いわてグルージャ盛岡 補強診断〜チーム別補強診断#19〜
こんにちは。
Jリーグも開幕してから数ヶ月が経ち、すでに後半戦が始まり、チーム状況を見直しての目標の再設定が行われています。
そこで、「チーム別補強診断」シリーズでは、2022シーズン開幕に向けた各チームの補強に関して、現時点までの成績などを踏まえ評価を行っていきたいと思います。
その上で、各選手の補強診断を『S』から『D』の5段階で評価をし、最後はチーム全体の総括も行おうと考えています。
これまでのシリーズ同様、上位カテゴリーから、北から行います。
第19回となる今回は、いわてグルージャ盛岡編です。
なお、すべての情報は8月13日時点となるので、ご了承ください。
また、試合出場などのスタッツは、transfermarktを引用します。
補強動向
改めて、今オフのいわてグルージャ盛岡の補強動向を振り返っていきましょう。
なお、この表は以前の記事『2022Jリーグチーム別考察#20 ~いわてグルージャ盛岡編~』に記載されている表になります。
また、この表に記載されていない移籍情報は以下の通りです。
【IN】
蓮川壮大 ←FC東京(期限付き移籍)
クリスティアーノ ←ECサン・ジョゼ(完全移籍)
【OUT】
武田拓真 →契約解除
*なお、クリスティアーノ選手は加入直後ですので言及しません。
試合結果
選手個人個人の試合での出場データなどをみる前に、まずはチームとしてのここまでの成績を見ていきましょう。
J2リーグ
天皇杯
個人スタッツ
それでは、ここからはオフの移籍市場で加入した選手をポジション順に(GKから)見てきましょう。
①阿部伸行(←FC東京)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
FC東京や湘南ベルマーレ、AC長野パルセイロでプレーをしてきた経験豊富な選手で、レギュラーとしてシーズンを過ごした経験は少ない選手ですが、貴重なバックアッパーとしてJ1からJ3でプレーをした経験がある選手です。
身長は185cmとGKとしては決して大柄ではありませんが、それでも非常に良いポジショニングも持ち味として、安定したパフォーマンスを見せることができる選手です。
昨季後半戦は、FC東京から育成型期限付き移籍で加入し、すぐに主力に定着した野澤大志ブランドン選手はパリ五輪世代の選手で、非常に若い選手ですので、毛研豊富な阿部選手がそれをさせると言う立ち回りが自然と言えるでしょう。
考察
野澤選手の負傷、あるいは代表招集などで不在の時もある中で、現状は3番手といえる立ち位置でしょう。
野澤選手不在時には、ベンチ入りをする機会も多く、経験に培われた安定感でベンチに安心感をもたらします。
元々、主力としての獲得ではありませんでしたので、現状の立ち位置は期待通りと言えるのではないでしょうか。
評価
評価はBとしました。
元々の、想定が主力候補ではなかったのでこれまでの三番手として主力の選手を支える立ち位置は想定通りと言えそうです。
②稲葉亜我志(←静岡産業大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
大卒ルーキーで加入した選手で、188cmの身長とGKとしては平均程度の身長の選手です。
大学時代に目立った成績を残したり、世代別代表に選ばれたりしたことのある選手ではなく、「いわてグルージャ盛岡トライアウト」を経て加入した選手で、決して期待値が高い選手とは言えないでしょう。
考察
主力の野澤選手、控えの松山選手に次ぐ3番手のポジションを先述した阿部選手と争っています。
開幕当初はなかなかメンバー入りできていませんでしたが、今季は代表や負傷など野澤選手が不在の時が比較的多く、そのような時にメンバー入りできるようにはなってきています。
現状は、3番手の立ち位置を確立したと言えるのではないでしょうか。出場機会を掴んでいるわけではないので、期待値通りというところでしょうか。
評価
評価は『B』としました。
当初の期待値から考えると、非常に健闘している印象は受けますが、出場機会を掴んでいるわけではないので、『B』評価が妥当ではないでしょうか。
③田平起也(←セレッソ大阪)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
