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天皇の飲料水を淡路島から 仁徳天皇三二 神話は今も生きている ことの葉綴り七一〇
満+上弦の月
おはようございます。在宅でお仕事できるおかげで、フィギュアスケート応援できていて嬉しいです。皆さん、いかがお過ごしですか?
さて、二月八日(火)の暦は、六曜は「友引」で、朝と夕が吉。何事も勝ち負けがない日といわれる。
十二直は、すべてが満たされる「満」で、控えめがいい。祭祀、お参り、婚礼、お祝い事、種まき、建築、新規事業も吉。
そして二十八宿は「翼」で、種まき、樹木の植え替え、耕作始め、旅行に吉です。
空は、真冬のお月様がちょうど上弦の月となります。
さて神話の物語に入ります。
淡路島の清水を毎日デリバリー!
前回は、聖帝と呼ばれる第十六代、仁徳天皇さまの喜ばしいことの前兆、瑞祥のお話でした。
仁徳天皇さまの御世、免寸川というところに(ここはどこかは不明)の西に、一本のとても高い樹がありました。
どれほど高いたといえば、朝日がその樹にあたれば、樹の影が、なんと淡路島までにおよび、夕日があたれば、高安山(大阪府と奈良奈良県の境)を超えていくほどでした。
この高い高い樹を伐り出して、船を造ったといいます。
すると、とても速く海を進む船が誕生したといいます。
「枯野」と名付けられたこの船は、大阪湾を進み淡路島と難波の都を、毎日往復し、淡路島の冷たい清水を汲んで、天皇さまの飲料水として届けられたのです。
すごいですね。
以前、淡路島に、古代から天皇さまに届けたご神水があり、今も湧き出ているとご紹介しました。
安寧天皇のお孫さん、和知都美命さまが、淡路島の御井宮を営まれて、この御井宮は、天皇の飲料水として運ばれた「御井の清水」が湧き出ていたのです。
妙見山に降った雨水が、歳月をかけて天然の石清水となり湧き出ているミネラル豊富な清水です。
このご神水が、仁徳天皇さまへと、毎日、届けられていたのですよ~! おしいかったでしょうね!
今の、デリバリーよりすごいかもですね(^^)
美しい女性が大好きで、恋のお話も盛りだくさんの仁徳天皇さまですが、社会の整備がとっても進んだことも伝わってきます。
大きな速く進む船で、淡路島と難波を行き来して、物流の流れもよくなっていたのでしょうね。
また、小高い丘の上から「国見」をされて、竈の火が見えないことから、税を免除されたりもしています。
神話の物語で、仁徳天皇さまへと、届けられたご神水が、今も飲むことができる、ってことも本当にすごいですよね。
「枯野」号の船、大活躍です。
今回は短めですが、また次回!