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#34 友達の「本当の裏の顔」が明らかに。今度こそ、つらい人間関係を卒業

この連載は、長年生きづらさを抱えていた私(KOTOBUKI)が、セラピストのKANNA(かんな)さんとの出会いをきっかけに、初めて自己の内面と深く向き合い、本来の魂の道を生き始めるまでの完全実話の手記――。

サイキック能力のあるセラピスト、KANNAさんのもとで内観に取り組むにつれ、10年来の友人・Sちゃんへの違和感が膨らんでいった私。

Sちゃんの冷たい“裏の顔”に気づくようになり、次第に会うことさえも苦痛に……。さらに彼女と2人きりで会うと、グッタリと疲れ、ひどいときは数日間も寝込むようになったことから、思い切って彼女との約束を断り、関係そのものも断ち切ろうと決意した。

ところが、約束を断った後も、たびたびSちゃんから「お茶しない?」「久々に会いたい」とLINEが。その文面から、暗黒の世界に引きずり込まれるようなエネルギーを感じてしまい、恐怖でいっぱいになった(詳しくは前回のお話↓↓)。

恐怖の渦に飲み込まれになったとき、思い出したのは、KANNAさんのこの言葉だった。

「KOTOさん、毎瞬、毎瞬、『自分は今ここで、どうしたいんだろう?』と、自分自身の内側に問いかけて、その気持ちを大事にしてみてください。そうすれば、自然と答えは出ると思います」

この言葉を思い出し、ハッと我に返った私は、自分の内側にある“本心”を大事にするべく、改めてSちゃんとの関係を断つことを決意。LINEの返信も今後一切、やめることにした。

この一連の出来事について、後日KANNAさんにシェアすると、「なぜSちゃんとの関係がなかなか断ち切れなかったのか」「なぜ、Sちゃんに対して異常に恐怖を感じてしまったのか」、その背後にあるものがすべて解明できたのだった――。



何度もお茶に誘ってくる友人の裏にある思い


「KANNAさん、私、Sちゃんとの約束を無事に断ることができたんですけど、その後も彼女から何度もお茶に誘われてしまって……。

『最近、忙しくて会う時間がなさそう』と断ったら、今度は彼女との共通の友人から連絡が来て、『SちゃんがKOTOちゃんのこと、すごーく心配してたよ!  時間できたら、3人でお茶しようよ!』って、別ルートからお誘いが来ちゃったんです(泣)。

私、Sちゃんから追いかけられてるんじゃないかと、めちゃめちゃ怖くなって、何日もビクビクおびえていたんですよね」

「わぁ……それは大変なことがありましたね……」と、心配そうに私を見つめるKANNAさん。透視をしてくれたのか、少し目をつむった後、こう話してくれた。

「そのSちゃんという方なんですけど……。KOTOさんのことを自分のもとに引き留めておきたいという思いやエネルギーを強く感じますね。

KOTOさんのことを純粋に好き、というより、KOTOさんにいつもそばで、『自分を引き立てて欲しい』『褒めて欲しい』という思いから、近づいてきていますね」

「ああ、やっぱり……自分のために近づいてきていますか。それは、私も薄々感じていました。いつも『KOTOちゃんのことが大好き!!』って言ってくれるんですけど、全部うわべに聞こえるんですよね。

私、これまでずっと、彼女の言葉を否定せずに全部受け止めていましたし、彼女に対して、いつも褒め言葉を投げかけていました。それが相手にとっては、心地よく感じてしまったのかもしれません……」

と、自分で話しているうちに、気づいてしまった。

もしかしたら私も、Sちゃんに対して、“うわべ”で接していたんじゃないかと。

自分の「上っ面のコミュニケーション」が、相手を気分良くさせ、結果、相手が離れてくれなくて、自分の首を絞めている。

私にも相当、原因があったんじゃないかと、じわじわ胸が痛み出した。

それにしても、SちゃんのLINEから放たれる、あの暗黒の世界に引きずり込まれるような感覚は、なんだったのだろう。LINEを開いた途端、背筋がゾワっとしたし、急に怖くなって、ビクビクおびえてしまった。

そのワケをKANNAさんに聞いてみると……。

彼女を極度に恐れてしまう本当の理由


「それはKOTOさんが、相手の良くないエネルギーに完全に飲み込まれてしまったからだと思います。マイナスのエネルギーは、光的なプラスのエネルギーを飲み込む力がありますからね。