セレッソ大阪でプロ入りしたあと、昨季までいわてグルージャ盛岡へ期限付き移籍で加入していました。
J3を戦った昨季は、スタメン出場は1回でメンバー入りも7回のみと決して「昇格の立役者」とは言えない活躍でしたが、それでも完全移籍を勝ち取りました。
秋田監督のスタイルを知っているという面は大きなアドバンテージで、昨季の出場試合数やカテゴリーが上がることを踏まえても主力候補ではありませんが、貴重なバックアッパーという立ち位置でしょう。
考察
開幕当初は、メンバー外が続いていましたが、それでもたまにメンバー入りすると途中出場で複数試合に出場していました。
最近は、出場の頻度が大きく上昇しているわけではありませんが、途中出場ではなくスタメン出場をすることが増えており、「主力」などではないものの徐々に序列の上昇が垣間見える状況といえるでしょう。
評価
評価は『A』としました。
昨季の出場機会を見ると、今年はメンバー入りすら難しいのではないかと感じていましたが、出場機会を徐々に掴み始めていることなどを見ると、期待値は上回っているのではないでしょうか。
④甲斐健太郎(←FC岐阜)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
昨季までは、J3のFC岐阜に所属しており、岐阜のディフェンスリーダーとしてJ3屈指のパフォーマンスを見せました。個人昇格が近年噂されていた選手で、今年よりJ2のいわてグルージャ盛岡へ移籍し個人昇格を果たしました。
181cmと決して大柄ではない身長で、空中線に強みを持っているわけではありませんが、対人能力やフィード力に定評のある選手で、自ら攻撃の起点になることもできる選手です。
期待されている役割としては、J3屈指のDFであったこともあるので、主力候補としての獲得と言えるでしょう。
考察
開幕当初は、3バックの一角として苦しいチーム状況の中でも、フル出場を続けていました。
しかし、最近はスタメン出場でキャプテンマークを巻く試合とベンチ外となる試合が交互になっているようなイメージで出場頻度は開幕当初より落ちてしまっています。途中加入の蓮川選手が加入直後より主力に定着したことで厳しい立場になっていると言えます。
評価
評価は『C』としました。
出場試合数的には、『B』でも良いのかなとは思いましたが、甲斐選手がスタメンを外れる機会が増えてからチーム状況が好転していることなどを見ると、決して期待通りとは言えなそうです。
⑤戸根一誓(←カターレ富山)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
甲斐選手同様、昨季まではJ3でプレーしていた選手で、J3のカターレ富山でディフェンスリーダーとして活躍をし、J3屈指のDFとなりました。
J2に昇格した今季は、甲斐選手と共に、言わば「J3オールスター」のような陣容でディフェンスラインを構築するワンピースとして獲得されたと言え、主力候補と言えるでしょう。
考察
開幕当初は、主力としてスタメン出場を続けていましたが、第9節以降は全くベンチ入りができない日々が続き、完全に序列を落としていました。
ここ2試合は、シーズン途中加入で主力に定着した蓮川選手が不在であるため出場を続けていますが、現時点での成績では期待値を下回っていると言わざるを得ません。
評価
評価は『D』としました。
主力候補として獲得されながら、30節を終えた段階で一桁の出場数は非常に寂しく期待を大きく下回っていると言わざるを得ません。
⑥蓮川壮大(←FC東京)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
FC東京では、新スタイルに移行する中でキャンプは足首の手術によって出遅れてしまい、激しいポジション争いに割って入ることができず、構想外になってしまいました。
初挑戦のJ2の中で、失点が相次ぎ、降格圏に沈んでいたグルージャ盛岡にとって守備陣の即戦力級の獲得は必須事項であり、昨季はJ1での出場もあった蓮川選手を守備立て直しのキーマンとして獲得したと言えます。
考察
加入直後から3バックの一角のポジションを掴むと、連戦の中でターンオーバーをした試合以外では基本的にスタメン出場をしています。
複数のオウンゴールを記録するなど公式戦から遠ざかっていた印象も強く受けるのは事実で、ここ2試合は離脱中となっていますが、後半戦にかけて状態が上がってきたチームの助けになったことは確実でしょう。
