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物流女子が、1年4ヶ月悩んでいる仕事のこと。

こんにちは。高校5年生です。

今回は久しぶりに仕事の話です。

配属されて1年4ヶ月、長くどうしたものかと悩んでいたことがあります。それは、庫内の委託先の人にお願いした業務が、きちんと遂行されないケースがあることです。

私は物流センターに勤めておりますが、倉庫内で実際に入出荷業務に従事しているのは委託先の別の会社の人です。私は委託している業務の管理や事務作業、外部とのやり取りを行っております。
ゆえに、毎日のように委託先の管理者に対し、業務を依頼する場面が出てきます。棚卸(商品の数量や賞味期限のチェック)や什器移動、イレギュラーな荷受けや追加出荷、破損品の取りまとめ……。簡単なものから人手を要したり手間をかけたりしなければならないものまで幅広く、その全てを羅列することはとてもできません。

私も直接依頼する場面が多々あります。そのほとんどが上司から指示されたり、かかってきた取引先からの電話に対応したりしたがゆえの依頼なのですが、単刀直入に言うと、私が依頼したことが遂行されないことがあるのです。「産業廃棄物の回収業者が何日の何時に来るから、この場所にある什器の移動を前日までにお願いします」と言っても、そのままにしてある。1週間と期限を決めて返品予定の商品を集めてもらうようお願いしていたら1週間経っても音沙汰なく、「どうなりましたか」と聞きに行って初めてスタートする。頼んだことができていないと「できていない」と上司に思われるのは私。そんなモヤモヤを抱えてきました。

当然、委託先の方々が悪いとは思いません。私の伝え方が悪かった、私がしつこくリマインドすればこんなことにならなかった、私が逐一進捗を確認しておけば良かったのに、今も繰り返し思っております。

だからこそ、色々試しました。口頭での指示は分かりづらいので、word資料に手順を書いて印刷し、紙で渡しました。もちろんカラーの写真付きで。上手くいかなかったので、メールも入れました。これもなかなか結果に繋がらなかったので、何かお願いする時は必ず期限を決めるようにしました。期限は1番大きな字で、太文字で案内します。しかしさほど効果を感じなかったので、依頼する際に「○○日までにお願いしたいのですが、いかがですか?もう少しお時間必要でしょうか?」と実行可能な日数を相手に聞くようにしました。これは、あまり意味は感じられなかったです。

これもダメかと思った私は、メールのCCに私の上司や同僚を全員入れるようにしました。不要なメールを増やしてしまい、上司には申し訳なかったのですが、これは効果てきめんでした。全てではないものの、少しずつ前に進む業務が出てきました。ただ、これをすると上司は「メールでしか指示を出していないんだ」と思ったようで、「直接話しなさい」と注意を受けてしまいました。そのため、あらかじめ作ったメールの下書きを印刷し、紙を見せながら口頭で説明した上で、「先程直接○○様にお話しいたしましたが」という文言を入れてメール送信するようにしました。現在は、今お話ししたものを組み合わせつつ、すれ違うタイミングで「あれどうなりましたか」と質問したり、そもそもお願いするばかりでは嫌われるだろうと挨拶を意識したりと、思いつく限りの手を試している最中です。

他の人がどのくらい業務依頼をスムーズに受けてもらっているか知らないものの、なぜ私の依頼はスルーされてしまうことが多々あるのだろう。これは配属当初から何となく分かっております。もちろん、委託先の方々に聞いたわけではないので正解かは不明ですが、おそらくこの辺りが答えだろうという項目を挙げていきます。

まず、私が新人であること。
ミスはするし、的外れなことは言うし、現場のことを何も分かっていない。そんな信頼ゼロの新人を信用する人はおりません。当然、誰もいうことなんて聞きたくないわけです。これは仕方ないと思います。これが理由なら、スキルを身につければその状態から脱することができるわけですから、ある意味希望を持てる理由です。

次に、私に権限がないこと。
1つ目と一緒のように見えますが、違います。例え私が新人でも、私が現場の重要なことを決められる立場だったら、誰もスルーしないでしょう。
委託先の方々は、忙しい人ばかりです。だからこそ、業務に少しでも影響のないことはしたくないという気持ちは分かります。高い役職を持つ人の依頼を無視したら契約に関わるかもしれませんが、私の依頼を遂行しなくても何も影響がないのです。いうことを聞く理由がないのです。

最後に、私が女であること。
女性だからという理由だけで、下に見られる職場では決してないことははっきりと言っておきます。そして、仕事を進められない理由にするのも間違っていると思っております。ただ、プラスになることはない一方、体力面や威厳の有無という観点で、男性に比べマイナス評価を受けやすいことは確かです。私はまだ、女性であることをカバーできる実力や経験を持っておりません。体力面や威厳の有無という点で勝てないからこそ、人一倍努力しなければならない理由の1つであることは否定できない事実です。

明日もまた朝が来たら、依頼をする機会が訪れます。昨年に比べ、遂行されない回数は減っておりますが、心を削りながらお願いに行く場面はなかなかなくなりません。どうか1日でも早く実力をつけて、後輩を助けられる私になれますように。

以上、「物流女子が、1年4ヶ月悩んでいる仕事のこと。」でした。
最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
また、次の投稿でお会いしましょう!