書くために、これは読んどけーって一冊
今日もメンバーシップ「書く部」にこんな質問が届いていて。
ああ、ときどき聞かれるんですよね~
これだけ「書く」について書いて、コピーライターもやってたって言うし。さぞ、そんな本をたくさん読んでるんだろうと。中でも選りすぐりの「これ!」って一冊を教えてくれや。こういうことですよね、書きながらすっごく納得しました。わたしが逆の立場でも知りたいかも。
ただ、結論から言うと「ない」んです。申し訳ないくらいない。ぶっちゃけ言うと、あまりその類の本を読んでない。
これ、どーしても「そんな本を読まずとも書けちゃうわたし」って雰囲気が漂うけど。まったくそういうつもりはなく。どっちかと言えば、読んだほうがいいと思うし。少なくとも大声で「読んでないぞー」と叫ぶこっちゃないと思ってます(今日は聞かれたんで)
そりゃ、若い頃はそれなりに読みましたよ。
著名なコピーライターが書かれた本とか。ああ、いま思い出した。先輩に「これ、読んでけ~」って渡された一冊があったっけ。「プロとしての文章の書き方」みたいなタイトルだったよーな・・・ってくらいなんで、読んでません(笑)なんで読まないんだろ??
書き方のルールとか、基礎的なこともそーだし。展開のさせ方?起承転結、序破急、知っといたほうがいいじゃん。
だから、こんな「だよー」とか「よね~」とか、ふわっとしちゃうんだよ。それこそ、いざ本出そうとしたら。編集者や校正さんから赤入りまくって「ほんとに職業文筆家さんですよね??」みたいな。ええ、もうこれで何十年と書いてます(がなにか?)って。
ようは、興味ないんでしょうね。文章や表記のルールに。
知ってますよ、ライターさんに「あいつ、無茶苦茶やな」って思われてるの。いーんです。ちゃんとしてるからって、読まれるわけじゃないし。極端な話、文章なんて読めりゃいいし。そーいや、劇作家・鴻上尚史さんのツイートが話題になってたっけ(ツイート文だけでも読んでもらって)
体言止めが美しいとか、アホかと思いますね。んなこと言ってるから、ちゃんと読まれて、グッとくる文章が書けないんだよ。テキスト文化がつまんなくなって、若い人が離れていくんだよ。
ようは嫌いなんでしょうね。そういうルールとか常識の押しつけが、あと権威主義的とか古い価値観とか。そういうの全般信じてないんです、わたし。じゃ、どこから「書く」を学んだか?
もう、ぶっちゃけて言えば。芸人さんのお喋りです。何度か書いてるけど、先日亡くなった上岡龍太郎さんや松本人志さん。ああ、島田紳助さんもそうかな。そのへんの系譜から学んだものがすべてです。
すべてじゃないか(笑)まぁ、でも土台ですね。そりゃ、十代や二十代の頃に、それこそ子守歌のように聴いたもん。笑いのことはわかんないけど、例え方やさばき方、話の転がし方を身体で覚えましたよ。
「10代で口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ。」
これは、SONYウォークマンの広告コピーですが。わたしにとっては、それが話芸だった。で、いまそれを「書く」でやってる。もし、うちの書くものが読みやすいとか、リズムがいいと思ってもらえるなら。間違いなくベースにあるのはそこです。
さすがに話逸れたんで。最後はコピーライターの本か、そーは言っても過去に読んだ一冊を紹介しようと思ったけどやめときます。なんか、どれを挙げても取ってつけた感じで。
質問者のK‘さんが「文章で人々を楽しませるのが目的」というなら、それはまさにわたしのやろうとしてることで。なんじゃそらー?と思われようが、挙げるとすれば下記ですよ。
そう、うちのメンバーシップ「書く部」です。
(笑)も付けませんよ。だって、大まじめにこれが一番「どーすれば読んでもらえるか?最後まで惹きつけられるか?自分の言いたいことをエンタメとして昇華させられるか?」について、考えてると思うもん。ほとんど研究機関ですよ、自分で言うのなんだけど。
もう、ぜーんぶここに書いてあるんで。ま、K‘さんすでにメンバーなんで「そう言われても~」だと思うけど。
特典記事150本?レギュラー合わせて880本、ぜんぶ読んだわけじゃないと思うんで。どーぞ、最初から追ってください。わたしだって、まだまだ学んでるんで。あー「書く」を掘り下げるってこういうことか・・・が見つかると思う。そっか、そんな本を書けばいいんだ。ではまたー
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