評価
評価は『A』としました。
加入直後よりチームのスタメンに定着したことは非常にポジティブな要素ではありますが、複数のオウンゴールを記録するなどポジティブな要素ばかりではないので最高評価はつけることができません。
⑦深川大輔(←日本体育大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
日本体育大学より加入した深川選手ですが、高校年代ではジェフ千葉ユースに所属していた選手で、ユース時代はキャプテンマークを巻くなどリーダーシップにも定評のある選手です。
181cmと身長が高い選手ではありませんので、3バックの真ん中のバックアッパー的イメージであると思います。
考察
開幕当初からメンバー入りをしたりスタメン出場をしたりするなど確実にチームの戦力構想の中には入ってきています。
時折、非常にインパクトのある得点を決めるなど攻撃的なディフェンダーとし、チームの中でレギュラーではありませんが、変わりのいない立場の選手として戦力になっています。
評価
評価は『A』としました。
大卒は決して若くはない年齢ですが、それでも甲斐選手や戸根選手などJ3での実績が十分な選手がいる中で、開幕から継続して出場機会を掴んでいることは非常にポジティブであると思います。
⑧斉藤諒(←九州産業大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
メンバー入りなし
・天皇杯
メンバー入りなし
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
対人での守備と熱い守備が特徴の選手で、似たタイプの選手はグルージャの中にはいません。
技術面はまだまだという選手であり、未来のレギュラー候補的立ち位置でしょう。
考察
ここまで、全くメンバー入りできておらず、厳しい状態と言えます。
なかなかプロのレベルに慣れていないのでしょうか。
評価
評価は『D』としました。
大卒ルーキーという決して若くない状態でありながら、折り返しを過ぎた時点でリーグ戦、天皇杯共にメンバー入りすらできていないというのは厳しいと言わざるを得ません。
⑨中村充孝(←モンテディオ山形)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
鹿島アントラーズやモンテディオ山形で攻撃の軸として活躍してきた中村選手は、今年、グルージャに所属している選手の中で実績面だけで言えば一番の選手と言えるでしょう。
J1やJ2での主力としての経験もあるので、攻撃の軸となることが期待されていると言えるでしょう。
考察
開幕からほとんどの試合で出場していることはポジティブですが、リーグ戦でのスタメン出場はわずか1回と、主力級の活躍ができていると言えるのかと言えば難しいと思います。
交代カードの切り札としては非常に優秀な活躍を見せているとは思います。
評価
評価は『C』としました。
多くの試合に出場していることはポジティブですが、まったくスタメン出場がないのは期待はずれとしか言えません。
⑩チャン・ヒョンス(←富川FC)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
韓国のU23代表経験もある選手で、右サイドバックやサイドハーフとしてプレーできる選手です。
韓国の1部リーグでの出場経験も5試合ある選手で、実績面は十分です。まだ若い選手ですのでいきなり主力になることが期待されているわけではなく、未来への投資というイメージでしょう。
考察
第6節で先発にて、日本デビューを果たしますが、イエローカード2枚をもらい退場すると、その後は全くメンバー入りできておらず構想外というのが妥当と言える状態でしょう。
評価
評価は『D』にしました。
メンバー入り1試合、出場1試合のみとD評価が妥当といえるでしょう。
⑪南拓都(←横浜Fマリノス)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
興國高校出身の選手だけあって、非常にテクニックに定評がある選手で、昨季まで横浜Fマリノスに所属していましたが、なかなか出場機会を掴むことができず、出場機会を求めてJ2のいわてグルージャ盛岡へ移籍することになりました。
