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怒りのコントロール。自分の怒りの瞬間に気づき現行犯逮捕!がとうとうできた話。
ふとしたきっかけで小さな習慣を変えたら劇的に効果があり、自己改革にハマってしまいました。
約10年間続けていますが、変えた習慣や考え方は100を軽く超えていると思います。
変えた習慣や考え方
内容は様々、本当に些細なことも含まれます。例えば、
【変えた習慣】
状況により話し方のスピードに気をつける。
姿勢に気をつける。
時間に余裕を持って行動する。
お年寄りを子ども扱いしない。
不要なことは、言わないよう注意する。
受動的攻撃をしない。
【変えた考え方】
人それぞれ想像できないほど事情が異なることを心に留める。
自分自身の快、不快を常に観察する。
プランB思考を心がける。
嫉妬を飼い慣らす。
自分基準の面白さ、楽しさを追求する。
とにかく体が資本であることを忘れず、焦らない。
など。
といったことですが、変えていくうちにどんどん自分自身が変化していき、自分でも着いていけないほどで、周りからも驚かれるようになりました。
一つ一つのチャレンジは難易度が違いますが、特に難しいのは、“ネガティブな感情のコントロール”です。
この記事でも触れたのですが、嫉妬については随分楽になりました。
これに加え、“怒りや恐怖の感情に押し流されるのを少しでも改善したい”というのが長年の目標です。
“怒りや恐怖の感情に押し流される”を改善したい!
これまで接客業に長く従事してきましたが、特にハードクレームの対応現場ではフリーズしてしまい、体も声も震え言葉が出てこないことがよくあり、この情けなさを何とかしたい、という気持ちから、思うようになりました。
また、頻度は少ないものの、怒りを感じる場面では、怒りに翻弄されて冷静になれず、攻撃的な態度や言動を取ってしまうことも、理想の自分に近づくために克服したい課題です。
この“感情のコントロール”の改善の最大の鍵は、“ネガティブな感情を持った瞬間の現行犯逮捕”なんですが、興奮し気持ちが乱れている時なので、これが非常に難しいんですよね。
さらに私は繊細で感受性がかなり強いので、受け取る情報が多い分、荒れた海に浮かぶ小船のように、グラグラに感情を揺さぶられてしまいます。
この目標達成には長丁場を覚悟しているんですが、この間初めてブレイクスルーを感じた出来事があったので、その時のいきさつと感情の動きを、詳述してみたいと思います。
現行犯逮捕の一部始終
それは、実家の片付けのために遠く離れた地元に母と帰省した時のことでした。
家までの道のりを覚えている、最寄りの駅からタクシーに乗るつもりでしたが、予約ができないとのことで、予想できない待ち時間を考え、その電車は諦めることにしました。
その電車の発着元である大きめの駅からタクシーに乗ることにし、目印になる企業Aの名前を告げたのですが、運転手さんの知識が少々怪しい様子。
対応範囲が広く大変だろうと思い、「じゃあ、D駅はどうでしょうか?そこからでも分かるので…」という私に運転手さんは、私の言葉を遮って「今ナビで見てますので!待ってください!」と押し切られました。
少し驚きつつ待っていたところ、「では、こちらまでナビで表示された最短距離を進みます」と仰ったので、「ありがとうございます。ただ、その企業Aからもう少し先に行ったところまでお願いしたいので、近くなったらまた言います」と伝えて出発となりました。
上京後10年以上経ち、地元の風景は激変。大体の位置は分かっても、道は全然分からなくなっていました。
途中母と「ここも変わったねぇ。全然分からないねぇ」などと話しながら過ごしていたのですが、道のりの半分以上進んだ頃に、急に運転手さんが「この先、ナビの道だと大分細くなるみたいですが、どうしますか。まっすぐ行きますか?」と聞いてきました。
私は戸惑って「え?あの、この辺の道がはっきり分からないので何とも…。企業Aからは分かるのですが」と伝えました。しかしノーリアクション。
乗車の際もそれとなく伝えてありましたし、車内の会話でも、住んでいたのは随分前であることや、道が分からないことは分かっているはず。
何より「ナビで行く」と自分が宣言した訳だし…と困惑していたら、重ねて強い口調で「どうしますか!?曲がるんですか!?」と半ば怒鳴ってこられました。
カッチーン。私は思わず「ナビ通りでいいです!!」と強く答え、完全に着火。
運転手である自分が道を分からないことを棚に上げてどういうこと!?客が道が分からないと言ってるのに、何その態度!!
もし、土地勘が全くない観光客が目的地だけを提示して乗ったとしたら、お前は同じことを聞くんかー!!と、怒りの気持ちがメラメラと湧いてきました。
道が分からないと伝えている私達に対して、真っすぐ行くかどうかなんて愚問じゃないか、しかも聞き方も酷いと腹が立ち、思わず母に「運転手さんが道分からないって言うんだから、ナビで行くしかないやんね」と彼に聞こえる声で嫌味を言いました。
その後もプリプリ怒っていたんですが、その瞬間ハッとして「今がチャンスだ!」と思いました。
怒りの感情に足を踏み入れた、今この瞬間こそが、自分の感情観察の最良の機会。
とうとう現行犯逮捕できた!と興奮しました。
怒りや恐怖の瞬間に立ち止まるのが難しい理由
その時、普段怒りや恐怖の瞬間を掴まえるのが難しいのは、時間的余裕がないからなんだ、ということに気づきました。
怒る時って、大体次から次へと相手から売り言葉が繰り出されてこちらもその言葉を買い、ヒートアップしてしまう。
相手のターンの時は、反撃の用意で忙しい。脳内で「以前はあんなこともあったし、こんなこともあったじゃないか。大体あなたは…!」と、昔の不満をどんどん引っ張り出して、燃料をくべてしまい、大火事になっていく。
恐怖の場合は、相手の怒鳴り声で萎縮してしまうことで、思考停止に陥ってしまう。理不尽なことであっても、責め続けられるうちに、自分の落ち度ばかり気になり罪悪感で凍りつき、こちらは極寒地獄と化してしまう。
ネガティブな感情にただただ圧倒され、我を忘れて、または恐怖の感情に支配されて時間が過ぎてしまう。
今回の成功体験
でも今は!今回の怒りの現場では、時間的余裕がある!
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