新学期・先生の呼吸をサポートしたい!
世界中のママに伝えたい! 心身のアウェアネスナビゲーターこつばんママです。
新学期の心とカラダの変化とサポートについて、いくつか記事を書いてきました。
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そんな中、「教職」についている方とのやりとりから・・・
目線を「こども」ではなくて、「教職」と言う目線でちょっと書いてみたいと思います。
自律神経が乱れやすいよ・先生のお仕事
幼稚園の先生、園児、保護者へ向けた「からだ教育」も8年目です。
幼稚園の先生向けの講習で、必ずお伝えすることは、幼稚園の先生は「自律神経が乱れやすい」と言う事です。
これは、幼稚園の先生だけではなく、「教職」全てに言える事だと思います。
最近では、「セミナー講師」と言う職業も見るようになりました。
日本って先生業多いのかな?とも。
このほか、自律神経が乱れやすい職業は、「医療職」「販売業」「接客業全般」そして「乳幼児育児をしている母親」かな。
(もうちょっと細かく突っ込んでいくとあるかも。あとは性格別)
これ、何を示すかといえば、
自律神経が乱れやすい=他人と接することが多い、他人も「思い」「気持ち」を汲み取ることが多い
と言えるんです。
だからこそ、、、教職のうつ病も多いんじゃないかと思います。
昨今、メディアでも教職員の負荷について、いろいろ言われていますよね。
実際の仕事量としての負荷は、見えやすい
でも、生徒(園児)と話す内容や、保護者とのやりとり、他の先生とのやりとり、とシーンが多くある中で、学校(幼稚園・保育園)は、どんな職場よりも「保護者」が多様化していると思うんです。
そして、保護者が多様化すれば、自ずと子ども達も多様化する。
小学校に入学した娘を通して思うこと
娘が小学校に入学して、3年目。
担任は3人目です。
校長先生は同じですが、副校長先生も3人目!
まず、校長先生目線でいえば、バディとなる副校長が毎年変わることで、心理的負担が増えますよね。
もちろん、着任した副校長先生も、新しい現場の雰囲気だってあるだろうし。
特に、私が住む東京では、本当に自治体によって空気感が大きく違っているようです。23区内、区外でも違うようですし。
保護者の多様化、住んでいる地域性、その学校の特徴によって、
着任した先生達は、いろんな思いを抱え、相当な緊張状態で過ごしていくのだろうな、と思います。
そんな風に、学校のトップが変わらずとも、次の司令塔が変わることで、長くいる先生なども緊張感に大きな違いが出るのではないかと思うんです。
そして、私たちが小学生の頃(昭和50年代)の先生や学校とは、全く空気感が違うのが、先生がみんな「丁寧」だと言うこと。
もっと、口の悪い先生もいたし、体罰ももちろんあった時代です。
先生が強かったイメージ。
今の先生、学校は保護者に対してもすごく丁寧。
こちらが恐縮するくらい。
と、思えば・・・
全く変わっていないのは、配布物。
むしろ、私の小学生時代より多いかもしれません。
配布物が多くなれば、その分確認事項も増えますよね。
こんなに便利な時代・・・どんどんオンライン化すれば、先生の負担も軽減するのになーと強く感じています。
小学生は、配布物の紛失も多いです。
この前びっくりしたのは、学童保育の連絡帳を公園で落とすとか、習い事で失くすとか、、、いろいろだそうです。
オンライン化が進めば、そんな「報告事項」も、アプリで出欠とればいいし、かなりスムーズになるんじゃないかな?とか、素人的に思い描いていました。
絶対的な業務が多い上に、アナログな配布物のやりとり一つ増えると、
●●がありません、とか、●●はどうすればいいのでしょうか?など、
保護者とのやりとりも増えてしまいます。
その度に・・・保護者とやりとりして、きっといろんな保護者がいると思うんです。
多様な相手との対話
相手の対応が、最初は見えないですよね。
たった1年間のクラスですから、お互いのこともよく知らないではないですか。
去年、素敵なお手紙を見せてもらいました。
埼玉に住む姪っ子の担任の先生のお手紙です。
すごーく簡単だけど、詳しいプロフィールが配布されていたんです。
そのプロフィールを見るだけで、保護者は「安心」もするし「話してみようかな」と思ってしまう。
担任になった時に、その先生の人となりが分からないから、
保護者側は、どんな対応しようかな?と思いながらだと思います。
我が家の場合、娘が「人に興味がある」「人好き」なので、クラスでの自己紹介とかしっかり聞いてくるタイプ。
そうすると、そこからピックアップした情報を元に、クラスの雰囲気を想像したりしています。
先生の側からすれば、生徒と保護者の情報もしっかり引き継ぎされてきているとは思いますが、それが10人、20人、30人では、その「把握できる容量」も違うと思うのです。
ここで、1クラス何人なのか?
