサルタントの読書術 個人的評価:☆☆☆☆☆
アクセンチュア戦略グループ出身の大石氏の書籍で、かなり実用的な内容となっています。その後も株式会社ジョブウェブの起業、個人コンサルタント株式会社ティンバーラインパートナーズと設立幅広く活躍されてきており、それらの経験を通して心がけてきたことを記されたのかと思います。
本読書法は、「アウトプット」ということに徹底的にこだわっています。教養や人生のための読書ではなく「仕事で成果につなげる」ための読書とはどうあるべきかということに徹底的にこだわっています。
そこが他の読書法の本との最大の違いです。
多くのビジネスマンにとっての最大の関心事は、いかに効率的に知識・スキルを得て、より高度な仕事をして、生産性をあげていくかということだと思うからです。
1.私が得た結論
本書での読書に関する基本的考え方をまとめます。
【読書の目指す姿】
①読書には目的が必要であり、それは業務課題につながっているはずである。業務で抱える問題意識を突き詰めたうえでその解決策の1つとして読書を行うべき。
②①の目的に沿った読書であるならば、書籍の中の9割は自身にとっては重要ではない(書籍内ではムダという言い方をしていますが。)ということが理解できるはず。すべてを読みたがるのは、目的のない読書になっている。
③読書はただ読むのではなく、読書⇒途中で一息休む⇒筆者の主張に対して本を批判的、仮説検証する⇒読書を繰り返して読み進めることで理解度が格段に伸びる。筆者の主張については「雲雨傘」を考え、”傘”を鵜呑みするのではなく、なぜそのアクションを支持するかの”雨”に着目する。
※本を読んで私が重要だと感じたことをまとめていますので、書籍の要約や章別まとめをせずに実践的アウトプットを目指します。
<参考>
第1章 本を読む目的をフォーカスする。本を読む前に考えるということが、成果を生み出すために最も大切である。
第2章 本の選びかた。有象無象ある書籍から良書をすばやくスクリーニングするためには。
第3章 実際の本の読み進めかた。読書でもPDCAサイクル、仮説思考やロジカルシンキングを使って、効率的に理解する。
第4章では、読書を成果に繋げるための技術。読書すると同時に成果にまとめる(インプットとアウトプット同時法)を中心に、ナレッジメモの整理法など、
2.読書は、コンサルタント業務の進め方と同じでPDCAサイクルを回すべき
コンサルタント業務についている皆さんであればなじみがあるかと思いますが、この書籍でもコンサルタントは「俯瞰して、絞って集中して掘り下げる。掘り下げ方は、仮説検証型で行なう」ことがベースです。
例えば営業売上が伸び悩んでいるとき、すぐに施策には走らず、全体を俯瞰してどこに課題がありそうか検討をつけ仮説立案、検証をする中で課題を深堀していくのが流れですね。
読書についても共通で、
Plan - 何のために読むか、目的を絞る Do - 本を読む Check - 考える Action - 実践してみる。詳細は
①自分が得たい知識について俯瞰して自身の課題を考察する。
②複数ある課題から狙いを1点に絞る。
③課題に対して、得るべき知識を習得する(解決する)ために読書する。
④読書⇒業務で仮説検証、実践する⇒読み進める⇒業務で仮説検証、実践する⇒…を繰り返して実践に結びつける。
3.ロジカルシンキングにおける雲雨傘
「雲雨傘」とは事実、推測/解釈、アクションを整理したもの。
例)黒い雲が出てきた。雨が降りそうだ。傘を持っていく。という流れです。
読書で重要なのは、雲(事実やデータ)を読んだとき、著者はどんな解釈(雨)しているのか?その解釈だけで良いのか?という風に著者の意見を丸呑みせず、頭で考えながら読み進めること。
そして、雲と雨が理解できれば傘はさほど重要ではありません。傘は1つの手段でしかなく、雨が降るなら「車で行く」「雨合羽を着る」「家を出ない」…など様々なアクションがあります。この時、傘に注目しすぎてアクションをただ実行するのではなく雲雨を真剣に考えるようにしましょう。
4.その他の新しい気づき
・読書のアウトプットはメモでも本の要約ではない、現在取り組んでいる仕事に役立てること。
※具体的なレポート、営業でのアクション、等の結果が伴うことが読書であり、これらを目的としない読書をしていては何も身につかない状態に陥る。
・目的のための読書であれば、書籍の1割だけを把握すればよい。残り9割は現在必要のない(適用できる事例がない)知識であるため、どんなに役立ちそうでも、切り捨てることが大事。ビジネス書の場合、途中だけ/途中から読んでも理解度が大幅に低下することはない。
・必要な箇所のみを読み「目的に対する効率」、読んだ箇所が確実に実践につながる「生産の効率」、この2点を重視する。
・良い本の見極め方の例)
①初版発行からの期間
初版が10年前で現在は10版だったとすると、長く定番として売れている。
②外国人の著者の翻訳書
理由の1つは、翻訳書はそれなりに実績のあるものが翻訳されるため。
③筆者の経歴
幅広い分野での経験をしていたり、まだ現役の一線で活躍していたりすると、広い視野で内容が書かれている可能性が高い。
・本を読む目的に合致した部分(本から吸収したい/吸収した部分についてだけまとめればよい。
5.まとめ
得られた結論と同じですが読書の目指す姿を理解しました。
これの実践が私のアウトプットとなっていくことだと感じております。
①読書には目的が必要であり、それは業務課題につながっているはずである。業務で抱える問題を解決策するための1つの手段が読書である。
②①の目的に沿った読書であるならば、書籍の中の9割は自身にとっては重要ではない。
③読書はただ読むのではなく、読書⇒途中で一息休む⇒筆者の主張に対して本を批判的、仮説検証する⇒読書を繰り返して読み進めることで理解度が格段に伸びる。
読書する時間がない、読書しても身につかないと悩んでるあなたにピッタリかと思います。一気に10冊も買うというレベルまでは真似をする必要はないとはおもいますが、エッセンスは大変参考になりました。
評価も高い本ですし、ぜひご覧になってみてください。
こちらも値段表示がありますが、KindleUnlimitedでご覧になってみてみると無料です。30日の間に退会する予定でしたが、読書の習慣を継続するために、kindleは継続してしまいます笑
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以上