これまでのプロでの試合経験は3試合のみでしたのでレギュターとしての活躍は期待されていないでしょう。
考察
開幕からしばらくはメンバー入りをすることができませんでしたが、それでも第14節のVファーレン長崎戦で今シーズン初出場すると、その後は多くの試合でスタメン出場しており、現状は左サイドハーフの1番手、2番手程度の立ち位置まで上がってきました。
評価
評価は『B』としました。
最近の出場機会は非常に期待値を上回るものであると思いましたが、シーズン開幕当初はなかなか試合に絡めなかったことを踏まえると『B』評価にしました。
⑫小松駿太(←モンテディオ山形)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
モンテディオ山形より期限付き移籍で加入している小松選手は、昨季のJ2リーグではメンバー入り6試合のみと、ピーター・クラモフスキー監督のチームではほとんど構想外と言わなくてはならない状態です。
今季も、監督が続投しており構想外であることに変わりがないため、新天地を探し、J2初挑戦のいわてグルージャ盛岡へ期限付き移籍しました。FC琉球やYSCC横浜では主力として活躍した経験のある選手で、J2でも50試合程度の経験がある選手ですので、J2初挑戦のチームにとっては貴重な選手です。
考察
開幕当初は、スタメン出場の機会が多く、さすがJ2経験者というようなイメージでしたが、最近はベンチ外とスタメン出場を交互に繰り返しているイメージです。しかし、昨季の出場機会を踏まえると、主力候補ではないと思いますので、期待値通りといえるでしょう。
評価
評価は『B』としました。
ここまでに、30試合程度を終えているJ2リーグにおいて20社いい程度に出場しており、準主力としては十分な結果と言えます。
⑬奥山洋平(←阪南大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
奥山選手は、先ほどの稲葉選手と同様に「いわてグルージャ盛岡トライアウト」を経て大学サッカーの名門、阪南大学より加入した選手です。稲葉選手同様、入口がトライアウトですので、期待値はそこまで高くないというのが自然でしょう。
考察
開幕当初よりベンチ入りを果たすと、第2節で途中出場を果たし、Jリーグデビュー。前半戦はスタメン出場の機会が全くありませんでしたが、後半戦になるとスタメン出場の機会が非常に増えています。
初得点までは時間がかかりましたが、ここまでに2得点を記録し、チームに欠かせない選手に成長しました。
評価
評価は『S』にしました。
トライアウトで加入した選手でしたが、完全にチームの軸になっており、最高評価の『S』にしました。
⑭弓削翼(←日本体育大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
弓削選手は、深川選手と同じく日本体育大学より加入した選手で、大学サッカー界でも屈指のボランチの選手でした。元々の期待値も高い選手であることが容易に想像でき、1年目から試合に積極的に絡むことが期待されているでしょう。
考察
開幕から2試合はベンチ入りしたものの試合出場はありませんでした。
しかし、第9節以降はスタメン出場の機会が多く増えており、中盤のそこからチームを支える軸に成長しました。最近は、得点やアシストに絡む機会も増えてきており、中盤の刈り取りやというだけでなく、攻撃の起点にもなっています。
評価
評価は『A』としました。
元々の期待値が高い選手ですので、主力になっているとは言え、意外性はすくなく『S』ではなく『A』にしました。
⑮和田昌士(←SC相模原)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
横浜Fマリノスの下部組織時代から将来を嘱望されていた選手で、テクニックに定評のある選手です。
昨季は、J2のSC相模原に所属しており、多くの試合に出場していましたが、後半戦よりグルージャ盛岡に期限付き移籍しており、チームの格としてJ2昇格に大きく貢献し、完全移籍へ移行しました。
昨季同様、主力としての活躍が期待されているでしょう。
考察
開幕当初は、スタメン出場を続けましたが、奥山選手が覚醒したこともあり最近はスタメン出場の機会が少なくなっています。しかし、前半戦の活躍は期待通りで、途中出場ながら多くの試合に出場するなど期待値は大きく下回らない活躍でしょう。