これが関わってくるのだと思うのです。
10人のクラスで、10人の生徒と保護者との対話をするエネルギーと、
30人のクラスで、30人の生徒と保護者との対話をするエネルギー
これ、明らかに違いますよね。
先生って、教える能力と同時に、対話力、共感力、コミュケーション能力などが要求される、本当にスーパーパワーを使う職種だと思っています。
そのエネルギーの配分がうまくいかないと、自律神経が乱れてくる。
先生は、すぐに先生になる
そして、先生って、すぐに先生になるじゃないですか。
一般企業なら、いきなり「担任」と言う「部署を任す」なんてないですよね。
でも、新卒で担任って普通にあるじゃないですか。
20代の経験値で30人の対話をするのと、
30代の経験値で30人の対話をするのでは、
明らかに「余裕」が違うのは誰でもわかりますよね。
余裕の無い中で、呼吸を止めているとか、
肩の力が抜けないとか
踏ん張ってしまうとか、
交感神経優位の状態が継続しやすいのが、先生の立場。
私はセミナー業もしているので、「教える」エネルギーの大きさは、なんとなく理解ができます。
そのエネルギーには、「準備」「本番」「アフターフォロー」がありますよね。
この段階でも、副交感神経に切り替えられないくらいに熱中してしまえば、対話を忘れてしまう事だってあると思います。
その忘れた瞬間に、「先生話聞いてくれていない!」なんてなるんじゃ無いかな?
もう、切羽詰まっちゃいますよね。
その切羽詰って、一瞬の対話を忘れたことで、生徒にトラブル
そして、保護者に報告・謝罪とか・・・
学校の環境は変わらない!だから、自分軸の呼吸を知る
教職こそ、「からだ教育」を!とお伝えしています。
「からだの取り扱い」って、誰にも習わないし、みんな病気になったり、不調になれば病院に行く、の繰り返し。
でも、自分自身が30人の対話の中で、呼吸を合わせてしまうことで、自分自身の呼吸がわからなくなってしまう。
そんな小さな積み重ねも、先生には起こっているんです。
先生だって人間だし、いろんなことがあると思う。
完璧じゃ無いのに、完璧を求められる。
自分の呼吸に戻そう
コミュニケーションをとりながら、自分自身の「軸」をしっかり見つけて「呼吸」を整えておく。
毎日、30人の呼吸に合わせて行っているならば、自宅に帰ったら自分自身の「呼吸」に戻しておく。
そんな「呼吸のセンタリング」は、自律神経のバランスを整えるのに有効。
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お試しください。
(現在、この「呼吸センタリング」は、有料サポートの構築中なので、サービスが終了する可能性があります。その旨、ご了承ください。)
呼吸は自律神経の中でも「自分でコントロールができる」ところ。
排便も排尿も、月経や胃腸の状態も全部、「不随意」ですが、呼吸だけは随意。
「吐いて〜」と吐くのは、副交感神経、「吸って〜」と吸うのは交感神経が支配しています。
だからこそ、30人の呼吸に合わせているだけで、自分の呼吸が乱れているんです。
よく「息が合う」って言うじゃ無いですか。
相性の悪い生徒だって、保護者だっていて当然!
自分の呼吸に戻す
そんなシンプルなレッスンで、新学期から夏休みまで、乗り切ってください!