それにSちゃんという方は、光世界ではない、“4次元”から転生してきた魂のように視えます」

「えっ。過去世の私が長いこと過ごしていた、あの暗闇の4次元ですか! あ~だから、Sちゃんの放つ、闇的なエネルギーに異常におびえてしまったのかもしれませんね」


そう、私の過去世は、長い間、「4次元世界」で生きてきた。

地球のような「3次元」の世界とは、また異なる場所だ。

私の魂はもともと、光世界の「5次元」で生まれたようなのだが、不運にも生まれた直後に事故のような出来事に遭遇。「5次元」から「4次元」に落ちてしまい、以来、光のない場所で、ひとりぼっちで、不安と恐怖に飲まれそうになりながら、生き長らえてきた。

その4次元世界には、あちこちに「落とし穴」があるように見えて、「私はいつかその穴に引きずり込まれるんじゃないか?」と、おびえながら暮らしていた(ちなみに、そのときのお話はこちら↓↓)。

Sちゃんのメッセージを見て、「落とし穴」に引きずり込まれるような恐怖を感じたのは、彼女が「4次元世界」の出身だからだと、合点がいった。

そういうことか……と、深く納得がいくと同時に、ゾワっと寒気がした。

「いやぁ、Sちゃんが4次元世界の出身と聞いて、めっちゃ怖くなりました。彼女、自分には超能力があるって言っていたし、その超能力を使って、私のことをおとしめるんじゃないかと不安になってきました(泣)」

またも、おびえ始める私にKANNAさんは、ビシっと伝えてくれた。

「KOTOさん、また相手の良くないエネルギーと繋がって、自分からそのエネルギーに飲み込まれに行っていますよ。意識をしっかりと切り離しましょうね。

KOTOさんに心に留めてほしいのは、今の苦しい状態が、彼女だけのせいではないということです。

厳しいことを言うようですが、そもそもSちゃんと出会い、お友達関係を続けていたのも、KOTOさんのエネルギーの波動が、彼女と同じ高さだったからだと思いますよ。

相互に関係を持っている以上、どちらか一方だけが悪いということは、ほぼありません。必ず自分のほうにも原因があることに目を向けてほしいです

真っ直ぐな眼差しを私に向けながら、語りかけてくれたKANNAさん。その力強い言葉に、ガーンと頭がかち割られる思いがした。

相手と自分が同じ次元に居る現実を受け止める


私か。やっぱり、私に原因があるのか……。

それは、感じたくない事実だった。

「類は友を呼ぶ」と言うけれど、それは本当なのかもしれない。まさに同じ波動、同じ次元に居るからこそ、引き合ってしまったんだろうな……。

悔しいけれど、「彼女だけのせいじゃないんだな」って、釘を刺された気がした。

ガックリと肩を落とす私に、KANNAさんはこう言って、励ましてくれた。

「KOTOさんの本来のエネルギーは、彼女におびえて縮こまるほど、小さくはないはずです。KOTOさんが本来のエネルギーを発揮できるようになったら、きっと彼女は近づいてこられなくなるはずですよ。

なので、KOTOさんにはこれからも自分の内側と向き合って、自分自身の価値を認めてあげてほしいです。そうして、魂本来の力を発揮できるようになってください

その言葉はとても力強く、とても愛に満ちていて、内側からグッと力が湧いてきた。

なんだか私、大丈夫な気がする。いつか堂々と胸を張って生きられる日が来る気がする。そんな生命力みたいな温かなエネルギーが、自分の中から芽生えてくるのを感じた。

すると、KANNAさんはキリッとした表情で、

「私は、本当は彼女との縁を完全に断ち切るためにも、彼女と繋がっているLINEもSNSも、ブロックしたほうが良い気がします。でも、最終的にどうするかは、KOTOさんの意思にお任せします」と一言。

ブロックか……。さすがに今すぐブロックするのは厳しい気がするなぁ。

というのも、彼女が営んでいる会社から依頼されている仕事が、まだ少しだけ残っていたから。その仕事が終わるまでは、連絡先を消すことはできないと思った。

彼女と完全に決別できたのは、実は4カ月も先の話。そのときにも、彼女と“ひと悶着”あったのだが、そのエピソードはまた追々お話したい。

「KOTOさんがこんな風に人間関係で苦しい思いをすることが多いのも、やっぱり過去世に原因がありそうですね……。今から、KOTOさんの魂が生まれた、一番最初の起源について視てみたいと思いますが、いかがでしょうか」

KANNAさんからの意味深な問いかけに、私はなぜか、胸のあたりがギュッと締め付けられるような、なんとも言えない緊張が走った――。



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