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着地点は愛しかない一冊

めちゃくちゃ良かった!
そう思った一冊でした。

【妻より長生きしてしまいまして。金はないが暇はある、老人ひとり愉快に暮らす】

老後や子どもたちが巣立ったあと、ひとり暮らしをされている女性の方の本は多く読んできましたが、男性の方が書いたひとり暮らしの本は初めて読みました。

帯を見たら、何だこの本?と思いませんか?

【ようやく妻が死んでくれた。ついに自由を手に入れたぞ!】と書いてある帯。

どんな本だよ。
そう思いながらも気になって読んでみました。

これがまたよかった!
本当に良かった!

妻への愛情の裏返しというか。

ユーモアあふれる形で奥さんへの愛を書き記している一冊でした。

特に第5章の【夫婦について】はじっくりと読んでほしい。

わたしは離婚しているので伴侶はいないですし、今パートナーも特にいませんが、それでもグッとくる章でした。

パートナーに限らず、大切な人がいる方。
わたしにとっては、両親や子どもたちですが。

後悔しないように伝えたいことはちゃんと伝えていきたい。

もしケンカしてしまっても、次の日には持ち越さないようにしたい。

いつ終わるか分からない限りある時間。
このことを意識して、毎日を生きていきたい。

第5章は特に読んでほしいと思いましたが、全体的にめちゃくちゃおすすめできる一冊でした。

さらにおすすめポイントがあるのですが。

ぺこりーのさんが書かれる文章ってユーモアがあって面白おかしく読めるところもすごくおすすめポイントです。

面白おかしく書いているのに、最終的な着地点はめちゃくちゃ真面目。

読みやすいし面白い。
だけど、内容は真面目。

大喜利か!
というような文章も多く、面白く読める。

でも、内容はすごく真面目だし、考えさせられる部分もある。

ネタバレはいけないのであまり内容を深く書けないですが、ぜひ読んでほしい一冊だと思い、読み終わってすぐ記事を書いています。

最初読み進めていると、なに書いてるんだ、この人は?となると思うんです。

なかなかヒドいことを書いてあるので。笑

だけど!
そう思っても読み進めてほしい!

最後の着地点は、ただただ愛に溢れています。

すごく良かったなぁ。
もう一回読んで、内容をもっと噛み締めたいと思います。


YouTubeをメインに活動されてあるみたいなので、YouTubeを見られる方は見てみるのも良いかもです。

やっぱり読書、楽しいな。
いいな。
ちょっと興奮気味です。笑

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