玄米炊飯の極意 ~手間暇かけた先にある、至福の一膳~
今朝も炊きあがった玄米の香ばしい香りが、私の一日の始まりを告げてくれます。つやつやと輝く一粒一粒に、長年の試行錯誤が詰まっています。
【玄米との出会い】
白米からの転換は、決して簡単ではありませんでした。最初は固くて食べにくく、家族からも不評でした。でも、粘り強く研究を重ねた結果、今では家族が「お父さんの玄米ごはんが一番おいしい」と言ってくれるまでになりました。
【私の玄米炊飯法】
1. 玄米選び
- 新米を選ぶ(古米は吸水に時間がかかります)
- できれば産地直送や信頼できる店で購入(今は近くの知り合いの農家の自然栽培自然乾燥の贅沢な玄米を使っています。)
- 少量ずつ購入し、新鮮なうちに使い切る(近隣農家の米でおよそ一年持つようにする。)
2. 準備(前日から最低12時間24時間以上が好ましい。)
- たっぷりの水でよく研ぐ(水が澄むまで)
- 常温の水に12時間以上浸水
- 時間があれば水を1-2回交換
3. 炊飯直前の工夫
- 水を切り、新しい水に交換
- 水加減は玄米1合に対し1.2合が基本(一般炊飯器のメモリ1合増し。4合なので5.5合の目盛りにする。小豆の入れるタイミングは炊く前がいい。そのため水増量)
-小豆100cc玄米と一緒に研ぐ。
- 少しの塩(米1合に対し小さじ1/8程度)
4. 炊飯のコツ
- 強火で沸騰させる(約15分)
- 中火で10分
- 弱火で15分
- 最後に10分蒸らす
-土鍋を使わない時は電気釜で通常炊飯する
【失敗から学んだこと】
- 浸水時間が短いと芯が残る
- 水加減が多すぎるとべちゃつく
- 蒸らし時間を省くと固くなる
-小豆を一緒に浸すと手間が省けて柔らかくなる(ポリフェノールはどうなるか?)
【玄米生活がもたらしてくれたもの】
- お腹の満足感が長く続く
-食事をよくかんで食べるようになった
- 便通が良くなった
- むしろ白米が物足りなく感じるように
- 玄米特有の香ばしさが癖になる
【これから挑戦される方へ】
完璧な玄米ごはんを目指す必要はありません。
最初は白米に少しずつ混ぜていくところから始めるのもよいでしょう。
大切なのは、あなたと家族が「美味しい」と感じる炊き方を見つけること。
時間をかけて、ご自身に合った方法を見つけてください。
明日の朝、あなたも玄米生活を始めてみませんか?