評価
評価は『B』としました。
スタメン出場の機会が減っていますが、それでも期待値を大きく下回ることのない活躍度合いであると言えます。
⑯キム・ジョンミン(←抱川シチズンFC)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
韓国出身の選手で、188cmの身長があり空中線に強みがある選手で、グルージャ加入前は韓国の3部リーグに所属している抱川シチズンに所属していました。
実績面をみても物足りない選手で、いきなりスタメンなどというよりは高さをイアkしてパワープレー要員などという意味合いでしょうか。
考察
開幕からしばらくは全く試合のメンバーに絡むことができていませんでした。
第22節で初めて出場すると、そのごリーグ戦では3試合にスタメン出場をしていますが、得点という求められている結果はなく、期待通りとは言いにくいでしょう。
評価
評価は『D』としました。
試合出場は5試合となかなか出場経験はありません。
加えて、加入後数ヶ月にわたり全くメンバー入りできなかったことを踏まえると、最低評価にせざるを得ません。
⑰上笹貫剣(←University of the Pacific)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
14歳からアメリカでサッカーをしている上笹貫剣選手は異色の経歴の持ち主で、加入の際には多少話題にもなった選手です。
考察
開幕当初から全くメンバー入りができておらず、ここまでにメンバー入りしたのは天皇杯の1試合。出場もその1試合の6分のみと全く試合に絡むことができておらず、プロのレベルに苦戦しているといえるでしょう。
評価
評価は『D』としました。
大卒でありながら全く試合に絡めていないので、『D』評価にしました。
⑱桐蒼太(←立教大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
立教大学より加入した桐選手は、ドリブルに特徴のある選手で、なかなか内定先が決まらない中で、いわてグルージャ盛岡への練習参加を経て加入が決まりました。
163cmとかなり小柄な選手ですが、小刻みなステップとスピードを活かしたドリブルで得点を生み出すことができる選手です。
考察
大卒一年目で、163cmとフィジカル面を考えればプロの選手相手に勝てるわけがありません。一方で、小刻みなステップは桐選手の大きな特徴でプロでも十分に通用するでしょう。
最前線での起用が多いかと思いましたが、一列後ろで起用される機会が多く完全な主力ではありませんが、飛び出しなどを活かしたプレーを披露しています。
評価
評価は『B』としました。
大卒一年目でところどころ試合に出場し、最近はスタメン出場する機会も多くなってきているので、期待値通りと考えました。
⑲鈴木魁人(←東京学芸大学)
試合スタッツ
・Jリーグ
・天皇杯
獲得理由
そもそもの獲得理由を考察していきたいと思います。
身長175cmと決して大柄な選手ではありませんが、U18での代表経験もある選手です。
ハードワークできる選手で、前線からの守備に奔走することができる選手です。チーム初のJ2挑戦の中で、前線からのハードワークができる選手は非常に貴重な選手で、1年目からある程度の出場機会を掴むことも想定されます。
考察
前半戦では2試合に先発しましたが、先発した2試合以外での出場はゼロ、メンバー入りも1試合のみと非常に苦戦している印象です。
大卒一年目ではありますが、決して期待値通りとは言えないでしょう。
評価
評価は『D』としました。
スタメン出場した2試合で結果を残すことができず、現在は完全に構想外のような立ち位置になってしまっています。
全体評価
それでは、全選手の評価を振り返っていきましょう。
以上のことを踏まえた総合評価は以下のとおりです。
全体評価は「D」としました。
チーム初のJ2昇格ということで非常に多くの選手が入れ替わるなど、難しいオフになりカテゴリーが変わったため、レベルも変わるという難しいオフになったといえるでしょう。
活躍している選手としていない選手が多く、「数撃ちゃ当たる」的なスタンスになってしまている感じを受けます。
最後に
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